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2025.06.28
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ワクワクするクルマを造りたい!LEXUSのBEV戦略の中核を担う開発者たちの挑戦【PR】

旅でも日常でも使いやすい。移動の質を高めるBEV―それが「RZ」だ。カーボンニュートラルを推進するレクサスにとって、RZをはじめとする電動モデルの存在意義はますます大きくなっている。「RZ」はレクサス初のBEV専用モデルであり、ブランドの電動化戦略を象徴する意欲作。その証として、BEV専用プラットフォーム「e-TNGA」を採用した最初のモデルであり、先進技術を積極的に投入している点も見逃せない。

実際、直近のマイナーチェンジではバッテリー容量の拡大に加え、〝ステアバイワイヤ〟の導入など、商品力の強化が進められた。今回は、そんな「RZ」の開発を担ってきたスペシャリストたちに話を聞く機会を得た。彼らは当初、それぞれ異なる部門に在籍していたが「RZ」の開発を機に電動車の領域へとシフト。まさに、レクサス電動化の未来を支えるキーパーソンたちである。

LE開発部ZLE1グループ長の寺田寧之氏は、電動車開発の現状についてこう語る。

「このチームでRZの開発が始まった当初、初めてのBEV専用モデルということでさまざまな試行錯誤がありました。もちろん合格点には到達しましたが、〝まだ上を目指せたな〟という感覚が残っていたのも事実です。それが今回のマイナーチェンジでようやく形になった、というのが率直なところですね」(寺田氏)

さらに、製品企画を担当するLE開発部プロフェッショナル・パートナーの清水一生氏も、情報が限られた中での開発には難しさがあったと語る。

「当時はPHEVの知見を活かしながら進めていました。ただ、エンジンを持たないことで、パッケージ設計の自由度が増し、まったく新しいアプローチが可能になりました。ホイールベースの長さはその象徴で、RZは全長に対してかなり長く取れています。前後席間のスペースも約1メートルあり、室内空間は上級モデルのRX並み。BEVならではの設計メリットを活かせたと思います」(清水氏)

また、清水氏と同じくボディ部門から異動し、RZの開発に携わったLE開発部ZLE1主幹の石川雅啓氏は、製品だけでなくユーザーの意識を変えることの重要性を指摘する。

「電動車のメリットを体感してもらうことが普及の鍵だと思っています。開発側としては、自由に挑戦できる環境も整っていて、その好例が、昨年の初めに発表したカーボンウイングを含む17点の専用エアロパーツを採用した『RZ450e 特別仕様車”F SPORT Performance”』です。BEVでもこんな面白いクルマが作れるということを、社内外に示せたのは大きいですね」(石川氏)

そして、実験部に所属し、以前は「RX」を担当していたというLE開発部ZLE1主幹の西村健司氏は、次期マイナーチェンジモデルの注目ポイントについて語ってくれた。

「目玉はやはり“ステアバイワイヤ”です。これは電気信号による操舵制御により、路面からの不要な振動をカットできるため、応答性の向上と乗り心地の向上の両立を実現しています。運転の気持ちよさはもちろん、ドライバーのストレス軽減にもつながる。この技術は今後、より広い展開が期待されていて、自動運転への布石としても不可欠です。RZはその先駆けとなる存在だと思います」

再び寺田氏が語る。

「今のユーザーは先進技術に興味を持ち、環境意識も高い方が多くいらっしゃいます。今後はそれがスタンダードになり、BEVがさらに一般的になっていくのは間違いありません。RZはその先駆けとして、新しい技術を取り入れ、得られた知見を他モデルに展開していく役割を担っています。我々開発者も、常に挑戦を続け、よりよいものを届けていかなければなりません」

こうした車両開発を支えているのが、2024年に本格稼働を開始した「トヨタテクニカルセンター下山」だ。トヨタ自動車本社から東へ約30分。山間に突如として現れるこの施設は、未来のモビリティを創る最前線として注目を集めている。

洗練された建屋が印象的な来客棟は一般開放されており、ドライビングシミュレーターの体験コーナーも設置。社員食堂も一般入場可となるなど、地域との共生を重視した姿勢が運営全体に貫かれている。

特筆すべきは、開発、営業、製造、デザインといった各部門が一棟に集約された車両開発棟の存在だ。ここでは実車を前にした綿密な作り込みが可能で、部門を横断したコミュニケーションによって、アイデアの実装や検証が迅速に行われている。

完成した車両は、開発棟から直接テストコースへと送り出される。その中核が、全長約5.3kmの「カントリー路」。ドイツのニュルブルクリンク北コースに匹敵する起伏や路面の多様性を備え、過酷な条件下での車両鍛錬が行われている。

新型「RZ」の“ステアバイワイヤ”の熟成も、この下山での走り込みによって支えられた成果のひとつだろう。さらに先の上海モーターショーでは、ブランドの中核セダンモデル「ES」の第8世代が発表されたが、これもまた、レクサスらしい上質さとダイナミックな走りを両立するべく、骨格から見直され、さらにはハイブリッドとBEV両方のバッテリー搭載にも対応できるように進化。ブランドを代表するボリュームモデルとして、グローバル市場での多様なニーズに応えるモデルへと生まれ変わった。

こうした製品群の誕生の背景にはやはり、開発体制の柔軟さと結束力がある。「ワンチームでつくるレクサス」は、単なるスローガンではない。その思想を具現化する開発環境が、レクサスの電動化を加速させているのである。

■関連情報
https://lexus.jp/models/bev/philosophy/

文/桐畑恒治 撮影/望月浩彦

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