いつかは「レンジローバー」という選択肢【PR】

Landrover

都市の喧騒を離れた瞬間、世界が変わる。レンジローバーがもたらすのは、静けさと力強さが調和した時間だ。磨かれた走り、熟成された美学、そして〝上質とは何か〟を問い直す存在感。今こそ、このクルマの本質に触れてみたい。

　夜明け前、まだ街が眠っている時間にキーフォブを手にクルマへと向かう。静かに佇む巨体が、暗闇の中でもしっかりとした輪郭を放っていた。近づくとイルミネーションが灯り、ボディと一体化していたドアハンドルがすっとせり上がる。今日の相棒、「レンジローバー SV P550 AWD PHEV」が静かに目覚めた瞬間だ。その所作のひとつひとつが、まるで乗員を迎えるための儀式のようでもある。無音のうちに作動する光の演出、滑らかに動くメカニズム。その瞬間、このクルマに宿る英国流〝おもてなし〟の精神が伝わってくる。

　レンジローバーの名を冠したモデルが誕生したのは1970年のこと。開発を率いたエンジニアのチャールズ・スペンサー〝スペン〟キングは、それまでのランドローバー車が持っていた悪路走破性能に、舗装路での快適性を融合させるという当時としては大胆な構想を描いた。農場や郊外の悪路を駆け抜けながらも、ロンドンの劇場前に違和感なく溶け込む。そんな理想が現実になったのが初代レンジローバーである。

　機能の追求が形となったそのデザインも革新的だった。スクエアでクリーンなボディラインは泥はけに優れ、構造の合理的な美を備えていた。装飾を排したその造形は1971年、〝機能美〟の象徴として認められパリのルーブル美術館に展示された。自動車として初の栄誉である。そんなレンジローバーにまつわるトリビアを思い出したのも、高いアイポイントの運転席に腰を落ち着けたからだろう。悪路での視認性を確保するために生まれた〝コマンド・ポジション〟もまたレンジローバーの特徴であり、今では街中で運転する際の安心感にもつながっている。

　スターターボタンを押しても、キャビンは静寂を保ったまま。直列6気筒ガソリンターボエンジンと電動システムを組み合わせたこのプラグインハイブリッド（PHEV）ユニットは、発進時はモーターだけで動き出す。3トン近い車体が、まるでその重さを忘れたかのように滑らかに進む。その所作が驚きである。ラグジュアリーと電動化。かつては異なる価値だった2つが、今、この一台の中で完璧に調和している。55年にわたり磨かれてきた〝上質の哲学〟が、静かな加速の中に息づいているのだ。エンジン音ではなく、空気の静けさの中に力を感じる。それこそが、レンジローバーという存在が放つ唯一無二の魅力である。

『レンジローバーSV P550 AWD PHEV』

レンジローバーの走りは、たゆたうような乗り味が特徴。大容量エアサスペンションが路面の凹凸を優しくいなし、鋭い衝撃を伝えない。PHEVモデルではモーターのアシストが加わり、滑らかさと力強さを兼ね備えた余裕ある走りを実現している。

Specification
■サイズ:全長5058×全幅2047×全高1870mm
■ホイールベース：2997mm
■車両重量：2970kg
■排気量：2996cc
■最高出力：550PS/5500～6500rpm
■最大トルク：800Nm/2000～5000rpm
■変速機：電子制御8速AT
■車両本体価格：2897万円～

見晴らしの良さはレンジローバーならではの特権。コクピットはさらにシンプルに仕立てられ、無駄のないデザインが上質な空気を漂わせる。

精緻な走りを支えるのが、プラグインハイブリッドユニットの洗練された制御。静かで力強い加速が、レンジローバーらしい品格を際立たせる。

本物が紡ぐ上質感と機能美

こちらもひと目でレンジローバーとわかるリアスタイル。上下に分割して開閉するスプリットテールゲートも、伝統を受け継ぐこのモデルならではの特徴である。柔軟性をもつ足回りと強力なブレーキがこのモデルの足元を支える。

　半世紀を超えてなお進化を続ける、レンジローバーの系譜

初代モデルは1970年に登場。V8エンジンやフルタイム4WD、ABSなどを他に先駆けて採用していた。

先代のシンプルかつクリーンなデザインと先進メカニズムを継承しながら、上質さと快適性をさらに高めたのが2代目。

3代目はモノコック構造を採用し、大胆な進化を遂げる。同時に悪路走破性も磨かれ、より洗練された走りを実現した。

4代目はアルミ製モノコックボディを採用し、ハイブリッドモデルも追加。環境性能と走行性能を高次元で両立したのが特徴。

日常を優雅な時間へと変える「レンジローバー」の世界観

　レンジローバーをドライブすると、〝空気の質〟が違うことに気づく。街の喧騒の中でも、高速道路でも、郊外の未舗装路でも、その穏やかさは揺るがず、室内に身を置けば、外界とは薄いヴェールで隔てられたような静けさが広がる。エンジンの鼓動は遠く、耳に届くのはタイヤが路面をなぞるわずかな感触だけだ。

　しなやかな乗り味は、悪路走破性を見越したサスペンションの豊かなストロークに支えられている。路肩の段差を越えても、車体は不必要に揺すられることなく、さらりと姿勢を保つ。さらに特筆すべきは、この現行PHEVに備わった上質なマナーだ。発進時にはEVモードでモーターが静かにトルクを伝え、アクセル操作に対しては遅れのない反応を返す。ハイブリッドモードでは、エンジンとモーターの切り替えは意識の外で行なわれ、ドライバーはただその滑らかな動きに身を委ねればいい。SUVでありながら、端正なグランドツアラーのような落ち着きがある。

　その間もキャビンに広がるのは、音のない上質さである。レンジローバーを語る上で欠かせない魅力だ。先述のように、初代の開発を率いたスペン・キングが目指したのは、従来の四輪駆動車にはない、品位のある道具であること。彼は、華美さではなく信頼性と機能美を重視し、結果として〝静かな力〟を感じさせるプロダクトを生み出した。

　その哲学は今も息づいている。そのひとつが「SV」という選択だろう。これは単なる上級仕様ではなく、オーナーの感性を反映できる英国流ビスポークの思想を形にしたもの。外装色から内装素材まで自由に選び、自分だけの一台を仕立てられる。環境負荷を抑えつつ上質な手触りをもつウルトラファブリックスの採用なども、その価値観を象徴している。所有する歓びを、選び取る時間から感じさせる。それがレンジローバーというブランドの流儀だ。

　走り出せば、その哲学は一層鮮明になる。ステアリングを握るたび、動作のすべてが穏やかで、芯がある。信号が青に変わる瞬間、静かに力が解き放たれ、クルマと空気が一体になる。そこにあるのは、速度ではなく品位の美学と言えるはずだ。

　ラグジュアリーSUVというカテゴリーが成熟した今、その原点とも言えるレンジローバーは、華美に頼らず本質で魅せる数少ないクルマだ。日常の移動が豊かに感じられ、信号が変わるたびに、空気が澄んでいくような静かな高揚がある。そんな瞬間を求める人に、レンジローバーという選択肢は、きっとしっくりと馴染むはずだ。

クラムシェルボンネットの先端に「RANGE ROVER」の文字を掲げるのがレンジローバーの流儀。フロントデザインは先代の意匠を受け継ぎつつ、よりスムーズな面構成とすることで空力性能の向上が図られている。

パワートレインの種類に関わらず、組み合わされるトランスミッションは信頼性や関係性に優れる8連AT。

卓越したクラフトマンシップと素材の質感を追求し、パーソナライゼーションを極めたモデルが「SV」。専用のデザインやオプションを愉しめる。

空調や音響、シート調整などの各種機能をセンターコンソールのモニターに集約。直感的な操作性と洗練されたデザインを両立している。

ボディサイドを貫く水平基調のウェストライン、ルーフが浮いて見えるブラックアウト処理のグラスエリア、そしてテール下部のスッと跳ね上がる造形は、いずれもレンジローバーらしさを象徴するディテールだ。

厚みのあるクッションが特徴のフロントシートは、乗員の体を包み込むように支え、長時間のドライブでも疲れを感じさせない。

このSVモデルでは、前後で異なるカラーを組み合わせた“ウルトラファブリックス”シートを採用。後席にはエンターテインメント装備も備わる。

RANGE ROVER 55 YEARS FINALE WEEKEND

2025年12月13日（土）～14日（日）

ラグジュアリーSUVというカテゴリーを開拓し、登場から半世紀を超えてもなお、頂点に君臨するレンジローバー。正規リテイラーでは、デビュー55周年を記念して「RANGE ROVER 55 YEARS FINALE WEEKEND」を開催します。レンジローバーが誇る歴史と進化を融合し、洗練の度を一層深めた「RANGE ROVER 55 YEARS FINALE EDITION」を優先的にご案内。威力、迫力、魅力に満ちた走りを一層高みへと磨き上げた「RANGE ROVER SPORT DYNAMIC EDITION」もご用意しました。この機会に、ぜひ、レンジローバーの世界観をご体感ください。