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2024.07.19

名門ワイナリー・アンティノリとのコラボレートによって生まれたマセラティのワンオフモデル「グランカブリオ フォルゴレ ティニャネロ」

マセラティは、イタリアワインの名門「アンティノリ」が手掛ける世界で最も影響力のある赤ワインのひとつ、「ティニャネロ」の50周年を記念し、「グランカブリオ フォルゴレ」をティニャネロのイメージに合わせてカスタマイズしたフォーリセリエ(オーナーがカスタマイズを通じて個性を表現するプログラム)「グランカブリオ フォルゴレ ティニャネロ」を発表した。

マルケージ・アンティノリのために特別に製作されたこのワンオフモデルは、7月14日にカリフォルニアで開催されるフェスティバル・ナパ・ヴァレーのアーツ・フォー・オール・ガラ(アメリカ有数の芸術チャリティ・イベント)でオークションにかけられた。

イタリアの伝統、革新、クラフトマンシップを感じる特別ワンオフモデル

今回のコラボレーションは、マセラティブランドの110周年を記念するモデルでもある。600年以上の歴史と伝統を誇るイタリアの名門ワイナリー、マルケージ・アンティノリが生み出した「ティニャネロ」は、確立されたアイデンティティと革新的な感性を持ち、イタリアのワイナリーを世界トップクラスへと押し上げた。まさにこの「ティニャネロ」は、マセラティの感性と情熱を体現している。

今回の特別モデルは、ティニャネロのルーツであるブドウ畑からインスピレーションを受け製作。ワインが製造されるセラーや、ティニャネロのラベルは、半世紀もの間変わることがなく、ブランドが誕生してから現在に至るまでブランドの象徴として使用されている。

マセラティは、このマルケージ・アンティノリが手掛けるティニャネロを象徴するモデルを製作するため、色彩、陰影、革新的な素材、洗練された職人技を駆使したディテールを通じて、フィレンツェのワイン生産者一族へのオマージュを込めた。このようにして「グランカブリオ フォルゴレ ティニャネロ」は、名高いティニャネロのブドウ畑と、このワインの50周年への敬意を表している。

そして、そのエクステリアは、テッラ・ディ・ティニャネロのブドウ畑の土壌にインスパイアされた赤茶色で、ティニャネロの特徴的なワイン樽の色を彷彿とさせる赤に、トーンが落ち着いた赤紫のバーガンディ色を加え暖かみがある色を重ね、さらに、艶のあるメタリックな高級感のある格調高い色に仕上がっている。タイヤのリムとブレーキキャリパーはそれぞれマットブラックと光沢のあるブラック、エンブレムはコッパーカラーで、ツヤのある背景にブロンズのマセラティのロゴが施されている。なお、ソフトトップの布地もブラックとなっている。

さらにこのモデルで最も象徴的なのは、マセラティとティニャネロの特徴である伝統、革新、クラフトマンシップを融合させたインテリアとなる。シートには、ブドウから生まれるヴィーガンレザーである「ヴェジェア」を使用し、複数の素材を使ったシルバーとバーガンディのリブ編みで仕上げられている。見た目も手触りもリアルレザーのようなこのファブリックは、マセラティで初めて採用された。なお、これらは、ティニャネロの丘に連なるブドウの木々を想起させる。

その他にも、オーク樽に焼き付けられた印字を彷彿させるように、ダークブライアの木にレーザー加工を施し、パネルには、ティニャネロのロゴ、ヘッドレストには、エレガントな刺繍でマセラティのトライデントと、ボトルのラベルに描かれてきたティニャネロの象徴のひとつである太陽を組み合わせたものが施されている。同じシンボルが中央のフロアトンネルにレーザーで描かれ、1971-2021の日付が添えられており、これは、このワインが市場に出てから50年になることを表している。

このマセラティ初のフルEVコンバーチブル「グランカブリオ フォルゴレ」は、パフォーマンス、快適性、スタイル、エレガンスさを備えた最新モデル。フォーミュラEに基づく最先端の技術によって開発された800Vバッテリーシステムを搭載し、卓越したパフォーマンスを提供する。

また、マセラティ「グランカブリオ」には、ソフトトップによって実現された居住性の高い4つの座席が備えられている。さらに、外の気温が下がっていても屋根を開けたまま走行できるネックウォーマーや、座席内の乱気流を抑えるウィンドストッパーなど、革新的なシステムやディテールを備えている。

一方ティニャネロは、ワイン樽で熟成させた最初のサンジョヴェーゼであり、伝統的ではない品種(特にカベルネ)をブレンドした、白ブドウを使用しないキャンティ・クラシコの最初の赤ワインのひとつ。ティニャネロは画期的なワインであり、アンティノリ家のモットーである “Te Duce Proficio”(テ・ドゥーチェ・プロフィチオ)、すなわち「あなたの導きに従って私は栄える」という精神を表現したワイン。このワインは、キャンティ・クラシコの中心に位置するテヌータ・ティニャネロの57ヘクタールの南西からの日照に恵まれた広大なブドウ園で収穫されたサンジョヴェーゼとカベルネを厳選して造られている。

■マセラティ ヘッドデザイナー クラウス・ブッセ氏のコメント

「マルケージ・アンティノリとのコラボレーションは、マセラティ フォーリセリエのカスタマイズプログラムの要であるオーダーメイド生産の真髄を体現する機会を与えてくれました。このプログラムは、卓越したワインがお客様を特別な気持ちにすることができるように、オーダーメイドで制作するフォーリセリエも崇高で比類ない特別なドライビング体験を創造します。イタリアの魅力を語ることは、私たちの誇りであり、オーダーメイドで絶対的なこだわりと唯一無二のものを生み出すことを目指す私たちの仕事への刺激となっています」

■アンティノリ家 名誉会長 ピエロ・アンティノリ氏のコメント

「より高い品質を見出すために、絶え間ない挑戦、向上への執念、常に自問自答し続けること。これらは、メイド・イン・イタリーの象徴として世界的に認められているブランド、マセラティとのコラボレーションの礎となっています。コラボレーションした特別モデルは、ティニャネロの50周年記念にインスパイアされた唯一無二のモデルであり、私たちのワインのように、素晴らしいアイデンティティを持つ車です。また、これは私たちのファミリーにとって非常に誇らしい取り組みです。なぜならこの特別な「グランカブリオ フォルゴレ」は、フェスティバル・ナパ・ヴァレーの2024年アーツ・フォー・オール・ガラでオークションにかけられ、その収益金はチャリティに寄付されるからです」

■マルケージ・アンティノリとは

アンティノリ家は、1385年5月にジョヴァンニ・ディ・ピエロ・アンティノリ氏がフィレンツェのワイン生産者組合の一員となって以来、6世紀以上にわたってワイン造りに専念してきた。26世代にわたる長い歴史の中で、アンティノリ家は常に革新的で、時には大胆な選択をしながらも、伝統と地域を尊重し、直接関わりながら事業を運営。現在、会社はアルビエラ・アンティノーリ氏が率いており、個人的に事業に携わっている彼女の2人の姉妹のアレグラ氏とアレッシア氏がサポートしている。彼女たちの父親であるマルケージ・ピエロ・アンティノーリ氏は、現在、会社の名誉社長となっている。一族の歴史的遺産はトスカーナとウンブリアの土地にあるが、長年にわたり、イタリア国内外を問わず、高品質のワインを生産することで知られる他の多くの地域に投資してきた。偉大なワイン造りの可能性を秘めたユニークな新しい土地を評価し、発展させる新たなチャンスを切り開いていった。

関連情報:https://www.maserati.com/jp/ja/models/grancabrio

構成/土屋嘉久

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