新生ジャガー初の市販車となる新型ラグジュアリー4ドアGT「Type 01」プロトタイプが、特徴的なデザインの斬新なラッピングをまとい、フォーミュラE世界選手権モナコE-Prix開幕前の市街地サーキットに登場し周回した。そしてサント・デヴォート、カジノ広場、ラ・ラスカスといったモータースポーツの名所を背景に、ドラマチックな新型「Type 01」のシルエットが際立った。
登場したプロトタイプには、ジャガーブランドを芸術的に表現した特徴的なカモフラージュラッピングが施された。ブランドの象徴であるStrikethrough(ストライクスルー)のモチーフと、直線と円形のモノリシックなストロークを組み合わせ、ブランドを象徴する鮮やかな色彩によって、生き生きとした独特の対比を生み出している。
これまでジャガーは、モナコ公国において豊かな歴史を築いてきた。モンテカルロの街は、その歴史を通じて数々の成功を収めてきた場所であり、最近では2024年にJaguar TCS RacingがフォーミュラE世界選手権で優勝を果たしている。そして「Type 01」の開発には、Jaguar TCS Racingがサーキットで実証したテクノロジーが直接反映されている。その専門的なノウハウが、他に類を見ない走りを可能にする電気自動車の実現に寄与している。
「Type 01」の直感的なレスポンスは、Jaguar TCS Racingの全輪駆動制御ソフトウェアと、高速スイッチングのシリコンカーバイド製インバーターから得た知見をいかして微調整されており、落ち着きがありながらもパワフルかつモダンなGTカーに仕上がっている。また、サーキットで培われたテクノロジーにより、「Type 01」の回生ブレーキ、航続距離、急速充電性能も向上している。
Jaguar担当マネージング・ディレクターであるロードン・グローバー氏は、次のように述べている。
「『Type 01』のビジョンを実現するため、私たちはフォーミュラEで培った専門知識やノウハウを活用するだけでなく、Jaguar TCS Racingの競争心をエンジニアリングチームに浸透させました。これにより、他の電気自動車とは一線を画した走りを実現する、革新的なラグジュアリー4ドアGTを開発することができました」
この「Type 01」という名称は、今回のE-Prixに先立ち発表された。「Type 01」の文字は、ボンネットとフロントガラスの接合部にあるストライクスルーに刻まれている。大胆で直線的なグラフィックこそが、未来のジャガーの象徴となる。
そして、「Type」という名称はジャガーの代名詞であり、1951年にル・マン24時間耐久レースで優勝した「C-Type」に初めて採用された。この名称は1台の車に2つのキャラクター、すなわち、力強い走りと洗練されて落ち着いた乗り心地を兼ね備えたロードカーを示すようになった。「E-Type」や「F-Type」がその好例となる。さらに英国の中心部でデザイン、開発、製造される「Type 01」の「0」は、電気駆動とゼロエミッションを意味し、「1」は新時代の最初の幕開けであるという意味が込められている。
「Type 01」は、今年後半に発表予定となっている。その活気あふれるモダニストデザイン、先駆的なテクノロジー、そして直感的なドライビングダイナミクスが、将来のジャガーモデルすべての基盤となる。力強いパワーと洗練された快適性という2つのキャラクターが1台のクルマに宿りることになる。
関連情報:https://www.jaguar.com/en-xi/jdx/copy-nothing/
構成/土屋嘉久