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2024.06.26

マクラーレン「750Sスパイダー」で味わう唯一無二の爽快感

 マクラーレンはF1マシンの他に、公道を走行できるスポーツカー、ロード・ゴーイングカーを1985年に一度、市販している。しかし、その直後から活動を休止。2011年からマクラーレンオートモーティブを設立し、市販のスポーツカーを本格的に開発、販売を開始した。

 当初は、クーペモデルだけだったが、2012年に「MP4-12Cスパイダー」を発表。マクラーレンの市販スポーツカーは、斜め上に開くディヘドラルドアを採用している。ルーフが開くスパイダーも同じ形式のドアを用いている。

 最新モデルの「750S」は、2023年春の発表時からスパイダーモデルを揃えていた。新しい「750S」はマクラーレンの中でも最も軽量で、パワフルな生産モデルとして開発された。クーペはカーボンファイバー製のモノコック構造を中核に軽量化を図り、先代の「720S」より重量を30kg削減し、乾燥重量は1277kgと3Lスポーツカーとして、最軽量車のトップクラスを実現した。

旧「720Sスパイダー」より30kgの軽量化を実現

 スパイダーは、カーボンファイバー製アッパーストラクチャーとコンポジット製リトラクタブルハードトップを採用、クーペからの重量増はわずか49kgに抑えられている。カーボンファイバーの剛性と強度がハイレベルのスパイダーは、クーペからの変更点としてリトラクタブルハードトップの他に、内蔵ロールオーバー保護システムと専用のリアアッパーストラクチャーがある。これらすべてにカーボンファイバーを採用し、軽量化と強度強化が行なわれている。これで旧「720Sスパイダー」より30kgの軽量化を実現した。

 軽量化はメカニカルパーツにも及んでいる。「750S」のために開発されたサスペンションはフロントトレッドを「720S」から6mm拡大した新ジオメトリーを採用し、新設計のコイルスプリングとダンパーを採用。これで2kgの軽量化を図っている。

 油圧リンク式サスはプロアクティブシャーシコントロールを新世代バージョンに進化させている。PCCⅢと名付けられた新しい車体制御はコイルスプリングの車体構造を制御。コイルスプリングとセミアクティブのダンパーを機械式アンチロールバーに代えて、ロール制御用油圧回路が組み合わされたダンパーのチューニングは、この後、試乗した時に、ワインディングや高速道路で実力の片鱗を体感することになるのだが・・・その真価はクーペでも十分味わうことができた。スパイダーは、その性格上、サーキットより一般道でも楽しめるクルマに仕上がっているはずだ。

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