グッドウッド フェスティバル オブ スピードにおいて、アウディのスーパーカーであるNuvolari(ヌヴォラーリ)がヒルクライムでその実力を披露した。あわせて、グッドウッド サーキットにおいてRS 5を展示。さらにレーシングセダン(Rennlimousine)と称されるAuto Union Lucca(アウトウニオン ルッカ)の走行を初めて公開し、歴史的な彩りを添えた。これによりアウディは、公道からサーキットに至るまでの卓越したパフォーマンス技術を強調した。
イングランド南部ウェスト サセックスで開催されるグッドウッド フェスティバル オブ スピードは、国際的な自動車およびモータースポーツのカレンダーにおいて極めて重要なイベントのひとつ。アウディのハイライトは、レーシング界のレジェンドであるトム クリステンセン選手が、リッチモンド公爵の邸宅であるグッドウッド ハウスの敷地内にある全長1.86kmのヒルクライムを、市販モデルに近いプロトタイプであるNuvolariで走行する瞬間。
ル マンで9回の優勝経験を持つクリステンセン選手は、以下のように述べている。
「Audi Nuvolariで印象的なのは、新しいquattroドライブトレインや車両ダイナミクス、空力性能やブレーキシステムに至るまで、すべてのシステムが緻密に連携して機能する点です。高性能ハイブリッドパワートレイン、アクティブエアロダイナミクス、エネルギーマネジメントなどの技術は、モータースポーツからインスピレーションを得て、公道走行向けに継続的に磨き上げられてきました」
このNuvolariは、ブランド史上、最速かつ最もパワフルな市販モデルであり、アウディの新しいデザイン哲学を初めて採用したモデル。このスーパーカーは、数日前にロンドンで英国初披露を果たし、大きな注目を集めた。生産台数は499台限定で、2027年前半に納車が始まる予定となっている。
Audi Traditionは、AUDI AGの歴史的なコレクションから数々の伝説的なレーシングカーをグッドウッドで披露。ル マンやラリー時代を象徴するモデルや、Auto Union Type CおよびType Dグランプリカーなどがラインアップに並んだ。
グッドウッド フェスティバル オブ スピードにおいてAuto Union Luccaを初めて一般公開することで、アウディは1930年代の記録的な走行を中心としたモータースポーツの歴史における新たな幕開けに敬意を表す。このレーシングセダン(Rennlimousine)はシルバーアロー(Silver Arrows)ファミリーとなる。このモデルは、1935年にフライングスタート方式による1マイル走行において、平均時速320.267kmに相当する記録を樹立し、高く評価された。アウディは歴史的な写真と技術資料に基づいてAuto Union Luccaを再現し、記録的な走行が行われた場所であるイタリア ルッカで5月上旬にその姿を公開した。
アウディはまた、グッドウッド サーキットにてAudi Sportが手掛ける新型RS 5のテストドライブも提供。この高性能プラグインハイブリッドは、その歴史的な前身であるRS 2 AvantやRS 4 Avantとともに展示された。
関連情報:https://www.audi.co.jp/ja/
構成/土屋嘉久