Menu
  • Top
  • Cars
  • 最高速度は340km/h超!ランボルギーニ史上最速のオープンカー「Fenomeno Roadster」
Cars
2026.05.20

最高速度は340km/h超!ランボルギーニ史上最速のオープンカー「Fenomeno Roadster」

ランボルギーニは、最新のフューオフモデルであるFenomeno Roadster(フェノメノ・ロードスター)を発表した。わずか15台のみが生産される予定で、各車両には1,080PSの総出力を発揮するV12ハイブリッド・パワートレインが搭載されている。この仕様により、Fenomeno Roadsterは、ランボルギーニ史上最もパワフルなオープントップ・モデルとして位置付けられる。

第2回のランボルギーニ・アリーナにて初披露されたFenomeno Roadsterは、2009年のReventon Roadster(レヴェントン・ロードスター)を始めとする開放感あるオープントップ仕様のフューオフモデルにおける最新モデルであり、2025年に初公開されたFenomeno Coupeの進化版に相当する。同モデルは、モータースポーツから着想を得た技術ソリューションと、20年以上にわたってブランドのアイデンティティを確立してきたランボルギーニ・チェントロ・スティーレによる革新的なデザインを融合させた、次なるレベルのパフォーマンスを実現する2シーター・スポーツカー。

アウトモビリ・ランボルギーニChairman and CEOのステファン・ヴィンケルマン氏は、次のようにコメントしている。

「Fenomeno Roadsterは、先進的なデザイン、妥協のないパフォーマンス、そして卓越した独自性という、当ブランドの価値観を最も純粋に表現しています。このモデルは、エモーショナルなドライビング体験を独自に解釈し、既成概念を超えたものを追求するお客様のために製作されています。1台1台の車両が、卓越したエンジニアリングと真のビスポークが生み出すクラフトマンシップを融合させた、コレクターズピースとして創り上げられています」

このFenomenoというモデル名は、伝説的かつ勇猛な闘牛から着想を得るというランボルギー二の伝統を受け継いで付けられた。イタリア語でもスペイン語でも、Fenomenoには「驚異的な」という意味があり、この並外れたモデルの力強さと独自性を完璧に体現する名前となっている。同モデルは、ランボルギーニ初のV12ハイブリッドHPEV(ハイパフォーマンスEV)であり、6.5リッター自然吸気V12エンジンと3基の電気モーターを組み合わせたシステムによって、1,080PSの総出力を発揮。0~100km/hを2.4秒、0~200km/hを6.8秒で加速可能で、最高速度は340km/hを超える性能を誇り、卓越したパフォーマンスと最先端のハイブリッド技術を兼ね備えている。

そして航空宇宙技術に着想を得たシャーシ構造は、同モデルに最適なパワーウェイトレシオと高い剛性を実現した。Fenomeno Roadsterには、手動で調整可能なレーシング・ショックアブソーバーが搭載され、車高を低くできるほか、公道とサーキット両方での走行に合わせた緻密な設定や微調整が可能となっている。ブレーキ性能は、モータースポーツ技術を基に開発されたCOM-R Plusカーボンセラミック・システムによって確立され、高速域の走行でも一定の減速と最高の安定性を保証する。さらにランボルギーニのテクニカルパートナーであるブリヂストンは、Fenomeno Roadsterのために専用開発されたPotenzaタイヤを供給している。これらは、21インチおよび22インチのホイールに装着され、パフォーマンスとドライビング精度を最大限に引き出す。

Fenomeno Roadsterは、Fenomeno Coupeと比較して全く新しい空力パッケージを採用し、オープントップ仕様で最大限のパフォーマンスを発揮するよう設計されている。また、車両上部の機能的な表面デザインをいくつか刷新したほか、新たなエアロダイナミクス要素を導入したことにより、Fenomeno Coupeに相当するダウンフォース、安定性、バランス性能を実現し、パワートレインとブレーキの冷却性能も最適化されている。

フロントガラスに追加されたスポイラーにより、気流はコックピットの上を流れるよう導かれ、新設計のエンジンルームへと送られる。このデザインにより、Fenomeno Coupeで採用されたエアスクープを用いることなく、あらゆる走行条件下でV12エンジンに安定して冷気を供給できるほか、不要な空気の乱れや振動を最小化できる。また、特に課題となったのが、ロールオーバー・プロテクションバーの開発。乗員の安全確保という本来の役割を担いながらも、最高速度時でも風切り音や空気の乱れを最小化する高い空力効率が求められた。ランボルギーニは、カーボン製のロールオーバー・プロテクション構造をスポーツ・シートの後方に可能な限りフラットかつエレガントに配置することで、同モデルの彫刻のようなデザイン様式に融合させ、スピードスター・ハンプへと滑らかに繋げている。

Fenomeno Roadsterは、すでにオープントップ仕様のスーパースポーツカーのデザインにおけるインスピレーションとして高く評価されている。デザイン・チームは、同社の豊かな歴史的DNAを反映しつつ、未来を見据えたモデルを製作してきた。ランボルギーニDesign Directorのミィティア・ボルケルト氏は、以下のようにコメントしている。

「Fenomeno Roadsterを通じて私たちは、ランボルギーニを愛する多くのお客様の夢を具現化し続けています。また、Fenomeno Roadsterの特別感と気品を備えたデザインは、“Feel Like a Pilot”の理念を体現すると同時に、20年以上にわたってランボルギーニのデザインを精力的に手掛けてきたCentro Stileの飽くなき創造性を体現しています」

それはひと目見ただけで、その彫刻的な造形と空力性能が最適化されたフロントエンドに目が留まる。シャープなライン、ワイドなエアインテーク、印象的な六角形のデザインがシームレスに融合している。

サイドビューのデザインも同様の理念に基づいている。シャープに造形されたサイドパネル、ワイドなサイドシル、ドア後方のエアインテークは、エンジンを最適に冷却するほか、深くワイドに設計されたリアディフューザーに加え、最適化されたアンダーボディとアクテイブリアウイングシステムにより、ダウンフォースとハンドリング性能を最大限に高め、高速域でも優れた安定性を確保している。

特に印象的なのは、明確なセンターラインを強調する極めてフラットなシルエットと、傾斜したサイドウィンドウを備えた独自のキャビン構造。デザイン・チームは、エレガントなウイングを追加したフラットな形状の新しいフロントガラスを採用した。この超軽量カーボン製スポイラーには、Fenomeno Roadsterのロゴがエンボス加工されている。同モデルのシルエットは、Essenza SCV12や1970年代のレーシングカーのプロトタイプから着想を得たリアデザインによって視覚的に長く見えるよう設計され、同時にCentro Stileの20周年を記念して生まれたデザイン・コンセプト「Lamborghini Manifesto」に定義されるスポーティなスタイルも想起させる。

さらにFenomenoのリアビューは、未来的かつ確固たる印象を与え、高い位置に取り付けられた六角形のエキゾーストが、この車の妥協のないダイナミクスと技術的な精密さを明確に打ち出している。

ミィティア・ボルケルト氏は、続けて次のように語っている。

「常に求められるのは、唯一無二の個性を生み出すことです。新しいランボルギーニのデザインにおいては、予想外でありながら、明確なパーソナルアイデンティティを備えたコンセプトが不可です。Fenomeno Roadsterについては、エンジン部分を重点的かつ創造的に取り組みました。その結果、ドライバーにはエンジンが宙に浮いているかのように見える視覚的な錯覚を生み出しています。この演出により、ドライバーの存在を最大限に引き立て、デザインと一体化させています。私たちは、今回もパワートレインを主役として据えました。ランボルギーニ独自のV12ハイブリッド・パワートレインは、視覚的観点において最も重要なプロポーション要素であり続けなければなりません」

同社が設計したこのエンジンは、Fenomeno Roadsterのデザインにおける主要な要素のひとつであり、六角形のインテークを特徴とするクリアで新しいエンジンカバーによって強調される。このインテークは、Y字型のモチーフをエレガントに取り入れつつ、エンジンに冷却用の空気を送り込んでいる。さらにエンジンも同様に六角形の要素で囲まれている。

この六角形のモチーフは、サイドスカート、ホイールアーチ、エアインテーク、LEDライトの形状など、細部にまで散りばめられている。このデザイン要素を多用することで、Fenomeno Roadsterがランボルギーニであるとひと目で認識できるようになっている。六角形の形状は、さらに、エアベントやインストルメント・ディスプレイなど、インテリアの随所に取り入れられている。

一方、Fenomeno Roadsterのコックピットは、ハイテクな美学を特徴とし、ランボルギーニの「Feel Like a Pilot」の理念を体現している。カーボンファイバー、Dinamica社製のコルサテックス、特許取得済みのカーボンスキン素材がコックピット、ダッシュボード、シートに採用されており、身体の曲線に沿うよう設計されたシートには、コントラストの効いた赤いステッチが施され、激しいコーナリング時にもしっかりと身体を支える。

また、デジタル・ディスプレイには最も重要な走行データが明確に表示される。「Pilot Interaction(パイロット・インタラクション)」という操作コンセプトは、六角形のグラフィックを備えたるつのデジタル・ディスプレイ、ハプティック・ボタン、そして航空機に着想を得たスイッチを組み合わせたもの。このコンセプトにより、ドライバーは実際のレーシングカーのように、常に道路やサーキットへ集中することが可能となる。

Blu Cepheus(ブルー・ケフェウス)のペイントが施された Fenomeno Roadsterは、ランボルギーニがかって製作した限定モデルの中でも、最もカラフルな1台となる。ボディ上部はメインカラーを基調とし、ボディ下部は重要な部分を強調するアクセントカラーとしてRosso Mars(ロッソ・マーズ)を採用している。この配色は、この限定シリーズのスポーティな特質を際立たせている。ボディカラーはランボルギーニ初のロードスターモデルである1968年型のMiura Roadsterを彷彿とさせる一方、その配色はボローニャを象徴するカラーである赤と青へのオマージュとして考案された。

関連情報:https://www.lamborghini.com/jp-en/%E3%83%A2%E3%83%87%E3%83%AB/few-off/fenomeno-roadster

構成/土屋嘉久

Share

Recommended

Ranking

AQ Lounge

『AQ』は、ラグジュアリーなクルマのある暮らしを愉しむ、知的でアクティブな富裕層のためのWEBメディア。
 
「AQ」会員に登録すると、プレゼント応募情報の一覧、プレミアムな会員限定イベント、ブランドのエクスクルーシブアイテムの紹介など、特別なコンテンツ情報をメールマガジンでお届け致します。更に『AQ』のタブロイドマガジンのご案内もあり、送付手数料のみをご負担いただくことでお手元で『AQ』をお楽しみいただけます。
登録は無料です。