アウディジャパンは、フラッグシップセダン「A8」の限定モデル「A8 Grand Touring limited(グランドツーリングリミテッド)」を発売した。なお販売台数は、「55 TFSI quattro」ベースが30台、そしてPHEV仕様の「60 TFSI e quattro」ベースが10台の合計40台の限定モデルとなる。
A8は、1994年の初代登場から、常にアウディのスローガンVorsprung durch Technik(技術による先進)を具現してきた。現行の第4世代となるA8も、革新的な軽量・高剛性ボディ設計アウディスペースフレーム(ASF)、高効率直噴エンジン、quattro(フルタイム4WD)、デジタルマトリクスLEDヘッドライトやマトリクスOLEDリヤライト、最先端のドライバーアシスタンスシステムのほか、アウディのフラッグシップセダンに相応しい、充実した装備を搭載している。
2021年5月に発表した限定モデル「A8グランドツーリングリミテッド」は、A8のキャラクターを研ぎ澄ませた仕様・装備が高く評価され、発表まもなく完売。今回は、その基本コンセプトを守りながら、装備をさらに充実するとともに、新たにプラグインハイブリッド(PHEV)を設定することにより、選択肢を広げた。
この「A8グランドツーリングリミテッド」は、「55 TFSI quattro」とPHEV仕様の「60 TFSI e quattro」の2モデルをベースに、A8のドライバーズカーとグランドツーリングカーとしてのキャラクターにフォーカスした限定モデル。両モデルともに、パワートレインは、3.0ℓV型6気筒直噴ターボエンジンを搭載し、最大出力250kW、最大トルク500Nmを発揮。PHEV仕様の「60 TFSI e quattro」には、同エンジンにモーターを組み合わせ、4つのドライビングモードのうちEVモードを選択した際には、最大航続距離54km(WLTCモード)のquattro四輪駆動による走行が可能となっている。
今回の2つの限定モデルともにコンフォートパッケージ、パノラマサンルーフ、Bang & Olufsen 3Dアドバンスト サウンドシステム (23スピーカー)を搭載。また、S lineスタイリングパッケージと、ブラックAudi rings & ブラックスタイリングパッケージ (Audi exclusive)が施され、特別装備のAudi Sport製ブラックの10スポークスターデザインアルミホイール9J×21、265/35 R21タイヤとともに、スポーティなドライバーズカーとして、精悍なイメージを際立たせている。
さらに「55 TFSI quattro」をベースとするモデルには、快適性を高めるコンフォートセンターアームレスト(フロント)、シートベンチレーション マッサージ機能(フロント/リヤ)とともに、通常のアダプティブエアサスペンションに比べて車高を10mm低く設定するアダプティブエアサスペンションスポーツを特別装備している。またボディカラーにも、Audi RSモデルに採用されてきたAudi exclusiveカラーのスズカグレーメタリックを特別採用した。
一方、PHEV仕様の「60 TFSI e quattro」をベースとするモデルには、スポーティなテイストの内装に仕上げるS lineインテリアプラスパッケージとヘッドライニング ブラック ダイナミカとともに、ボディカラーには、セブリングブラック クリスタルエフェクトを特別採用している。
関連情報:https://www.audi.co.jp/jp/web/ja/special_offer/limited_edition/a8_grand_touring_limited.html
構成/土屋嘉久