アウディは、今年8月の正式な市場導入に先立ち、新型Q6 e-tronに、さらに効率的な駆動バリエーションの追加を発表した。
今回、新たに開発された総容量100kWh(正味容量 94.9kWh)のリチウムイオンバッテリーを搭載した後輪駆動のQ6 e-tron performance(パフォーマンス)は、最大641km(WLTP国際基準)の一充電航続距離を実現。この一充電航続距離は、Q6 e-tronシリーズの中でもトップに位置付けられる。また、スケーラブル(拡張、柔軟に変更可能)なプレミアムプラットフォームエレクトリック(PPE)は、今回初めて後輪駆動モデルと組み合わせることにより、その優れた柔軟性を実証している。
Q6 e-tronは、アウディの新世代電気自動車の始まりを告げるモデル。アウディは、今年3月に行われたワールドプレミアで、この新しいモデルの2つのバリエーションを発表した。最初のモデルは、システム出力285kWによるアウディにふさわしいパフォーマンスを提供するQ6 e-tron quattroで、もう1つは、380kWのシステム出力を備える、スポーティなSQ6 e-tronとなる。
今回、さらにもう1つのバリエーションが注文可能になった。そのQ6 e-tron performanceは、非常に効率的な後輪駆動システムを特徴としている。コンパクトでパワフルな永久磁石同期モーター(PSM)は、240kWのシステム出力を発生し、0~100km/hを6.6秒で加速。
これらの性能により、Q6 e-tron performanceは、長い一充電航続距離、ダイナミックなパフォーマンス、優れた日常の使い勝手だけでなく、短時間で充電したいユーザーにとって魅力的な選択肢となる。最大641km(WLTP)の一充電航続距離を誇るQ6 e-tron performanceは、同セグメントで、もっとも長い航続距離を誇るモデルのひとつ。
さらに最適な急速充電ステーションを利用すると、10分で最大260kmを走行可能なエネルギーを充電することが可能で、長距離の移動でも優れた快適性を実現する。
Q6 e-tron quattroおよびSQ6 e-tronの各モデルのユーザーへのデリバリーは8月から開始予定となり、Q6 e-tron performanceのデリバリーは、今年の第3四半期に予定されている。