JLR(ジャガー・ランドローバー)は、「RANGE ROVER」初となる電気自動車(EV)のティーザー画像および動画を公開し、「RANGE ROVER」の予約を優先的に案内するプライオリティアクセスの登録サイトをオープンした。
この電動化に向けた次なるステップとなる「RANGE ROVER」初のEVは、そのモダンラグジュアリーというコンセプトを新たな高みへと引き上げる。
模範的な英国ならではのデザインは、今日においても特徴的で揺るぎないものであり、あらゆる地形を走破し、優れた牽引力や渡河水深能力を誇るオールテレイン・テクノロジーにより、他のラグジュアリー・エレクトロニックSUVとは一線を画している。
「RANGE ROVER 」EVモデルは、フラッグシップグレードの「V8」に匹敵するパフォーマンスと、LAND ROVERのエキスパートたちが社内で開発し、1970年の登場から「RANGE ROVER」が誇るオールテレイン走破能力を提供。
さらにエンジニアたちは、独自のアクティブ・ロードノイズ・キャンセリング・システム、サウンドデザイン、最高レベルのキャビンの快適性を備え、史上最も静かで洗練された「RANGE ROVER」を目指し、プロトタイプの走行テストを遂行している。
フロントエンドの堅牢性、シャシーに対する負荷を考慮したマルチボディ・システム解析、および最高50km/hでの仮想渡河走行など1年にわたるバーチャル開発を経て、最初のプロトタイプ車両を製作した。
スウェーデンからドバイまで、-40℃から+50℃にもおよぶ極端で幅広い温度条件のもとで、世界中でオンロードテストを開始。
このプログラムは、アンダーフロア、バッテリーの耐久性、シャシーの完全性、優れた温度ディレーティングを実現するためのビークルダイナミクス・テストなどが含まれ、電気駆動システムの高い信頼性を確保する。
そしてEVモデルは、「MLA-Flex(flexible Modular Longitudinal Architecture)」をベースに設計、開発し、英国のソリハルで既存のMHEVおよびPHEVの「RANGE ROVER」とともに製造する。
JLRは2039年までに排出ガス量実質ゼロを達成するという目標を掲げ電動化を進めており、この「RANGE ROVER」EVモデルは英国ウルヴァーハンプトンにあるJLRの新しいエレクトリック・プロパルション・マニュファクチャリング・センターで、初めてバッテリーとEDUの製造と組み立てを行なう。
「2021年の発売以来(日本は2022年1月より受注開始)、新世代の『RANGE ROVER』は、新たなベンチマークを打ち立てました。このモデルは、世界中で人気を博し、53年の歴史のなかで最高レベルの需要を喚起しています。
この前例のない成功を受けて、私たちは大きな期待が寄せられている『RANGE ROVER』EVモデルの予約を優先的にご案内するプライオリティアクセスの登録サイトをオープンしました。ラグジュアリーSUVというカテゴリーを築いた『RANGE ROVER』にEVモデルが登場し、新時代が幕開けします」
「私たちは、史上最も静かで洗練された『RANGE ROVER』を実現するという目標を掲げ、開発に取り組んできました。これまで『RANGE ROVER』の成功を支えてきた絶対的な要素は変わっていません。時代を超越し、余計な装飾や凹凸を極限まで排したデザイン、静穏な室内空間、どこへでも行ける走破能力はそのままに、ゼロエミッションによる走りを実現しています。
そして、これまでの歴史でもそうであったように、『RANGE ROVER』はこれからもベンチマークであり続けます。『RANGE ROVER』初のEVモデルは、お客様の信頼や期待に応えるラグジュアリー・エレクトロニックSUVであり、他に類を見ない、真のグローバル・ラグジュアリー・プロダクトです。
英国の中心地で誕生した『RANGE ROVER』は、既存のマイルドハイブリッド(MHEV)およびプラグインハイブリッド(PHEV)モデルとともにラインアップし、お客様のニーズを満たす幅広い選択肢を提供します」