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2023.12.21

メルセデス・ベンツが最上級SUVの新型「GLS」と究極のラグジュアリーSUV「マイバッハGLS」を発売

メルセデス・ベンツ日本は、新型「GLS」および「メルセデス・マイバッハGLS」を発表し、12月14日より販売を開始した。

GLS 450 d 4MATIC (ISG 搭載モデル)

この「GLS」は、メルセデス・ベンツのSUVを表す「GL」に車格を表す「S」が付くその名のとおり、大人7名がゆったりと乗車できるゆとりあるボディサイズに、オンロード/オフロードを問わない優れた走行性能を備えており、上質で高いプレステージ性を持つ最上級SUVとして位置付けられている。

メルセデスAMG GLS 63 S 4MATIC+ (ISG 搭載モデル)

そのラインアップには、GLS 450 d 4MATIC (ISG搭載モデル:以下、GLS 450 d)、GLS 580 Sports (ISG搭載モデル:以下、GLS 580)およびメルセデスAMG GLS 63 4MATIC+ (ISG搭載モデル:以下、GLS 63)を用意している。

メルセデス・マイバッハGLS 600 4MATIC(ISG 搭載モデル)

また「メルセデス・マイバッハ GLS」は、メルセデス・ベンツのSUVの中で最大かつ存在感のあるボディサイズと、オンロード/オフロードを問わない優れた走行性能を備えているGLSをベースにしつつ、メルセデス・マイバッハとしてふさわしい徹底的な改良を施し、究極のラグジュアリーSUVを体現するモデルに仕上げた。ラインアップはメルセデス・マイバッハGLS 600 4MATIC (ISG搭載モデル:以下、GLS 600)となる。

GLSおよびメルセデスAMG GLS 63の特長

■エクステリアデザイン

主な変更点は以下の通り。( )カッコ内は対象モデル

・4本の力強い水平ルーバーをあしらった新デザインのフロントグリル
(GLS 450、GLS 580)

・よりスポーティさを強調する新デザインのフロントバンパーとエアインテーク
(GLS 450、GLS 580)

・新デザインのホイール
(GLS 450、GLS 580

・新デザインのテールライト
(GLS 450、GLS 580、GLS 63)

■インテリアデザイン

GLSは、ホイールベースが長く、居住性と積載性に優れている。特に2列目シートには電動シートバックによる前後スライド機能を採用しており、最も後方にスライドさせることでレッグルームが87mm拡大するほか、乗降性も向上。

40:20:40分割可倒式バックレストや左右ヘッドレストの高さは電動調整式となっている。全モデル標準装備の3列目シート(2人掛け)は可倒式でありながら、身長194cmの乗員まで対応する本格的なもので、フレキシブルなシートアレンジが可能なほか、専用のUSB充電ポートも備えている。

さらに空調は、前席左右、2列目シート左右、そして3列目シートの空調(ルーフにエアアウトレットを設置。温度調整は前席で行なう)を独立調整可能な5ゾーンクライメートコントロールとシートヒーターも標準装備しており、全ての乗員に快適な空調環境を提供する。

また、乗り降りでドアを閉める際に、少ない力でも確実に閉まる、ドアクロージングサポーターを採用しているほか、今まではGLS 580 にしかオプション設定が無かった2列目左右のリラクゼーション機能やシートベンチレーター、ヘッドレストクッション等を追加する「ショーファーパッケージ」をGLS450dとGLS63にもオプション設定し、最上級SUVに相応しい、快適でラグジュアリーな空間に仕上げることが可能となった。

加えて、Burmesteサラウンドサウンドシステムを全モデル標準装備し、心地よいサウンドを楽しむことが可能となる。

■パワートレイン

先代GLS 400 d 4MATICにISGを組み合わせ、GLS 450 d 4MATICとしてラインアップに加わった。

GLS 580 4MATIC Sports のパワートレインは、低負荷での走行の際に4気筒を休止する機能による燃料消費量とCO2排出量を抑制する新型4.0リッターV型8気筒直噴ツインターボエンジン「M177」と「ISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)」、「48V電気システム」などの新技術を搭載することにより、効率性、快適性、高性能化を同時に実現。

エンジン単体で最高出力517PS(380kW)、最大トルク730Nmを発生させ、さらに、エンジンとトランスミッションの間に配置された、最高出力16kW 、最大トルク250Nmを発生する電気モーターISGと、48V電気システムにより、従来のハイブリッド車のような回生ブレーキによる発電を行い、約1kWhの容量のリチウムイオンバッテリーに充電する。

エンジンが低回転時には、その電力を利用して動力補助を行うことで、高い効率性と、力強い加速を実現します。スターターに高出力な電気モーターを使うことで、エンジン始動時の振動を抑え、エンジンスタートおよびアイドリングストップの際の再スタートの快適性を向上した。

GLS 63には、メルセデスAMG社が完全自社開発した、最高出力612PS(450kW)、最大トルク850Nmを発揮するAMG4.0リッターV型8気筒直噴ツインターボエンジン「M177」が搭載される。

砂型鋳造されたクローズドデッキのアルミニウムクランクケースに鍛造アルミニウム製ピストンを組み合わせることで、軽量かつ高強度なエンジンを実現。

また、シリンダーウォールにスチールカーボン材を溶射コーティングするNANOSLIDE摩擦低減加工を施すことで、フリクションロスを低減している。

さらに、燃料を効率的に消費するために、「Comfort」モードで走行中、エンジン回転数が1,000~3,250回転で低負荷の際に、2/3/5/8番の4気筒を休止することで燃料消費量とCO2排出量を抑えることができる「AMGシリンダーマネジメント」も搭載している。

メルセデス・マイバッハGLSの特長

■エクステリアデザイン

メルセデス・ベンツのラインアップの中で「SUVのSクラス」と評されるGLSのボディフォルムや先進技術をベースに、最高水準の高級感と快適性を融合したSUVであるメルセデス・マイバッハ GLS。スタイリッシュかつ力強いスタイリングはその特別なポジションにふさわしい威厳がある。

そのフロントにはメルセデス・ベンツのSUVで唯一、伝統の「スリーポインテッドスター」が輝くボンネットマスコットを採用している。

さらにフロントグリルは、縦方向のピンストライプをモチーフとしている。このピンストライプは上端が太くなったボートのオールのような形をしており、フロントグリルを取り囲むクロームの上部中央には「MAYBACH」の文字が刻まれている。

フロントエプロンにはマイバッハパターンをあしらったエアインテークを設け、クロームのフロントバンパーと相まって、洗練された高級感を演出している。

そしてリアは、スリーポインテッドスター下部とリアバンパー上部を走る2本のクロームトリムで、水平基調のデザインを表現している。

さらにバンパー下部のアンダーガードと左右のエグゾーストエンドはハイグロスクローム仕上げとすることで一体化しているようなアピアランスを形成している。なお、新型メルセデス・マイバッハGLSでは、リアコンビネーションランプ内部のデザインを変更している。

■インテリアデザイン

元々定員7名で設計されたGLSの広い空間を贅沢に使い、定員を5名にしたことで、さらにゆとりを感じる広さを実現。

また、セダンのSクラスと比較すると運転席で250mm以上、後席で280mmそれぞれ高くなっているが、電動ランニングボードにより乗降は容易に行うことができる。

さらにメルセデス・マイバッハGLSの内装は、3種類のウッドインテリアトリムと、3種類のインテリアカラー(ブラック、マホガニーブラウン/マキアートベージュ、クリスタルホワイト/シルバーグレー)のナッパレザーの組み合わせが選択可能。クリスタルホワイト/シルバーグレーは高級ヨットの艇内をモチーフにしている。

そしてシートは、ダイヤモンドステッチ入りの新デザインを採用し、さらに高級感あるインテリアになった。また、後席から見ることができる、前席バックレスト背面にもインテリアトリムを配し、美しさと高級感を添えている。

■パワートレイン

パワートレインには3,982ccのV型8気筒ツインターボエンジン「M177」に48V電気システムとISGを組み合わせたユニットを採用している。システム最高出力は557PS(410kW)、最大トルクは770Nm。ISGはエンジンとトランスミッションの間に配置された電気モーターで、オルタネーターとスターターの機能も兼ねている。

この電気モーターと「48V電気システム」により、従来のハイブリッド車のような回生ブレーキによる発電を行い、約1kWhの容量のリチウムイオンバッテリーに充電する。

エンジンが低回転時には、その電力を利用して動力補助を行うことで、高い効率性と、力強い加速を実現。スターターが高出力な電気モーターとなることで、エンジン始動時の振動を抑え、エンジンスタートおよびアイドリングストップの際の再スタートの快適性を向上した。

アイドリング時には、電気モーターの充電電流を調整することで、エンジン回転数を低回転で安定的に保つことを可能にし、効率性、快適性および静粛性に寄与。

さらに、このモーターはシフトチェンジ時にも使用され、エンジンが理想的回転数に達するまでの時間を最小限に抑えるためのアシストも行なう。これによりシフトチェンジに必要な時間が短縮され、スムーズでタイムラグの少ないシフトチェンジを実現。

さらに、低中負荷域で気筒休止を行うことも大きな特徴のひとつで、ダイナミックセレクトで「コンフォート」が選択された場合、エンジン回転数が800~3,250rpmの領域で4つのシリンダーを休止。

アクセルを強く踏み込むと、すぐに燃焼運転に復帰する。4気筒と8気筒の切り替えは極めてスムーズに行うので、快適性が損なわれることはない。また、振り子型ダンパーを備えることで4気筒で発生する2次振動などを低減している。

トランスミッションは9G-TRONIC を採用し、変速比幅が広いことからエンジン回転数を必要以上に上げることなく常に快適な走行性能を実現している。4輪駆動システムの4MATICは走行状況に応じて前後の駆動力配分を0:100 から100:0まで可変する。

関連情報:https://www.mercedes-benz.co.jp/passengercars/models/suv/glc/overview.html

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