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2026.08.12

BMWの次世代EVノイエ・クラッセ第1弾モデル「iX3」が採用した新しいデザイン言語とは?

BMW

ビー・エム・ダブリューは、次世代コンセプト「ノイエ・クラッセ」の第1弾モデルとなる新型モデル「iX3(アイエックススリー)」の販売を開始した。

新型iX3は、プレミアム・コンパクト・セグメントに属するSAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)であるX3のラインアップに新たに加わる、BMWが提唱する次世代コンセプト「ノイエ・クラッセ」の第一弾モデルとなる電気自動車。WLTCモードでの一充電での航続距離は906kmであり、BMWの個性豊かな新たなデザイン言語によりモダンかついつまでも色あせないデザイン、BMWが誇る第6世代BMW eDriveテクノロジー、BMWオペレーティング・システムXをベースとしたBMWパノラミックiDriveが特徴的な、前輪と後輪に電気モーターを持つ電動4輪駆動モデルとなる新型iX3は、BMWらしいドライビング・ダイナミクス、最新の運転支援システムを持つ唯一無二のモデルとなる。

最新テクノロジー第6世代の「BMW eDrive」を採用

新型iX3には、BMWグループが誇る最新テクノロジーとなる第6世代のBMW eDrive(イードライブ)が採用されている。Gen6(ジェンシックス)とも呼ばれる第6世代のBMW eDriveは、主に、「新設計の高電圧バッテリー」、「800Vアーキテクチャ」、「進化した電動駆動ユニット」が特徴的となっている。また新型iX3に搭載される高電圧バッテリーは、「セル・トゥ・パック」設計による革新的なバッテリーとなる。従来、高電圧バッテリーは、個々のバッテリー・セルをモジュール化し、車両に搭載(パック)していたが、「セル・トゥ・パック」設計では、バッテリー・セルを直接パックに組み込むことで、効率の向上、重量の削減、冷却効率の向上等を実現している。バッテリー・セルには、直径46mm、高さ95mmの円筒形セルを採用し、パックした円筒形セルを車両床面に敷き詰めている。これにより、バッテリー容量は109.1kW/hを確保し、WLTCモードでの一充電走行距離は906km(iX3 50 xDriveの場合)を実現している。

そして、BMWグループの電気自動車として初となる最大320kW充電に対応しており、わずか15分間の充電時間にて最大約395km走行相当の電力量を充電可能であり、10%から80%までの充電は僅か26分程度で完了する。今後、海老名サービスエリア等に設置が予定されている一口最大出力350kW(総出力400kW)の急速充電器を利用した場合は、わずか15分間の充電時間にて最大約420km走行相当の電力量が充電可能となる。

さらに新型iX3は、車両の高電圧バッテリーに蓄えた電力を有効活用する、外部給電機能に対応している。V2H(Vehicle to Home)機能では、対応する充放電設備を介して、車両への充電に加え、車両から住宅等への給電が可能であり、停電時には車両を自宅のバックアップ電源として活用することが可能。また、V2L(Vehicle to Load)機能では、対応する外部給電器を介して、車両の高電圧バッテリーから電気機器等へ電力を供給することが可能となっている。

またBMWグループの電気自動車として初採用となる「誘導モーター」を前輪に採用し、後輪には「巻き線界磁式同期モーター」を採用、効率と性能の向上を実現している。前輪に採用の「誘導モーター」は、構造が単純で頑丈な非同期式電動機であり、4輪駆動モデルの前輪に使用する理想的な補助駆動ユニットとなる。通常走行時は前輪駆動を停止し、前輪の駆動が必要な時だけ駆動することで、効率を最大化している。後輪に採用の「巻き線界磁式同期モーター」は、レア・アースが不要な環境負荷を削減したモーターであり、 ローターに永久磁石ではなく電磁石(界磁巻線)を使用している。界磁電流を調整して磁力を可変できることにより、正確な出力制御、高効率で航続距離を延長させることが可能となっている。

新しいデザイン言語を採用したデザイン

新型iX3は、BMWの次世代モデル「ノイエ・クラッセ」を象徴するモデルとして、新たなデザイン言語を採用している。このデザインは、BMWらしい伝統的なフォルムを継承しながら、無駄を徹底的に削ぎ落とし、よりモダンでタイムレスな表現へと昇華させている。

そのエクステリアデザインには、4輪が際立つ力強い2ボックス・シルエットと、SAVならではの堂々としたプロポーションを採用。アップライトなフロントエンドには、新世代のブランド・フェイスを形成する縦型キドニー・グリルと垂直配置のLEDヘッドライトを組み合わせ、1960年代のノイエ・クラッセを現代的に再解釈している。さらに、発光するBMWキドニー・グリル・アイコニック・グローや特徴的なライト演出により、昼夜を問わず高い存在感を発揮している。

ボディ側面は、モノリシックな面構成と最小限のキャラクター・ラインによって洗練された印象を生み出し、スポーティさを表現すると共に、ボディ同色のホイール・アーチやフラットなドア・ハンドルも特徴的である。リアには、BMW伝統のL字型ライトを水平基調で再解釈したテールライトを採用し、力強くスポーティなデザインを完成させている。全体を通じて、BMWの本質をより純粋な形で表現した新時代のデザインとなっている。

一方インテリアデザインは、BMWの新しいデザイン言語を反映し、モダンで開放的な空間と先進的なデジタル体験を融合させている。水平基調のコックピットは乗員を包み込むようなデザインを採用し、温かみのある明るい雰囲気を演出している。無駄を削ぎ落とした造形により、ドライビング体験と新世代の操作系「BMWパノラミックiDrive」を際立たせている。必要な情報を適切なタイミングで最適な場所に表示することで、BMW史上最高レベルのドライバー・フォーカスと高いカスタマイズ性を実現している。

さらに、ディスプレイや照明、サウンドを統合的に制御することで、直感的かつ没入感の高いユーザー体験を提供している。電気自動車用アーキテクチャを活かした広々とした室内空間と、SAVらしい高い着座位置により、快適性と視認性も向上している。広大なウインドウ・エリアやパノラマ・ガラス・サンルーフが豊かな採光を実現し、開放感をさらに高めている。バックライト付きファブリック素材を採用したフローティング・インスツルメント・パネルや、新しいサウンド体験を提供する「BMW HypersonX」も採用し、照明、音響、表示を連動させるMy Modesとともに、乗員1人ひとりに合わせた上質で個性的な空間を創出している。

そしてBMWモデルにおいて初採用となる革新的なBMWパノラミックiDriveは、43.3インチのBMWパノラミック・ビジョンと17.9インチのセンター・ディスプレイより構成されている。BMWパノラミック・ビジョンはフロント・ウィンド・スクリーン下部の端から端までの約110cmに渡って設けられており、ドライバーの好みに応じてカスタマイズが可能であり、スピードメーター、シフト・ポジション、充電状態、走行可能距離の表示はもちろんのこと、外気温や時間等を表示させることが可能となっている。このBMWパノラミック・ビジョンの採用により、従来のいわゆるメーターパネルは廃止され、すっきりとしたモダンな印象を与えているとともに、運転中のドライバーの目線の移動が最低限となるので、安全に寄与している。

またダッシュボード中央に位置するセンター・ディスプレイは、タッチ操作により車両のほぼ全ての機能を操作することが可能となっている。ドライバー側に17.5度傾けられていることにより、操作が容易であり、また、BMWモデルにおいて初採用となる「BMW 3Dヘッドアップ・ディスプレイ」は、奥行きを持たせた表示が可能となり、例えば、ナビゲーション・システムによるルート案内表示においては、実際の道路をトレースしているかの如く、走行すべき道路を表示させることが可能。

関連情報:https://www.bmw.co.jp/ja/all-models/x-series/ix3/bmw-ix3.html

構成/土屋嘉久

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