ルフトハンザ ドイツ航空は2025年10月27日、長距離路線向けの新しい機内体験として、新仕様客室「アレグリス」の運行をドイツ・ミュンヘン発、東京・羽田空港着の定期便の到着をもって運行を開始した。同日、東京発ミュンヘン行きの初便(LH715便)は、現地時間10時45分に出発。使用機材はエアバスA350-900型機で、全クラスに新仕様の客室「アレグリス」が導入されており、革新的なファーストクラスキャビンも搭載された。
アレグリス ファーストクラスでは、A350-900型機に2つの個室スイートと独自設計の「スイートプラス」が導入されている。ファーストクラススイートの内装は新たな基準を打ち立てており、利用客は約1m幅の座席で、個々のニーズに応じた温度調節が可能だ。各スイートは天井までの高い壁と施錠可能なドア、大型テーブルとゆったりとした座席、大型スクリーン、ワイヤレスのオーバーイヤヘッドホンを備え、最高クラスにおける快適性と個別性の新基準を示している。パーソナルワードローブには十分な収納スペースがあり、着替えや手荷物も快適な管理が可能。また、個別照明で各自の好みのくつろぎ空間を演出できる。
「スイートプラス」では、個々の利用客に最大限の快適さを提供するだけでなく、旅行パートナーと一緒に搭乗できる独自オプションも用意されている。現在、ルフトハンザ グループはヨーロッパ~日本間に週22便を運航しており、業界をリードする新機内体験「ルフトハンザ アレグリス」の導入により、ミュンヘンの5つ星ハブおよびその先への日本の利用客の体験価値を大幅に向上させている。今回の新仕様客室「アレグリス」の運行開始に際して、ルフトハンザ ドイツ航空 チーフカスタマーオフィサー(CCO)のハイコ・ライツ氏は次のように述べている。
「プレミアムプロダクト『ルフトハンザ アレグリス』を日本のお客様にご提供できることを大変うれしく思います。この新しい客室では、お客様お一人おひとりのご要望を重視しています。パーソナライズとプライバシーは日本のお客様にも高く評価される価値であり、私たちにとっても最も重視している点です。ルフトハンザ グループの99年の歴史の中で、これほどまでにプレミアム製品へ投資したことはありません。これこそが、卓越した顧客体験を実現する鍵なのです」