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2025.06.06

ラグジュアリーSUVのハンドリング、加速、操舵の常識を根底から覆す新型「ベンテイガ スピード」

ベントレーモーターズは、2025年6月2日(現地時間)、ベンテイガ史上最もパワフルでダイナミックな新型「ベンテイガ スピード」を発表した。

この新型ベンテイガ スピードは、W12エンジンを搭載した先代のモデルを超え、出力とパフォーマンスの両面でさらなる進化を遂げている。加えて、これまでのベンテイガで最もダイナミックなシャシーセッティングを採用しており、ベンテイガとして初めてオンスロットル時のスリップアングル制御を可能にした技術力は、新たな走行の次元を切り拓く。その心臓部には、新開発の4.0リッターV8ツインターボエンジンを搭載。650PSの最高出力と850Nmのトルクを引き出す。この最新パワートレインにより、0-100km/h加速をわずか3.6秒で達成し、最高速度310km/hという驚異的なスピードを実現。

さらに、走行性能においても大きな進化を遂げており、より洗練されたSPORTシャシーモードと、新たに導入されたESCダイナミックセッティングにより、ドライバーの操作に対する応答性と一体感を格段に高めている。これにより、卓越したロードホールディング性能と、オンスロットル時のスライド操作という対照的な2つの特性を自在に切り替えることが可能となっている。新設計のシャシーと圧倒的なエンジン性能によって、新型ベンテイガ スピードは、ラグジュアリーSUVの新たなパフォーマンスの頂点として、その存在感を決定づけている。

新型ベンテイガ スピードに搭載された4.0リッターV8ツインターボは、卓越したパフォーマンスを発揮。最高出力は650PS、0-100/h加速はわずか3.6秒を実現するこの数値は、ベンテイガV8 Sの4.4秒、さらに先代W12エンジン搭載モデルの3.9秒をも凌駕し、圧倒的な性能を誇る。最大トルクは850Nmで、2,250~4,500rpmの広い回転域で発生。ベントレー特有のトルク・プレート(トルクの平坦な出力特性)により、力強くも滑らかな加速が途切れることなく、ドライバーに安心感と心地よさを届ける。

また、標準装備となったスポーツエキゾーストシステムは、ハイパワーV8の個性を際立たせる、豊かで力強いサウンドを響かせ、エモーショナルなドライビング体験が可能となった。このシステムは、リアディフューザーから現れる2本の楕円形テールパイプによって視覚的にも印象づけている。さらに、より強い響きのサウンド体験を求める場合には、オプションのチタン製アクラポビッチ・エキゾーストシステムを推奨。このシステムは、ほんの少しアクセルを踏むだけで、秘めたパワーが響き渡るような、躍動感のあるサウンドを奏でる。

新型ベンテイガ スピードに搭載する3つの走行モードのうち、COMFORTモードとBENTLEYモードは従来モデルと同様のチューニングが施されており、日常使いから長距離のグランドツーリングまで、快適かつ洗練されたドライビングを維持している。一方で、SPORTモードは大幅に進化。ステアリング応答性、ロードホールディング性能、ドライバーとの一体感が飛躍的に向上しており、サスペンションの減衰特性は従来のベンテイガV8と比べて15%剛性が強化されている。

この進化したSPORTモードにより、ドライバーはV8エンジンのポテンシャルをコーナリング時に引き出すことが可能となり、ブレーキ、トルク、ベクタリングがもたらす極めて鋭いターンイン性能を体感できる。また、ブレーキ性能とドライバーエンゲージメントを極限まで高めるため、オプションのカーボンセラミックブレーキが用意されている。これを選択することで、SPORTモードにおいてESCダイナミック設定が有効となり、ESC(電子制御スタビリティコントロール)の介入が緩和。

これにより、状況に応じてダイナミックなドリフトアングルやパワーオン時のオーバーステアといった、エキサイティングな走りが可能になる。また、ブレーキ、トルク、ベクタリングによりターンインがより鋭くなり、コーナー出口ではより多くのパワーを効率的に路面へ伝達。こうした制御はドライバーの信頼感を高めるとともに、車両の俊敏性を一段と引き上げる。このESCダイナミックプログラムには、ベンテイガとして初となるローンチコントロール機能も組み込まれている。

さらに、全輪操舵(All-Wheel Steering)を新たに標準装備。低速~中速域では前輪とは逆方向に後輪を操舵することで小回り性能が向上し、車体の小回りが格段に改善される。その結果、操舵の反応性はより高まり、ドライバーの信頼感が高まる。一方、高速走行時には前後輪が同じ方向に操舵されることで、優れた直進の安定性を実感できる。こうしたSPORTモードの進化、カーボンセラミックブレーキ、ESCダイナミック制御、そして全輪操舵が融合することで、俊敏性、ロードホールディング、ドライバーとの一体感は新次元へと引き上げられた。新型ベンテイガ スピードは、パフォーマンス フラッグシップとしての名にふさわしく、ラグジュアリーSUVにおけるハンドリング、加速、操舵応答性の常識を根底から塗り替える1台。

新型ベンテイガ スピードのエクステリアは、他のモデルとは一線を画す、印象的なデザインとなっている。ダークティント仕上げのブライトウェアに加え、フロントドア前端にはクロームのSpeedバッジが輝き、22インチの専用ホイールはダークティントまたはシルバーから選択可能。またヘッドランプには、スピード専用デザインが採用されており、内部構造とベゼルにダークティントを施すことで、より引き締まった表情を演出。テールランプも同様に、グレーのレンズとダークティントのベゼルが組み合わされ、リアビューに独自の存在感をもたらす。

さらに、ベントレーの歴史上初となる23インチのスピード専用ホイールも登場。カーボンセラミックブレーキを選択した場合に装着可能で、仕上げはグレーサテン、ブラック、ブラック×ブライトマシンの3種類から選べる。ブレーキキャリパーは、標準ブレーキやカーボンセラミックブレーキでも、全7色の鮮やかなアクセントカラーが用意されている。

そして、新型ベンテイガ スピード専用オプションとしてもうひとつ注目すべき点は、スピード・ブラックルーフとなる。ボディカラーに応じてグロスまたはサテン仕上げから選択可能となり、テールゲートスポイラー下部を含むこのブラックルーフが、強く自信に満ちたスタイルを際立たせている。

新型ベンテイガ スピードのインテリアは、唯一無二のパフォーマンスを物語るデザインに仕上げられている。標準装備として、スピード専用のドライバーインフォメーションディスプレイに加え、助手席側フェイシアおよびドアシルプレートには“Speed”バッジがあしらわれ、シート上部には“Speed”ロゴの刺繍が施されている。

またベントレーならではのブルズアイスタイルのエアベント、オルガンストップ、センターエアベントには、標準のクローム仕上げに加え、ダークティント仕上げも選択可能。さらにシートショルダーパネル、ドアの内側、そして4座仕様ではリアシート背面にまで、新たに開発されたプレシジョン・ダイヤモンドキルトが採用され、繊細かつ立体的な美しさが空間を彩る。

カラーコーディネートには、スピード専用のカラースプリットが採用されており、落ち着きある濃色のセカンダリーレザーを基調に、シートの外周部やドアトリム、インストルメントパネル側面には、メインカラーが巧みにアクセントとして配されている。

このパフォーマンスとエレガンスが見事に調和する姿は、ドライビングのために仕立てられたラグジュアリーが体現された空間となっている。

新型ベンテイガ スピードは、かつてない走行性能の可能性を広げている。COMFORTモードおよびBENTLEYモードでは、ペース、洗練性、そしてリラクゼーションが完璧なバランスで調和し、あらゆる走行シーンにおいて理想的なドライビング体験を提供。一方で、SPORTモードを選択すれば、COMFORTモード、BENTLEYモードとは全く異なる一面を見せ、アグレッシブで本能的な姿を現す。

ベントレーのエンジニアたちは、丹念なシャシーセッティングの改良と、新開発のハイパワー4.0リッターV8エンジンの搭載によって、これまでにない最もパワフルかつダイナミックなベンテイガを生み出し、またベントレーに欠かせない洗練さ、品格、そして極上の乗り地を一切損なうことなく実現させている。

関連情報:https://www.bentleymotors.jp/

構成/土屋嘉久

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