トライアンフモーターサイクルズジャパンは、“67”の番号に影響され、5回のマン島TTでの勝利を重ねた有名な「Slippery Sam（スリッパリー・サム）」にインスパイアされた「Trident 660 Triple Tribute（トライデント660トリプル・トリビュート）」を発表した。

2024年好評を博したTrident Triple Tribute スペシャルエディションに続き、トライアンフ モーターサイクルズは、最新世代のTrident 660（トライデント660）が実現するパフォーマンスとライダー重視のテクノロジーをすべて搭載した、レーシングバイクからインスパイアされたインパクトを持つ「Trident 660 Triple Tribute」エディションを発売。この大胆な新型「Trident 660 Triple Tribute」は、よりシャープなスロットルレスポンスで爽快なライディングを実現するスポーツ ライディングモード、オプティマイズド コーナリングABS、トラクション コントロールなど、ライダー重視の最新アップグレードを搭載している。

さらにトライアンフ・シフト・アシストは、クラッチを使わずにスムーズなギアチェンジを実現。同モデルは、レーシングバイクにインスパイアされた外観を継承し、マン島TTレースで5度の優勝を飾ったトライアンフの伝説的な「Slippery Sam」へのオマージュを捧げつつ、より現代的なグラフィックスキームを採用している。なめらかなサファイアブラックのボディワークは、この特別版のベースとなる深みのある光沢のあるブラック仕上げを実現し、新しい外観をもたらす。

そしてタンク、テール、そしてフロントエンドを彩る大胆なコバルトブルーとディアブロレッドのハイライトとのコントラストが際立つ。タンクにあしらわれた「67」のレースナンバーグラフィックは、トライデントの歴史上有名な大きな功績をスタイリッシュなオマージュしている。さらに目を引くディアブロレッドのホイールが圧倒的な存在感を与えている。コンパクトで空力性能に優れたサファイアブラックのフライスクリーンには、トリプル トリビュートにマッチしたグラフィックが施されており、フロントエンドのシルエットを際立たせている。

また、モダンな新しい外観を完成させるために、彫刻的なアルミ製ベリーパン（アンダーカウル）も標準装備されており、クリーンでアグレッシブなロープロファイルと、さらなる存在感を演出している。この印象的な配色は、トライアンフのレーシングヘリテージを体現し、トライデント トリプル トリビュートに紛れもない個性を与えている。

専用のチューンを施したTrident 660のトリプルエンジンは、Euro 5+に対応し10,250rpmで最高出力81PSと、最大トルクを6,250rpmで64Nmを発生。全回転域でスムーズなレスポンスに優れたパフォーマンスを発揮する。リニアなトルクカーブとライド バイ ワイヤスロットルにより、市街地走行やワインディングでも、よりライダーのアクセル操作にダイレクトなフィーリングをもたらし、最上のライディングをもたらす。

そして最適なエンジンマッピングにより、ライダーの操作に瞬時に反応すると同時に、抵抗の少ないエンジンによるスムーズな回転を助け、バイクの遊び心をさらに高めている。コンパクトでミニマルな片側サイレンサーとプレミアムステンレススチール製のフィニッシャーから、独特で重厚且つトライアンフらいしトリプルサウンドが響き渡る。

さらにトライデントのスムーズな6速ギアボックスは、ギア比とファイナルドライブが最適化されており、この上ない素晴らしい体験をもたらす。このスペシャルモデルに標準装備されている、トライアンフ シフト アシスト アップ/ダウン クイックシフターの追加により、ギアボックスがさらに強化されている。軽量でバランスの取れたTridentのチューブラースチール製シャーシと高性能サスペンションは、通勤でも週末のツーリングでも、ライダーに自信とコントロールを提供。Showa製41mm径ビッグピストン・セパレートファンクション倒立フォークとプリロード調整可能なモノショックRSUは、ロード向けにチューニングされ、正確なフロントエンドのフィーリングと安定したハンドリングを提供する。

さらに高性能なMichelin Road 5タイヤは、あらゆるコンディションで確かなグリップ力を発揮し、ウェットでもドライでも安心して走ることができる。また、Nissin製2ピストンフロントキャリパーと310mm径ディスクの組み合わせは、Tridentのエキサイティングなパフォーマンスを制御する、スムーズでプログレッシブな制動力を提供する。

2025年モデルに新たに搭載されたオプティマイズド コーナリングABSは、IMUからの情報に基づき、バイクの走行時状況に応じたブレーキパラメータを調整することで、コーナリングにおける確実なコントロールを可能にする。また、新登場のオプティマイズド トラクション コントロールは、リーンアングルと路面グリップに基づいて出力とトラクションを調整し、最適なコーナリングパフォーマンスを発揮。

また、クルーズコントロールが初めて標準装備され、長距離走行の快適性を高める。さらに、スムーズでクラッチレスなギアシフトを可能にするトライアンフ シフト アシストにより、市街地走行も容易になる。ロード、レイン、そして新たにスポーツの3つのライディングモードにより、路面状況やライディングスタイルに合わせてスロットルレスポンスとトラクション設定を調整できる。

これらのライディングモードは、視認性の高いフルカラーTFTスクリーンとハンドルバーコントロールから容易に選択可能となっている。これらのコントロールは、標準装備のMy Triumphコネクティビティシステムにも対応しており、ライダーはスマートフォン、音楽、ターンバイターンナビゲーションを統合できる。なおTrident 660は、全車にLED照明を備え、セキュリティ強化のため、キーにエンジンイモビライザーが組み込まれている。トライアンフ・モーターサイクルズ チーフ・コマーシャル・オフィサーのポール・ストラウド氏は以下のようにコメントしている。

「このミドルウェイト・ロードスターは、競争の激しいカテゴリーにおいて、依然として絶大な人気を誇っており、アップデートのたびに新たなファンを獲得しています。2024年9月に最新世代のトライデントを発売し、2024年にトライデント・トリプル・トリビュート・スペシャルエディションが世界的に成功を収めたことを受けて、私たちは今年、改良版トライデント・トリプル・トリビュートを求めるお客様の声に応えたいと考えていました。印象的なスタイリングと卓越した仕上げは、間違いなく人々の目を引くでしょう。トリプルエンジンの性能とライダー重視の最新テクノロジーは、毎日のライディングから休日のツーリングのシーンを劇的に変える事と確信しています」

関連情報：https://www.triumphmotorcycles.jp/bikes/roadsters/trident/trident-triple-tribute-edition