ブライトリングは、ナビタイマーから、これまで限定アニバーサリーシリーズでのみ登場していたブライトリング初の自社開発パーペチュアルカレンダークロノグラフムーブメント、「キャリバーB19」を搭載したアイスブルー文字盤モデルを発売した。
70年以上にわたって、ブライトリングの象徴として名高いナビタイマーは、一目でわかる回転計算尺、刻み入りベゼル、クロノグラフ機能が特徴。時計史に残るマスターピースの一つと時計愛好家にも目されるナビタイマーに、パーペチュアルカレンダー機構を搭載したブライトリング初のマニュファクチュール・ムーブメントであるキャリバーB19が搭載され、機能性が大幅に強化された。
このムーブメントには、曜日、日付、月、ムーンフェイズ機能が備わっている。およそ100年の長きにわたり、必要となるのはわずかな調整のみ。マイルス・デイヴィスやセルジュ・ゲンズブールをはじめとする著名人に愛されたナビタイマーは、1952年に国際オーナーパイロット協会(AOPA)のために設計。
そして、ジェット機の時代を象徴する時計となった。初の腕時計型フライトコンピューターとして知られる回転計算尺は、様々な航法計算を行うこともできる。パイロットのための画期的な腕に装備する計器として開発されたナビタイマーが与えた影響は、航空業界にとどまらない。その独創的なデザインで、スタイルのアイコンとして注目されるようになったのだ。
このナビタイマーには、ブライトリング創業140年を記念して昨年発表された、ブライトリング初の自社開発パーペチュアルカレンダークロノグラフムーブメント、キャリバーB19が搭載されている。この最新のナビタイマーは、ステンレススチール製43ミリケースに、プラチナ製ベゼルが映えるアイスブルーの文字盤、また12時位置に精巧に描かれたムーンフェイズが特徴。
マッシュルームプッシャーは、確実なクロノグラフの操作を実現し、オープンケースバックからはムーブメントを見ることができる。ナビタイマーB19には、快適なフォールディングバックル付きブラックアリゲーターレザーストラップ、またはバタフライクラスプ式7連ステンレススチール製ブレスレットのいずれかが装備される。
キャリバーB19は、クロノグラフムーブメントのゴールドスタンダードとされる、2009年に発表されたフラッグシップ・マニュファクチュール・キャリバー01に始まるブライトリング・自社開発ムーブメントへの発展における、最新進化形だ。B19は、ブライトリングのクロノグラフの専門技術と、うるう年と28日、30日、31日の月を自動修正する複雑なカレンダー機能を組み合わせたもの。COSC(スイス公式クロノメーター検定協会)認定取得のための厳格な独立した精度テストに加え、キャリバーB19は、経年変化シミュレーションをクリアしている。
このシミュレーションには、10万回のリューズ巻き上げ、345万6000回のテンプ回転、500Gの衝撃を6万回与えるなど、極限の負荷を含む16年間の経年変化シミュレーションが含まれる。キャリバーB19は、ラ・ショー・ド・フォンにあるブライトリングのクロノメトリーで設計・組み立てられ、約96時間の驚異的なパワーリザーブを実現した。また、わずかな調整で100年間カレンダーを維持が可能。
この新たなアイスブルーのナビタイマーB19は、限定シリーズ以外では初めてこのムーブメントが採用されたモデルで、レガシーとも言える時計の不朽の価値を新たな次元へと導き、世代を超えて受け継がれる一本だ。
キャリバー:ブライトリングB19 (マニュファクチュール)
ムーブメント:自動巻
パワーリザーブ:約96時間
クロノグラフ:1/4秒, 30分計, 12時間計
振動数:28,800回/時
石数:39石
カレンダー:ムーンフェイズ付き永久カレンダー
ケース素材:ステンレススチール & プラチナ
ケースバック:ねじ込み式(サファイアクリスタル)
防水性能:3気圧
リューズ:非ねじ込みロック式, 2ガスケット
ガラス:ドーム型両面無反射コーティング済みサファイアクリスタル
製品重量(約):108.0 g.
ウォッチヘッド重量(約):91.0 g.
直径:43.0 mm
厚さ:14.9 mm
高さ(ラグの上部先端から下部先端まで):49.0 mm
ラグ幅(ラグの間):22.0 mm
ストラップの素材:アリゲーターレザー