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2025.09.09

ロータス「エミーラ」に「V6 SE」と「レーシングライン」が登場

エミーラは、ロータスのビジネスとブランドの進化を象徴する、ミッドシップ・プレミアムスポーツカー。ロータスならではの魅力となる印象的なデザイン、クラス最高の乗り心地とハンドリングを実現するスリリングなダイナミック性能、卓越した空力性能、そして「ドライバーのための」比類なき体験をすべて備えている。

エミーラは、視覚的にもドラマチックで、真のエキゾチックカーのように彫刻的なフォルムを持ち、ワイドなスタンス、力強いプロポーション、そして低く構えたキャビンが現代のスーパーカーの精神を体現している。それでいて、実用性と洗練性も兼ね備えており、高性能スポーツカー市場において非常に魅力的な選択肢となっている。今回、ロータスは、エミーラ・シリーズに新たにエミーラV6 SEを発表、すでにラインアップされているターボSE に加わる形で登場した。同時に、エミーラ・シリーズ全体にわたる改良も実施された。新たに追加された2色のボディカラー(イオスグリーンとパープルヘイズ)、また、冷却性能とトランスミッションの最適化も行われている。

エミーラV6 SE

新型エミーラV6 SE は、ロータスが誇る「純粋なドライビングプレジャー」をさらに高めたモデル。エミーラで愛されている6気筒パワートレインはそのままに、400PSを発揮するスーパーチャージャー付き3.5リッターV6エンジンを搭載。標準でLSD(リミテッド・スリップ・ディファレンシャル)付きの6速マニュアルトランスミッション、もしくはオプションでオートマチックトランスミッションを選択可能。その0-100km/h加速は、わずか4.3秒。この象徴的なV6パワートレインは、さらなる感情的な魅力を引き出すために改良されており、マニュアルギアボックスに新たに採用された圧縮マウントにより、より正確なシフトチェンジが可能になっている。

また、ダンパーの最適なキャリブレーションとアライメントの微調整により、ハンドリング性能の向上と乗り心地の快適性が両立された。シャーシとサスペンションには2つの設定があり、日常の走行に適した「Tour」モードでは、ロータスらしいダイナミックな走りと快適性がバランス良く調整されている。一方「Sports」モードでは、やや硬めのサスペンション設定となり、ダイナミック性能とフィーリングが強化される。油圧式ステアリングによって、ドライバーには優れたフィードバックが提供される。

エミーラV6 SEは、標準でジンクグレー(Zinc Grey)のボディカラーをまとい、専用のV6 SEバッジ、拡張されたブラックパック、20インチ鍛造アルミホイール、レッドブレーキキャリパー、アルカンターラ仕上げの高級感あるインテリアとスポーツペダルなど、特別装備が際立っている。さらに、15色のエクステリアカラーと7種類のインテリアテーマによって、非常に高いパーソナライゼーションが可能。これに加えて、ブレーキキャリパーは4種類の仕上げから選択でき、ホイールデザインも8種類が用意されており、エミーラV6 SEの個性をより自分好みに表現することが可能となっている。

V6 SEの導入と同時に、ロータスは既存エミーラモデルにも一連の技術的改良を施し、サーキットでの性能と日常での快適性の両方を向上させた。冷却システムはクーラントラインの配管を見直すことで最適化され、トランスミッションオイルクーラーおよびメインラジエーターへの冷却水の流れが改善された。その結果、冷却性能が高まると同時に、車両重量の軽量化にも貢献している。

さらに、エアコン制御システムは、高温時でも室内の気候を安定させるよう再調整され、エンジンのサーモスタットの開弁温度は従来の65℃から75℃に引き上げられ、過酷な条件下でも暖房性能と走行性能が向上した。また、デュアルクラッチトランスミッション(DCT)も再調整され、シフトスピードの向上、変速の滑らかさ、ドライバーとの一体感がさらに高められている。安全面では、先進運転支援システム(ADAS)を標準装備。

また、ドライバーをより強力にサポートする「拡張コ・ドライバーパック(Extended Co-Driver Pack)」をオプションで用意している。標準装備される機能には、自動緊急ブレーキ(AEB)、車線逸脱警報、ブラインドスポット警告、交通標識認識(TSR)、ドライバー疲労検知が含まれる。オプションの拡張パックでは、アダプティブクルーズコントロール(※AT車のみ対応)、後方交差車両警告、ドア開放警告、ハイビームアシスト機能が追加される。これらすべてのシステムは、エミーラの持つ純粋なドライビングプレジャーを損なうことなく、安全性を高めることを目的としている。さらに使いやすいメニュー画面から、ドライバーが自身の好みに合わせて支援レベルを自在に設定できるようになっている。

エミーラ ターボ

エミーラ ターボは、エミーラ・シリーズのエントリーモデルとして、日常使いに最適化されつつも、ロータスならではの走りの興奮をしっかりと継承している。パワートレインには、テクノロジーパートナーであるAMG製の4気筒ツインスクロールターボエンジンと8速DCT(デュアルクラッチトランスミッション)を搭載。これは上位モデルのターボSEと同一のユニットで、0-100km/h加速はわずか4.4 秒という優れたパフォーマンスを発揮。

走行モードは「Tour」と「Sport」の2種類が用意されており、ダブルウィッシュボーンサスペンション、統合型リアスポイラー、電動油圧式パワーステアリングなど、ロータスらしい高性能なコンポーネントが採用されている。標準装備の主な安全・快適装備は、自動緊急ブレーキ(AEB)、交通標識認識、ブラインドスポット警告、ドライバー疲労検知、12方向電動調整式シート(メモリー機能付き)、190W オーディオシステム、Apple CarPlay/AndroidAutoに対応するワイヤレス接続。

その外観では、ターボ専用バッジ、イエローとブラックのロータスエンブレム、サテンシルバーのディテールがエミーラターボの個性を際立たせている。

レーシングライン

エミーラにさらなるスポーティさを求めるエンスージアストのために、ロータスは新たに「Racing Line(レーシングライン)」デザインオプションを導入した。このパッケージは、エミーラ ターボSEおよびV6 SEに設定可能となっている。

このレーシングラインでは、ボディ下部にさりげなく施されたピンストライプ(イエロー、レッド、またはシルバー)を特徴とし、ブレーキキャリパーのカラーと完全にマッチする仕上がりとなっている。さらにドアミラーカバーも同じアクセントカラーで統一され、より一体感のあるスタイルになっている。加えて、アクセントカラーがあしらわれたレーシングライン専用バッジ、ハイグロスブラックホイール、そしてブラック&シルバーの外装ロータスロゴが、ダイナミックで洗練された印象を与える。

そしてインテリアも特別仕様となっており、選択したアクセントカラーでステッチが施され、専用バッジが装着されることで、エクステリアとの美しい調和を実現している。

1966年からロータスのスポーツカー製造拠点であるイギリス・ヘセル工場にて1台1台手作業で製造され、最先端の生産技術によって高い品質と効率を両立。まさに、ロータスの哲学「For The Drivers(すべてはドライバーのために)」を体現する1台。それは伝統と革新が交差する、ロータスのスピリットが詰まった仕上がりとなっている。

関連情報:https://www.lotuscars.com/ja-JP/emira

構成/土屋嘉久

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