LIXILは、国産RV(レクレーショナルビークル)メーカーであるKWORKSとコラボレーションし開発したムービングルーム「MIO SPACE(ミオ スペース)」の予約受付を開始した。
近年、週末や連休はアウトドアを楽しむ人、リモートワークを利用してワーケーションをする人、おうちキャンプやベランピングなど自宅でも自然を感じながら楽しめる工夫をしている人など、そのライフスタイルは多様化している。そのような背景から、今回、LIXILは国内有数の国産RV(レクレーショナルビークル)メーカーでバンベースキャンピングカーから業界唯一のオリジナルコンセプトのキャンピングトレーラーまで幅広いラインアップを提供しているKWORKSとコラボレーションし、さまざまなライフスタイルに適応できる、家でもアウトドアでも365日活用できる新発想のムービングルーム「MIO SPACE」を開発したという。
なお、この事業はライセンス契約に基づいており、デザイン思考による創造的なアイデアと独自デザインからなる企画コンセプトをLIXILが提案し、RVメーカーでトレーラーの知見を有しているKWORKSが開発・製造・販売することで実現したとのことだ。
室内での快適さを重視し、十分な高さの居室空間を確保しており、住宅の敷地内や外出先など多様な場所で使用することが可能。サイズは一般的なキャンピングトレーラーと同等ながらも、開放感が感じられるデザインとなっている。また、牽引式なので自家用車と連結して移動し、到着後は切り離してエクスクルーシブなプライベート空間として活用可能。さらに、ヨーロッパ屈指のメーカーALKO社製シャーシーを採用し、安全性と走行性を両立している。
“Minimal+α”をコンセプトに掲げ、タイムレスなデザインと自由度の高い内装レイアウトを実現。豊富なオプションラインアップにより、カスタムオーダーなしで自分だけのOnly One空間を手軽に作り出せる。しかも、高品質のFRPボディとアルミフレームのハイブリッド構造により、車体強度を保ちながら内装の可変性も確保。広々とした車内空間はアウトドア用品や大きな荷物の運搬にも最適で、災害時には一時的な避難スペースとしても活用可能だ。
住宅でもアウトドアでも楽しめる静と動を兼ね備えたデザインも特徴。LIXILが監修した内外装はノイズレスで心地よい美しさを実現。大きな開口部を多く配置し、空間に開放感をもたらすだけでなく、天井部のデザインにも工夫を凝らしている。LIXILには“Design Style”という住まい全体のコーディネートを貫くデザイン哲学があり、CMF(COLOR、MATERIAL、FINISH)もLIXILが監修。モダンなデザインで住宅やアウトドアに調和する仕上がりとなっている。また、車体や内装などのカラーは、ユーザーのヘッド車や住宅のデザインスタイルの好みに合わせて、自分らしさを表現できるように、INDUSTRIALとNATURAL CONSCIOUSの2色から選択できる。
特徴な上下開きタイプの大開口バックドアは、日本人に馴染みのある庇と縁側空間として活用でき、自然の豊かさを感じることができる。また、室内のフロント部には、リモートワークやワーケーションにも活用できるデスクスペースを配置。ほかにもキャンピングカー登録の必須要件である簡易シンクや高性能な電源システムも収納されている。さらに、内装の自由度が高く、国内規格に合った電源システムを搭載しているため、外出先でもプライベート空間やビジネス空間として日常的に使用できる最適な環境が整っている。そのため、「MIO SPACE」は増築や改築とは異なる新しい住まいのアップデートの選択肢として活用できる。
・外寸:全長4,575mm 全幅2,095mm 全高2,465mm
※オプションにより寸法が変動する場合がある
※牽引免許必要
・参考価格:887万円~(NATURAL CONSCIOUSベーシックモデルの場合)
※価格には、消費税・登録諸経費などは含まれていない
※価格は予告なく変更となる場合がある
・予約受付開始時期:2024年9月28日~
・販売地域:全国(一部地域を除く)
・販売元:KWORKS