プジョー(Stellantisジャパン)は、SUVのスタイリングと走行性能をあわせ持ったMPV(マルチ・パーパス・ヴィークル)である、「Rifter(リフター)」(2列シート5人乗り)および「Rifter Long(リフターロング)」(3列シート7人乗り)の最新モデルを発売した。
この「リフター」は、2020年11月に国内発表したMPVであり、端正なフロントフェイスとリフトアップした車高、前後左右に施した樹脂パーツによりタフな印象を与えるとともに、グリップコントロールによる高い走破性を備えたモデルとなる。
今回発表の新型「リフター」は、新世代ブランドロゴおよび新しいフロントフェイスを加え、各所に様々なブラッシュアップを施した点が特徴となっている。
フロントデザインは、ライオンのロゴ周りをブラックアウトしたブロック型にし、3本爪のデイライトもブロック形状にした。これにより、SUVとしての力強さを強調している。また、ヘッドライトおよびフォグランプを、従来のハロゲンからLEDに変更したことで、夜間の視認性が格段に向上した。
さらにリアデザインは、幅を広げた新デザインのPeugeotレタリングロゴを採用したことで、視覚的に重心が低くなり、安定感を印象付けている。
中央のタッチスクリーンは、従来の8インチから10インチにサイズアップし、インフォテイメントシステムも刷新。これにより、車両のソフトウェアアップデートが可能となり、ソフトウェアを常に最新の状態に保つことができる。また、CarPlay/Android Autoに対応したUSBコネクタをType-Cに変更し、快適なドライブをアシストする。
運転席まわりのメータークラスターは、従来のアナログメーターからデジタルメーターに変更したことで、メーター内の表示をドライバーの好みに設定することが可能となる。また、ステアリングには、新たにステアリングヒーターを装備した。
新型「リフター」は、ミリ波レーダーの追加により、アクティブクルーズコントロールの性能が向上し、停止後3秒以内の再発進が可能となった。さらに右寄りや左寄りなど、ドライバー任意の位置で車線内のポジションを維持するレーンポジショニングアシストを新たに追加したことで、ロングドライブにおけるドライバーの負担軽減を実現。またクルーズコントロール&スピードリミッターのスイッチを、従来のステアリングコラムからステアリング上に変更したことで、より直感的な操作が可能となった。ボディカラーは新色の「シルカ・グリーン」、「ぺルラネラ・ブラック」、「アイシー・ホワイト」の3色展開。パワートレインはターボチャージャー付1.5L 直列4気筒ディーゼルエンジン/8AT。