ロータスは、オール・エレクトリック・ハイパーSUV「エレトレ」のスペックや価格の最新情報を発表した。
このエレトレは、ロータスが新たに提案するパフォーマンスSUVの最初のモデルとなり、先進のアクティブ・エアロダイナミクスにおけるロータスのデザインノウハウと最新テクノロジーを融合させ、運転する楽しさ、多様性、日常使いでの実用性を兼ね備えている。
そして全モデルに、シナバーレッドを含む7色のカラーバリエーションが用意されている。日本では、エレトレ、エレトレ S、エレトレ Rの3つのグレードがラインナップ。中でもエレトレ Sは、今回の仕様で最も充実したものとなっており、ガラスルーフ、コンフォートシートパック(5人乗り)、アコヤホワイトペイントが標準装備となる。
なお同モデルは、現在、注文を受付中。デリバリーは今年の秋以降に開始される予定。
エレトレは、超高速充電により、ドライバーにどこへでも行けるという安心感を提供する。わずか20分で航続距離250マイル(約400キロ)、350kW-DC急速充電器では最大航続距離600kmに達する。(日本では高速充電環境が異なるため、充電時間は各充電器の性能による。
世界で最もパワフルなSUVの1台で、0-100km/h加速は3秒以下。中でもエレトレ Rは、最高出力918psのパワーと985Nmのトルクを備え、0-100km/h加速をわずか2.95秒で到達、最高速は265km/hを実現している。
このエレトレには、ツアー、レンジ、スポーツ、オフロード、インディビジュアル、トラック(エレトレ Rのみ)など、最大6つの走行モードが設定されている。さらに6ピストンキャリパーでクランプされた414mmの強力なスチール製ブレーキが標準装備され(エレトレベースは4ピストンキャリパー)、エレトレ SとRにはさらに大径の10ピストン420mmカーボンセラミックオプションも用意されている。これらは、ロータスの特徴であるダイナミックなハンドリング性能をドライバーに提供するだけでなく、極めてパワフルで実用的なデイリーカーとしても活躍する。
広々とした実用的なキャビンは、フロントシート、リアシートともにヘッドクリアランス、レッグスペースともに十分な広さがある。さらに、車体後部のミドルシートを含む折りたたみ可能なシートは、倒すとアームレストになり、2つの展開式カップホルダーを備えている。また、最大1,532リットルのトランク容量を備え、ドライバーのあらゆるニーズに応える十分な収納力を備えている。
2つのNVIDIA DRIVE Orinチップ、12台のカメラ、18のレーダー、4つのライダー(ハイウェイ・アシスト・パックに含まれる)の34のセンサーなど、最新の最先端技術を搭載。オーバー・ザ・エアー・アップデートにより(日本ではディーラーでのアップデート対応予定)、ロータスは車両のライフタイムを通じて継続的に更新することで、ドライバーが最高のドライビング・エクスペリエンスを楽しめるようになっている。
15.1インチの有機ELタッチスクリーンディスプレイを含む7つの設定可能なスクリーンを備えたエレトレは、ロータスの受賞歴のあるHyperOSを搭載し、シームレスでラグのないワールドクラスのインフォテインメントシステムを提供する。
ロータスは、KEFのユニークなUni-Qスピーカー設計とUni-Coreサブウーファーエンクロージャーを車載オーディオシステムに取り入れた最初の自動車ブランドであり、レコーディングスタジオの真ん中に座っているかのような臨場感あふれるフルボディのオーディオ体験を提供する。そのため乗員全員が、どこに座っていても同じように詳細で自然なサウンドを楽しむことができる。
関連情報:https://www.lotus-cars.jp/lp/eletre/2307/
構成/土屋嘉久