アストンマーティンは、2026年10月1日、英国に最新のランドマークとなる「Aston Martin Q London」を正式にオープンした。このフラッグシップ拠点は、ロンドンのメイフェア中心部、バークレー・スクエア14番地に位置する。
ロンドンで最も格式高い一等地のひとつとして、18世紀に誕生したバークレー・スクエアは、自動車産業と75年以上に及ぶ強固な結び付きがある。この新しいラグジュアリー・ショールームは、ロンドンにおけるアストンマーティンの存在感を改めて確固たるものにし、世界有数のラグジュアリー・ブランドやそれらの高級なリテール拠点が集結するエリアの一角を占めている。
Q by Aston Martinは、英国ブランドであるアストンマーティンが独自に展開するパーソナライゼーション・サービス。ステッチやレザー、エクステリアカラーを自分だけの仕様にしたいというご要望から、近年発表されたValen、Valour、Valiantといった極めて魅力的なスペシャルモデル、さらにはAston Martin Victorのような完全なワンオフモデルの製作まで、オーナーの幅広い要望に応える。またQ Londonでは、オーナーがQ by Aston Martinのチームと直接コミュニケーションを取りながら、カラー、トリム、素材、仕上げにわたる無数の選択肢を検討し、真に唯一無二の一台を創り上げることができる。
アストンマーティンの最高経営責任者(CEO)であるエイドリアン・ホールマーク氏は、次のように述べている。
「アストンマーティンの世界において、『Q London』は唯一無二の重要な役割を担うことになるでしょう。このドラマチックでエレガントな空間は、当社の製品ラインナップを披露する素晴らしい舞台となるだけでなく、世界最高峰のラグジュアリーなショッピング・エリアにおいて、当ブランドの存在を強烈に印象付ける窓口となります。私たちの正規ディーラーであるH.R.オーウェンとのパートナーシップを継続できることを大変嬉しく思っています。今後、メイフェアにおいてお客様向けのイベントや体験プログラムがさらに数多く開催されることを楽しみにしています」
ロンドン中心部に誕生したこの空間では、アストンマーティンの魅力や真のビスポーク・サービスである「Aston Martin Q by Aston Martin」を紹介すると同時に、既存のオーナーにとっても親しみ深い世界観を提供。「Q London」は、従来のディーラーとは一線を画したプライベートな会員制クラブに近い雰囲気をたたえ、1対1での仕様選定セッション、イベント、ミーティングなどに対応するさまざまな空間を備えた、英国におけるブランド最高峰の拠点となる。
そして、この拠点のオープンに合わせ、新型アストンマーティンDBX GTが世界初公開された。高い評価を受ける同社製SUVの新たな解釈を打ち出したこのモデルは、ウルトラ・ラグジュアリーな職人技、洗練された快適性、そして卓越したパフォーマンスを融合させている。この特長は、「Aston Martin Q London」が体現するダイナミックかつハイエンドなクラフトマンシップと現代的なデザインが交差する世界観と、完璧に一致している。
歴史あるスクエアの東側に位置するこの新しいショールームは、1階と地下1階にまたがる特別な体験スペース。総床面積約523平米にわたる空間には、車両ディスプレイ、カジュアルなミーティング、カンファレンス、イベントのための専用エリアが配置されている。ポートランド石で覆われたエレガントな街路側のファサードには、アストンマーティンの象徴であるウイングのロゴがあしらわれ、パークアベニューにある「Q New York」ショールームで確立された建築デザインと素材のディテールが、「Q London」にも受け継がれている。
バークレー・スクエアに面したガラス張りのファサードからレセプションエリアを抜けると、ブロンズで覆われた連続するアーチが印象的な2層吹き抜けの中央セクションへと繋がる。ゲストが館内を進む動線上には、カジュアルなシーティングエリア、マテリアル・ライブラリー、コーヒーバー、各種グッズやアクセサリー、記念品のディスプレイと並んで、最大4台のアストンマーティン・モデルが配置されている。
同ブランド初のフラッグシップである「Q New York」と同様、この空間は従来の自動車ショールームの常識を超える設計となっている。「Q London」は、ホスピタリティ・デザインとハイエンドなリテールの手法を取り入れた、ブランドの世界観に深く没入することのできる環境となっている。車両ディスプレイだけでなく、顧客を迎えるホスピタリティ・エリア、そして専用のコンフィギュレーター・スイートを備えた、アストンマーティン最新の高度なパーソナライズ仕様のビスポーク体験を提供している。
マテリアル・ライブラリーには、ボディやトリムのカラーバリエーションからレザーやステッチのパターンに至るまで、500種類以上の実物サンプルが用意されている。アストンマーティンの素材の進化を反映して常にアップデートされるこのライブラリーは、デジタルスクリーン上のビジュアライゼーションに対し、実物の質感や手触りを確認するために欠かせない役割を担っている。
また「Q London」は、オーナーがアストンマーティンのパーソナライゼーション・サービス「Q by Aston Martin」と直接繋がることのできる場でもある。カラー、トリム、素材、仕上げにわたる無数のオプションを吟味しながら、真に唯一無二の一台を仕立てることができる。限定仕様の「Q by Aston Martin」コレクションから、究極のパーソナライゼーションである「Q by Aston Martin Commission」まで、「Q London」の新たな空間は、お客様によるパーソナライズの旅への第一歩となるだろう。
空間のメイン照明には印象的なシャンデリアが採用されており、「Q New York」で初めて導入された、細長いペンダントライトが波打つように流れるデザインが受け継がれている。空間全体にわたって設置されたこの照明は、その真下に並ぶ車の精緻な表面仕上げやボディラインを力強く照らす。
このショールームの誕生により、アストンマーティンの現在の製品ラインナップを構成する主要モデルすべてを網羅した展示が可能となった「Q London」は、アストンマーティンの世界へ新たに足を踏み入れる人々を温かく迎える空間であると同時に、同ブランドを深く愛する既存のオーナーにとっても、慣れ親しんだ居場所としての価値をさらに高めている。館内のスクリーンやアートワークは、アストンマーティンの歩みを伝える豊かなコンテンツを映し出す背景を構成しており、伝統的資産からモータースポーツ、イノベーション、最新モデルに至るまで、クラフトマンシップ、デザイン、そしてブランドの伝統に焦点を当てている。
直線的な動線が広がる1階のショールームでは、ブランドの全体像に触れられる一方、地下のプライベートエリアでは、より深くブランドについて掘り下げることができる。同エリアには、ミーティングに利用できる完全予約制のプライベート相談室や広々としたダイニングスイートが備わっている。このダイニングスイートにも壁一面に実物の素材サンプルが展示されており、アストンマーティンの次世代デジタル・ビジュアライゼーション・スイートと組み合わせて活用することができる。ウッドパネリングとフローリングが温かみのあるラグジュアリーな雰囲気を醸し出すこのエリアへは、ゲスト専用の特別な隠しエレベーター、またはガラスと大理石で仕立てられた階段を利用してアクセスする。この地下エリアは、顧客が個別に相談を行うためのプライベートな没入型空間として機能するだけでなく、特別な折に開催されるイベントスペースとしても活用される予定。
アストンマーティンのエグゼクティブ・バイスプレジデント兼チーフ・クリエイティブ・オフィサーであるマレク・ライヒマン氏は、以下のように語っている。
「当社のデザインチームが持つ建築とインテリアの高度な知見を結集し、クラフトマンシップ、素材、テクノロジーの融合を真に体現するユニークなショールームを創り出しました。私たちの力強いデザイン哲学を反映したこの空間は、ブランドの製品ラインナップを完璧に引き立てるための舞台として機能します。何よりも重要なのは、この Aston Martin Q Londonがロンドンの中心部にてブランドの世界観を豊かに想起させ、人々を魅了するラグジュアリーな拠点であるということです。アストンマーティンの世界に初めて触れるお客様をお迎えする場所として、これ以上ない最高の環境となるでしょう」
「Q New York」で初披露された最新のデジタル・コンフィギュレーターは、幅約8メートル、高さ約3メートルに及ぶ大型スクリーンを備えている。これにより、コアラインナップからValenやValhallaといった最新の特別仕様モデル(スペシャルズ)に至るまで、アストンマーティンの全モデルをほぼフルスケールで見ることができる。このビジュアライゼーション・システムは、本社のデザインスタジオからデザインデータを直接取得しているため、レンダリングされたボディの表面に仮想の光が反射する様子を極限まで正確に再現。このバーチャル・リアリティ(VR)技術により、顧客はほぼ無限に用意された仕様オプションを組み合わせ、その完成イメージを高品質なビジュアルとしてリアルタイムで生成することが可能。
Aston Martin Q Londonは、同拠点におけるアストンマーティンの正規ディーラーパートナーであるH.R.オーウェンが運営し、ロンドン中心部の一等地にショールームを構えてきたブランドの伝統を受け継ぐ。H.R.オーウェンの最高経営責任者(CEO)であるケン・チュー氏は、次のように話している。
「『Q London』の誕生は、当グループにとって極めて重要な節目となります。メイフェアは、世界でも屈指の自動車リテール体験の拠点が集結する街です。この特別な場所に、他の格式高いショールームと並び、アストンマーティンを再び迎え入れることができることを誇りに思います。この新しいロケーションは、ワンズワース・アフターサービス拠点と共に、最高峰の英国製ラグジュアリー・モータリングをお客様にご提供するという、私たちの長期的な取り組みを体現したものです」
このAston Martin Q Londonは、2026年10月5日より営業を開始する。
関連情報:https://www.astonmartin.com/en
構成/土屋嘉久