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2026.10.08

最高出力727PS、最大トルクは900Nm!アストンマーティンのエレガンスを纏ったラグジュアリーSUV「DBX GT」

アストンマーティンは、高評価のSUVシリーズに新たな解釈を加え、ウルトラ・ラグジュアリーなクラフトマンシップ、洗練された快適性、軽やかなパフォーマンスを融合させた、新型「DBX GT」を発表した。パフォーマンスを一切犠牲にすることなく、最高級のラグジュアリー、快適性、洗練を備えるこのDBX GTは、DBXのラインアップの選択肢の幅を広げ、存在感、高度な洗練、日常的な乗りやすさを前面に押し出す新たな調和を見出しつつ、DBXならではのオンデマンドの動的性能も享受している。

アストンマーティンのCEO、エイドリアン・ホールマーク氏は、次のように述べている。

「DBX GTは、スポーティな攻めより確かなエレガンスを好み、格上のラグジュアリーを求めるお客様を念頭に生み出されました。視覚面でのドラマ表現をさらに磨き上げ、インテリアに新たなクラフトマンシップ要素を加えることで、DBX GTは真のウルトラ・ラグジュアリーを実現します。その実現のためにパフォーマンスが犠牲になることも一切ありません」

DBX GTの外観は、エクステリアに加えられた数々の変更によってこれまでとは異なる雰囲気を醸し出している。それはDBXで称賛を浴びた造形とプロポーションを強調するものだが、DBX Sが主張の強いデザインで高いスポーツ性能を表現していた一方で、DBX GTは高級感あるディテール、上質な素材および仕上げで静かなラグジュアリーとエレガンスを生み出している。

そしてDBX GTの最も特徴的なディテールが、新しい二重のヴェーンドグリル。グリルフィニッシュには「ブライト」と「ダーク」があり、分割された金属製のグリルヴェーンは左右の別の吸気口へと伸びている。吸気口はデイタイムランニングライトと一体化されて水平に広がり、ロアフロントバンパーのボリュームを大きく見せて、全体の存在感を高めている。

側面では、伝統的な時計製造で使用される技術に触発された、対照的なポリッシュとサテンの2種の仕上げのツーピース型の金属製サイドストレーキが目を引く。アストンマーティンのアイコニックなデザイン要素に加えられたこの新しい処理が、DBXの彫刻的なディテールを際立たせている。さらに標準仕様のロアフロントバンパー、シル、リアディフューザーは、ボディカラーと同色のエレガントさを讃える。DBX GTには、サテンチタニウムのダイヤモンドターン仕上げの22インチ鍛造ホイールも新たに追加された。オールシーズンタイヤを標準装備し、しなやかな乗り心地を最大限引き出しながらロードノイズを最小限に抑え、日常的な乗りやすさを向上させている。外観の存在感を高め、さらにパフォーマンスを重視したい場合は、オプションで23インチのホイールとタイヤのパッケージを選ぶこともできる。

DBX GTのエクステリアに関するデザイン変更の最後に挙げられるのは、新しい4本出しエキゾーストフィニッシャー。2本ずつ、横に並ぶ配置でボディ下部の幅を強調し、堂々たる風格を漂わせる。美しく造形されたテールパイプは、外面はブライトポリッシュ仕上げ、内面はサテンアノダイズド仕上げとなっている。ボディ下部とディフューザーの間に囲まれ、世界最強の内燃エンジンSUVという、DBX Sとともに誇る称号を象徴している。

アストンマーティンのエグゼクティブ・バイスプレジデント兼チーフ・クリエイティブ・オフィサーであるマレク・ライヒマン氏は、以下のように語っている。

「アストンマーティンはウルトラ・ラグジュアリーとパフォーマンスを融合できる、特異な立場にあります。すべてのモデルがこの両方を備えていますが、その外観と動的性能におけるバランスはそれぞれ異なります。DBX GTでは、よりさりげなくて洗練されたアプローチを採用し、圧倒的なパフォーマンスを敢えて声高に主張することなく、静かなカリスマ性を漂わせることにしました。エレガントで控えめでありながら、DBXとして当然のパフォーマンスとクラストップのダイナミクスを備える自信を感じさせます」

当初からDBXは、ハンドクラフトのラグジュアリーなインテリアデザインを提供してきた。そのベースにあるのは、日常的な使いやすさと人の自然な動きに合わせた設計です。クラフトマンシップと機能性を融合し、周囲を圧倒する存在を感じさせるSUVからの高い眺めと、スポーツカーの身体を包み込むような感触を併せ持つ。

DBX GTは、新しくなったシートの形状にビスポークの刺繍によるディテールを加え、さらに高度な職人技と快適性を提供している。フロントとリアのシートはクッション性がさらに充実し、サイドサポートも新しくなった。快適性を高めるためのカーブの入念な設計で、ホールド性と日常的な使いやすさのバランスを図っている。シートの贅沢な座り心地をさらに高めるため、クッション構造に10mm厚のメモリーフォームを加えると同時に、サイドサポートへの造形的な変更によって横方向のサポート力と快適性を向上させている。

またDBX GTでは、左右リアシートのレイアウトも新しくなった。5シートの柔軟性はそのままに、リアの全体的なデザイン性と快適性を高めている。左右の2つのシートは、リアの環境をフロントシートのデザインに合わせるほか、高さ調整式ヘッドレストとサイドサポートを備える。サイドサポートは横方向の安定感を高めてリアの快適性を向上させ、長距離でもより快適に過ごすことができる。標準装備のパノラミックガラスルーフで車内に自然光があふれ、リアの乗り心地がさらに快適になっている。

そしてDBX GTのインテリアでは、上質さが触感にも反映されている。素材の選択、精密さ、優れた製造技術が一体となってラグジュアリー感あふれるインテリアを実現。ドライブモードを選択するためのアノダイズド仕上げの金属製ロータリーダイヤルとその他のスイッチ類は宝飾品のような印象を放つ。GT限定のモノトーン、デュオトーン、トリトーンの配色には、キルティングやパーフォレーションが施された精巧なパネルの装飾が添えられる。

DBX GTのウルトラ・ラグジュアリー感をさらに高めているのが、セミアニリンレザーと毛足の長いフロアマット。フロントシートは、691メートルの糸、3,297個のパーフォレーションの穴、4時間半を超える手作業を駆使し、細心の注意を払って製造されている。快適性の追求はシートにとどまらない。インテリアの新しいデザインに合わせ、室内環境と静粛性も重点的に向上が図られている。ボディ構造の随所で的を絞った改良が施されたほか、キャビンの機密性にも細心の注意を払い、ロードノイズ、風切り音、交通騒音が最小限に抑えられている。同様に、ドアパネル、フロントおよびリアのホイールアーチ付近、リアの荷物スペースに適切に配置された防音材と、リアのサイドガラスに採用された防音合わせガラスも、車外からの騒音が最小限に抑えられている。毛足の長いカーペットは、遮音効果があるだけでなく、DBX GTのウルトラ・ラグジュアリー感にいっそうの豪華さを加える。

これらの改良の結果は、自動車業界において走行中の会話の明瞭度を示す指数(「Articulation Index」)が13%向上するという具体的な数字にも表れている。車内の会話でも、通話時でも、Bowers & Wilkinsのオーディオシステムを楽しむ際にも、DBX GTはより静かな、リラックスできる、ラグジュアリーな室内環境を提供する。

DBX GTの心臓部には、DBX Sに採用されたビスポークの4リッターツインターボV8エンジンを搭載。その727PSの出力は、ミッドエンジンのスーパーカーValhalla(ヴァルハラ)と共通のターボチャージャー技術によって実現される。一方、900Nmのトルクによって、日常的な走行状況の中で即座に幅広く力を発揮することが保証されると同時に、荒れた路面にも軽々と応じることができる。DBX Sと同じく、0-100km加速はわずか3.3秒、最高速度は310km/hを達成。この出力に見合ったブレーキ性能を実現するため、DBX Sと同じフロント420mm、リア390mmのカーボンセラミック製ブレーキが装備される。またDBX Sとは、ステアリングギア比が小さい点も同じで、明らかな俊敏性の向上でスポーティさが高まると同時に必要な際の応答性にも優れ、街乗りを考慮して最小回転直径も12メートルに抑えられている。

さらにDBX GTでは、サスペンションについてダンパー設定の調整見直しと、一連の独自の改良が加えられた。これには固有のダンパーバルブシステムも含まれ、悪路でもよりしなやかな乗り心地を実現しながら、ダイナミックな走りの際にもボディコントロールを維持。これらの内部ダンパーバルブは、粗い路面や減速帯などにおける高周波、低振幅の振動の際のオイルフローを制御し、不快な振動の車内への伝達を取り除く。また、ドライブモードの選択によってスプリングレートが変更されるため、コーナリング時のロール剛性のバランスが動的に移動し、グリップとステアリングレスポンスが向上する。

アストンマーティンのチーフ・テクノロジー・オフィサーのイアン・ホーバン氏は、次のように話している。

「DBX GTで課題となったのは、DBX Sで達成したクラス最高のパフォーマンスとハンドリングの実力を維持しながら、普段使いにおける快適性と洗練について意味のある改善を実現することでした。その実現を可能にしたのが、小規模ながら重要なハードウェアのアップグレードと、シャシーとパワートレインに対する一連の的を絞った調整変更です。結果は非常に満足の行くものとなりました。不快な騒音の侵入を顕著に低減し、路面の悪条件からの影響も少なくして、洗練性を高めながら、それと同時に、DBXで称賛される息をのむようなパフォーマンス、ハンドリングの安定感、ドライバーとの一体感には変わりはありません」

DBX GTは、磨き抜かれたスロットルペダルの感触で、軽やかな立ち上がりの滑らかさを実現し、ドライバーはより高い精度とコントロール感を感じることができる。慎重に設定された入力に対し、それに合った出力のレスポンスがパワートレインから返り、直感的な微調整が実現される。9速「湿式クラッチ」オートマチックトランスミッションのシフトフィールについてもさらなる微調整が施され、のんびりとした低速の街中走行からフルスロットル走行まで、あらゆる状況のなかでのシフト操作がより安定的かつスムーズに行える。

そしてValhallaでの学びを基に、新しいトランスミッションマウントブッシュも採用された。取り付け剛性を高めることで、ボディに対するトランスミッションの動きによりよく対応する。これに加え、新しい2つの前後方向ダンパーがボディとリアサブフレームとの間の接続のために設けられ、特にサスペンションが大きく動く、荒れた路面、鋭い突起、激しい沈下などで堅牢感を高めている。なお22インチホイールとピレリScorpion Zeroのオールシーズンタイヤの標準装備により、低速時の洗練されたしなやかな乗り心地が向上した(オプションで23インチホイール、ピレリP-ZeroサマータイヤまたはScorpion Zeroオールシーズンタイヤが選択できる)。

DBX GTは、固有のエキゾーストサウンドも備えている。リアマフラー内の排気のダブルミキシングによって、耳障りな金属的な周波数が排除され、よりクリーンで豊かなサウンドが生まれる。GTモードのビスポークのサウンドでは控えめに、Sport、Sport+の各モードではパフォーマンス重視の走行でアストンマーティンらしいサウンドが求められる中、DBX GT本来のサウンドが放たれる。DBX GTは、パフォーマンスに妥協することなく静かなラグジュアリーとエレガンスを提供し、アストンマーティンのSUVのラインアップに独自の持ち味をもたらす。DBX Sとともにラインアップを拡大させるDBX GTは、SUVのスーパーカーであるDBXの地位をさらに強固にする。この新型DBX GTのデリバリーは2026年第4半期から開始される予定だ。

関連情報:https://www.astonmartin.com/ja/models/dbx-gt

構成/土屋嘉久

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