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2026.10.06

五感に響くダイナミズムを追求したレンジローバーの電動SUV「RANGE ROVER SPORT ELECTRIC」

レンジローバーは、よりダイナミックな走りと俊敏なレスポンスを誇り、初めてフル電動パワートレインを搭載した「RANGE ROVER SPORT ELECTRIC」を発表した。パフォーマンスSUVというカテゴリーにおいて「スポーティング・ラグジュアリー」という新たな章を切り拓くことになる。

同モデルは、ドライバーに走る喜びをもたらすよう、先進のシャシー技術を駆使して独自にチューニングをしており、「RANGE ROVER SPORT」に求められる力強いフォルムと比類なき洗練性、オールテレイン走破能力を継承しながら、さらに進化させた圧倒的なパフォーマンスとダイナミクスを実現している。

RANGE ROVER担当マネージング・ディレクターであるマーティン・リンパート氏は、次のように述べている。

「『RANGE ROVER SPORT』は、RANGE ROVERブランドで最もダイナミックなモデルで、五感を刺激する一体感や所有する悦びを、EV時代へと継承します。何よりもまず、『RANGE ROVER SPORT』そのものです。シームレスに統合された電動パワートレインにより、かつてないほどに素早いレスポンスと高い精度を実現しています。さらに、独自にチューニングしたシャシー設定、パフォーマンスを重視したトルク伝達、特徴的なサウンドプロファイルが組み合わさり、お客様にスポーティング・ラグジュアリーSUVならではの、最高に魅力的なドライビングエクスペリエンスをお届けします」

「RANGE ROVER SPORT」の20年以上にわたる歴史の重要な節目を記念して、「RANGE ROVER SPORT ELECTRIC」の最終テストは、周囲を標高3,000フィート級の山々に囲まれたイタリアのカッラーラ大理石採石場で実施された。そしてパフォーマンスの限界に挑戦する「RANGE ROVER SPORT」のレガシーを受け継ぎ、その進化したパフォーマンスを証明した。「RANGE ROVER SPORT」は、これまでにも標高14,110フィート(4,301メートル)のパイクスピーク・ヒルクライムを記録的な速さで登り切り、中国・湖南省の天門山にある「天国への扉」へと続く999段の急階段や、アイスランドにある毎分750トンの水が勢いよく流れる世界最大級のカウランユーカルダムの放水路を走破するという偉業を成し遂げてきた。

世界で最も高価な大理石の産地を見下ろすジョイア・ピークの頂を目指し、「RANGE ROVER SPORT ELECTRIC」は過酷な気温、最大45度の急勾配、そして路面状況が絶えず変化する世界屈指の厳しい走行環境に挑んだ。まさに、「RANGE ROVER SPORT」が誇る卓越したオールテレイン走破能力を実証する最高の舞台。

「RANGE ROVER SPORT ELECTRIC」には、専用チューニングを施したインテリジェントトラクションマネージメントやバーチャル全輪駆動(AWD)、ダイナミックエアサスペンション、そして各アクスルに最大1,400Nmの力を加えて常に極めて高い安定性を確保する電子制御アクティブロールコントロール(eARC)を搭載している。さらに、ツインバルブダンパーとアダプティブダイナミクス2も採用しており、1秒間に500回、100ものパラメーターをモニタリングすることで、コーナリングやブレーキング時のボディのロールやピッチをより緻密に制御する。

これらの先進技術を結集した「RANGE ROVER SPORT ELECTRIC」は、磨き上げられた大理石の表面から微細な大理石の粉が厚く堆積した場所まで、予測困難な大理石の街カッラーラの路面を完全に掌握した。そしてオールホイールステアリングにより、採掘場内の狭く急なヘアピンカーブを切り返しなしでスムーズに駆け抜けた。

急勾配の斜面を走破するために、「RANGE ROVER SPORT」史上最大トルクとなる850Nmを発揮した。そのトルクの立ち上がりは、「RANGE ROVER ELECTRIC」と比較しても50%速くなっている。「RANGE ROVER SPORT ELECTRIC」の最高出力550PSのパワートレインは、ダイナミックローンチモード作動時にはV8エンジン搭載モデル「P540」(0-60mph加速4.3秒)に匹敵する。静粛性に優れたこのパフォーマンスSUVを加速させ、EV走行でヒルクライムの頂まで登り切った。

このテストは、グローバル試験・開発プログラムの最終段階となるもので、日本の千葉県南房総市にある「THE MAGARIGAWA CLUB」のプライベートサーキットでも実施された。RANGE ROVERのエンジニアたちは、独自のシャシー設定のチューニングに加え、「RANGE ROVER SPORT ELECTRIC」の走行特性を際立たせるサウンドの開発も手がけ、シンプルな音色を重ね合わせた、音楽とエンジニアリングの境界を超えたサウンドデザインが誕生した。この特徴的な音響特性が多彩なドライブモードを駆使したくなるような体験を提供する。

JLRのビークル・エンジニアリング・ディレクターであるマット・ベッカー氏は、以下のように語っている。

「『RANGE ROVER SPORT ELECTRIC』は、ドライバーとの一体感やスポーティなレスポンスをより一層重視し、『RANGE ROVER SPORT』のダイナミックな個性をさらに進化させています。剛性を高めたアーキテクチャと低重心化、緻密なトルク制御や先進のシャシー技術を組み合わせることで、よりシャープなレスポンス、優れた俊敏性、地面に吸いつくような安定感、意のままに操れる安心感をもたらします。洗練性や快適性、あらゆる状況にも対応する高い走破能力を損なうことなく、想像以上にコンパクトで接地性が高く、レスポンスに優れたモデルが完成しました」

さらに「RANGE ROVER SPORT」初となるEVモデルは、プラグインハイブリッド(PHEV)モデルと比較してボディ剛性を61%向上させ、重心も73mm低く設計している。PHEV、ガソリン、ディーゼルといった他のパワートレインと同じく、英国ソリハルの生産ラインで製造される。高強度アルミニウム製エンクロージャーに収められた高エネルギー密度の118.5kWhリチウムイオンバッテリーと、2基の260kWモーターを搭載し、これらすべてが「MLA-Flex」アーキテクチャにシームレスに統合されている。そして、高い耐衝撃性に加え、業界基準を上回る先進的な安全機能を備えています。バッテリーの安全性と品質を最大限高めるため、JLRの新しいバッテリー試験研究所では、実際のバッテリーに対し、-40°Cから+90°Cといった過酷な環境下で多軸振動および衝撃テストを実施している。

「RANGE ROVER ELECTRIC」と並行して開発しており、そのEVパフォーマンスを最大限引き出す「ThermAssist(サームアシスト)」熱管理システムをはじめ、数多くの革新的な技術を採用している。WLTPモードで最大378マイル(約608km)、実走行で最大333マイル(約536km)の航続距離を実現しており、多くのユーザーは、日常的な移動を追加充電することなく完結できる。外出先では、公共のDC急速充電器を利用した場合、最短10分の充電で最大136マイル(約220km)分の航続距離を確保でき、バッテリー残量10%から80%までの充電も約22分で完了する。

なお「RANGE ROVER SPORT ELECTRIC」の外観を特徴づけるだけでなく、空力特性を最適化させたグリルとアロイホイールのデザインは、高速道路走行時の航続距離を最大10マイル(約16km)延長させることに貢献する。

さらに、レンジローバーのビスポークサービスが利用でき、このサービスでは、ほぼ無限に存在するボディカラーや仕様の組み合わせ、より上質なマテリアル、オリジナル刺繍を含むパーソナライゼーションなど、個性的な「RANGE ROVER SPORT ELECTRIC」を創り上げることが可能となっている。

関連情報:https://www.rangerover.com/ja-jp/

構成/土屋嘉久

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