ポルシェジャパンは、新型「カイエン・クーペ・エレクトリック」、「カイエンSクーペ・エレクトリック」および「カイエン・ターボ・クーペ・エレクトリック」の予約受注を開始した。
このポルシェの新型カイエン・クーペ・エレクトリックは、堂々とした存在感と、通称「フライライン」と呼ばれる911の象徴的なルーフラインを兼ね備えている。クーペモデルは、Aピラーから後方にかけてのデザインが異なり、フロントウインドウもクーペ専用に設計されている。スタイルポルシェのエクステリアデザイン責任者であるトーマス・ストプカ氏は、次のように述べている。
「緩やかに傾斜したルーフラインが、車のワイドなショルダーラインを優雅に覆い、カイエン・クーペにスポーティーな外観を与えています」
アダプティブリアスポイラーは、ボディーに調和して溶け込み、リアウインドウは継ぎ目が少なく埋め込まれて面一に取り付けられているため、すっきりとしたモダンな外観になっている。ストプカ氏は、次のように続けた。
「精緻に描かれたライン、ワイドなプロポーション、ハイグロスブラックのサイドウインドウストリップが、あらゆるディテールにスポーツ性を漂わせるデザインを形成しています。開放的で明確なポジショニングを備えた新型カイエン・クーペ・エレクトリックは、正真正銘のスポーツカーです」
この傾斜したルーフラインを持つクーペ形状は、空気抵抗の低減に貢献している。新型モデルのcd値は0.23(SUV:0.25)。これにより、カイエン・クーペ・エレクトリックの航続距離(WLTP複合)は、モデルによって異なるが、SUVと比較して最大18km延長されて最大669km(欧州仕様)となる。ポルシェ・アクティブ・エアロダイナミクス・システムには、可動式クーリングエアフラップやアダプティブリアスポイラーなどの機能が含まれている。
フル電動カイエン・クーペのサイズは、全長4,985mm、全幅1,980mm(ミラーを除く)で、SUVモデルと同じ長さと幅となる。ただし、車高は1,650mmで、SUVモデルより24mm低くなっている(欧州仕様)。このクーペは、スポーティーなラインを備えながらも高い実用性があり、ラゲッジコンパートメント容量は534~1,347リッター、さらにフロントのラゲッジコンパートメントの容量は90リッターとなる。2または2+1のレイアウトが選択可能なリアシートは、2wayの電動調整機能を備えている。さらに、車両の堅牢性に対する要求が高いユーザー向けにクーペには、オフロードパッケージも用意されている。なお、発売時のモデルは3種類で、カイエン・クーペ・エレクトリックは、次の3モデルをラインアップしている。
■カイエン・クーペ・エレクトリック:
最高出力300kW(408PS)、ローンチコントロール使用時のオーバーブースト出力325kW(442PS)、0-100km/h加速タイム4.8秒、最高速度230km/h。
■カイエンSクーペ・エレクトリック:
最高出力400kW(544PS)、ローンチコントロール使用時のオーバーブースト出力490kW(666PS)、0-100km/h加速タイム3.8秒、最高速度250km/h。
■カイエン・ターボ・クーペ・エレクトリック:
最高出力630kW(857PS)、ローンチコントロール使用時のオーバーブースト出力850kW(1,156PS)、0-100km/h加速タイム2.5秒、最高速度260km/h。
サスペンションシステムのラインアップはSUVモデルと同様となる。クーペには、ポルシェ・アクティブ・サスペンション・マネジメント(PASM)を備えたアダプティブエアサスペンションが標準装備されており、カイエンSクーペ・エレクトリックとカイエン・ターボ・クーペ・エレクトリックには、ポルシェ・アクティブライド・アクティブサスペンションシステムがオプションで用意されている。カイエン・クーペ・エレクトリックの日本仕様では、全モデルに最大5度の操舵角を備えたリアアクスルステアリングが標準装備となっている。
カイエン・クーペ・エレクトリックは、SUVモデルと同様のポルシェドライバーエクスペリエンスを採用しており、デジタルとドライバー重視の操作コンセプトを提供。フルデジタルメーターパネル、センターフローディスプレイ、助手席側ディスプレイ、オプションのARヘッドアップディスプレイを含む広々としたディスプレイエリアがその特徴となる。デジタル制御とアナログ制御は互いに補完し合い、人間工学に基づいて最適化されているため、操作性も抜群。このポルシェデジタルインタラクションは、個々のユーザーに合わせたカスタマイズと直感的な操作性を重視している。パーソナライズ可能なウィジェットとディスプレイテーマ、サードパーティ製アプリとの統合により、接続性と個別の設定が可能なユーザーエクスペリエンスを実現する。
カイエン・クーペ・エレクトリックの標準装備は、パノラマガラスルーフ(オプションで可変ライトコントロール、電動切り替え式液晶フィルムを装備)とスポーツクロノパッケージにより、SUVよりもさらに充実している。クーペ専用の軽量スポーツパッケージもオプションで用意されており、モデルによっては最大17.6kgの軽量化を実現。このパッケージには、軽量カーボンルーフ、スポーティーなカーボンインサート、パッケージ専用22インチホイールおよび高性能タイヤが含まれている。インテリアには、クラシックなペピータ柄布製トリムのシートセンターパネル、Race-Tex製ヘッドライナー、オープンポアカーボン製表面など、スポーティーな要素がふんだんに盛り込まれている。さらにオプションで軽量スポーツパッケージにブラックレザーシートと2+1リアシートシステムを組み合わせることもできる。
関連情報:https://press.jp.porsche.com/prod/presse_pag/PressResources.nsf/jumppage/modelle-e4
構成/土屋嘉久