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2026.04.25

予約受注がスタート!6速MTを搭載したポルシェの2シーターオープン「911 GT3 S/C」

ポルシェジャパンは、新型ポルシェ「911 GT3 S/C」の予約受注を開始した。ポルシェGTファミリーに新しく加わる特にエキサイティングな911 GT3 S/Cは、高回転水平対向エンジン独特の自然吸気サウンドを固定ルーフなしでも楽しむことができるモデルで、限定モデルとして発売された911スピードスターと911 S/Tモデルと同様に「ドライバーズカー」としてのさまざまな資質を兼ね備えている。

この911 GT3 S/Cは、初めてフルオートマチックコンバーチブルルーフを備えた911 GT3となる。ドライビングプレジャーを特に念頭に置いて設計された911 GT3の新しいモデルは、911 S/Tの軽量設計と911 GT3の4.0リッター水平対向自然吸気エンジンを組み合わせており、最大出力375kW(510PS)と450Nmの最大トルクを発生。911 S/Tの特徴的なフェンダーとドアは、ブラックのフロントウインドウサラウンドとの組み合わせにより、911 GT3 S/Cに紛れもない外観を与えている。ドライバーズカーとしての位置づけに基づき、このスペシャルモデルにはショートレシオの軽量6速マニュアルスポーツトランスミッションのみが用意されている。

また911 GT3 S/Cは、現行の911シリーズで唯一、純粋な2シーターとして設計されたオープントップバージョンで、2019年に限定モデルとして発売された911スピードスターを彷彿とさせる。ただし、スピードスターとは異なり、911 GT3 S/Cは限定モデルではない。新しいストリートスタイルパッケージは、911 GT3 S/Cにも用意されており、個々の好みに合わせて車両をさらに精密にカスタマイズすることができる。

911および718モデルシリーズの責任者であるフランク・モーザー氏は、次のように述べている。

「新型911 GT3 S/Cは、特にドライビングプレジャーを重視したスポーツカーを求めるお客様の要望に応えるものです。911 GT3のエモーショナルなパワートレインは、ルーフを開いて曲がりくねったワインディングを走るとき、さらにその真価を発揮します。これは特に、フルオートマチックのソフトトップを備えながらも911 GT3 S/Cの重量を、991世代の911スピードスターをわずか30kg上回る1,497kg(※欧州仕様)に抑えたことによります」

特に軽量で高品質な素材の組み合わせにより、911 GT3 S/CはポルシェGTモデル特有の俊敏性を発揮する。911 S/Tから受け継がれた軽量ボディコンポーネントはひと目でそれとわかる。ボンネット、フェンダー、ドアはカーボンファイバー製となる。カーボンファイバー製のスタビライザーとシアプレートも固定ヘッドの911 S/Tから受け継がれている。

ブレーキとホイールもS/Tの軽量化の原則に従っており、鋳鉄製ブレーキより20kg以上軽いPCCBブレーキシステムを標準装備している。911 S/Tにも採用されたフロント20インチ、リア21インチのセンターロックホイールは軽量マグネシウム製で、これにより約9kgの回転質量が削減される。マグネシウムは、911 GT3 S/Cのフルオートマチックカブリオレルーフにも使用されている。軽量でコンパクトな40Ahのリチウムイオンバッテリーは従来のバッテリーに比べて約4kgの軽量化に貢献している。

インテリアには、911 S/Tから受け継がれたデザイン装備として軽量カーペットとカーボンファイバー製プルハンドルを備えた軽量ドアパネルが採用されている。また911 GT3 S/Cは2シーター仕様で、4way調整機能付スポーツシートプラスが標準装備されている。オプションとして可倒式バックレストとカーボンファイバー製シートシェルを備えた軽量スポーツバケットシートも選択可能。可倒式バケットシートには胸部エアバッグが内蔵されており、電動の高さ調整機能と手動の前後調整機能を備える。さらに3段階のシートヒーターもオプションで注文できる。

インテリアでは、サンバイザーとAピラートリムを含めたブラックレザートリムが標準装備される。リアバルクヘッドトリムの中央には、GT3 S/Cロゴが刺繍されている。シートセンターパネルはパンチングレザー仕上げで、911 S/Tと同様にステアリングホイールもパンチングレザーで覆われている。なお911 GT3 S/Cは、現行の固定ヘッドの911 GT3と同様に、ボタンではなくステアリングホイール左側のロータリーイグニッションスイッチで始動する。

そしてデジタルメーターパネルは、分かりやすい表示と操作コンセプトでドライバーをサポートしてくれる。「トラックスクリーン」表示モードは、レブカウンターの左右にあるデジタル表示を、タイヤ、オイル、冷却水、燃料に関する必要なデータのみに絞り込む。レブカウンターの左右にあるシフトランプはシフトチェンジの最適なタイミングを示す。必要に応じて、ディスプレイを回転させてレブリミットの9,000rpmを12時の位置に表示することもできる。

510PSを発生する高回転自然吸気エンジン

911 GT3 S/Cの4.0リッター自然吸気エンジンは、最新の排ガス規制に適合するよう設計されており、2つのパティキュレートフィルターと4つの触媒コンバーターを装備している。この極めて効率的な排ガス浄化システムを搭載しながらも、ポルシェはルーフを開けたときにエモーショナルで魅力的なサウンドを提供してくれる。シリンダーヘッドは、先代の911 GT3と比較して改良されており、911 GT3 RSから引き継がれたよりアグレッシブなカムシャフトは高回転域でさらにレスポンスの良いパワーデリバリーを実現。

パワートレインには、流量を最適化した個別のスロットルボディと、さらに最適化されたオイルクーラーも装備されている。6気筒水平対向エンジンは375kW(510PS)を発生し、6速GTマニュアルトランスミッションは911 S/Tや911 GT3に匹敵するスポーティーなショートファイナルドライブレシオを採用している。そして911 GT3 S/Cの0-100km/h加速タイムは3.9秒、最高速度は313km/hに達する。

911 GT3 S/Cは、原点となった911スピードスターとは異なりダブルバブル型のリアカバーを備えていないため、マニュアルソフトトップの代わりに現行911モデルシリーズのフルオートマチック軽量ルーフを取り付けることができる。その革新的なマグネシウムリブの使用により、ファブリックルーフを閉めた状態でもクーペのようなルーフライン実現している。ほぼ同じ輪郭を備えたファブリックルーフは、フロントウインドウフレームからルーフ収納コンパートメントリッドまでエレガントな弧を描いて伸びている。

ファブリックの下には構造部材は見えず、911の特徴的なフライラインの流れるようなデザインを妨げる部分もない。

これにより空力性能も向上。特に軽量な油圧式ルーフアクチュエーターによって、50km/h未満の速度のときに約12秒でソフトトップを開閉することができる。2本のフラットリブに加えてフロントルーフフレームとリアウインドウフレームもマグネシウム製となる。なお一体型の電動式ウインドディフレクターにより、高速走行時や気温が低い場合でも爽快なオープンエアのドライビング体験を楽しむことができる。ウインドディフレクターはセンターコンソールのボタンを押すとわずか2秒で開き、120km/hまでの速度で開閉可能となっている。

GTカー部門責任者のアンドレアス・プロイニンガー氏は、次のように話している。

「911スピードスターと718スパイダーRSにおいて、高回転自然吸気エンジン、特にダイナミックなシャシーセットアップと徹底した軽量設計がオープンルーフの真のドライバーズカーを生み出すためにいかに優れているかをすでに学びました。911 GT3 S/Cは初めてオープントップの911にダブルウィッシュボーン式フロントアクスルを採用しています。特にグリップ力の高いスポーツタイヤと軽量ボディとの組み合わせにより、この車はこれまでのオープンカーではほとんど考えられなかったようなワインディングロードでのドライビングプレジャーを提供します」

911 GT3 S/Cのシャシー構成は、ツーリングパッケージ仕様の911 GT3と同じ。すべての911 GT3モデルと同様に、フロントタイヤ255/35 ZR 20、リアタイヤ315/30 ZR 21が標準装備されている。

個性的なビジュアルアイデンティティーを実現するストリートスタイルパッケージ

ポルシェ・エクスクルーシブ・マニュファクチャーは、911 GT3 S/Cにオプションとしてストリートスタイルパッケージを提供している。フロントフェンダーの目を引くデコレーティブグラフィックと車両側面の“PORSCHE”ロゴはパイロレッドで、ホイールはエクステリアのアクセントカラーと調和するスレートグレーネオで塗装されている。さらにヴィクトリーゴールドで仕上げられたブレーキキャリパーにはブラックの“PORSCHE”ロゴがあしらわれており、ホイールリムにはパイロレッドのアクセントストリップが塗装されている。またフロントでは、ティンテッドHDマトリックスヘッドライトとボディカラーのエアブレードが印象的なアクセントになっている。

インテリアでは、ポルシェクレストの刺繍が施されたアダプティブスポーツシートプラスが目を引く。シートセンターパネルは、スレートグレー、ガーズレッド、マグネシウムグレー、カラハリの4色の編み込みレザーで、この手の込んだ素材はグローブボックスにも使用されている。さらに、インテリアのほぼ全体がスレートグレーとガーズレッドのツートンカラーのレザーで覆われている。コントラストの効いたデコレーティブステッチ、ドアハンドルループ、シートハンドル、シートベルトもすべてガーズレッドで仕上げられている。

さらにステアリングコラムトリム、シートコンソール、インナーシルトリム、ヒューズボックスカバーは、スラットを含むエア吹き出し口とともにレザー仕上げで、フロアマットにもレザーの縁取りが施されている。なおサンバイザー、ルームミラーコンソール、 フロントウインドウフレーム、コンバーチブルルーフヘッドライナーは、スレートグレーのパンチング加工Race-Texとなる。

そして視覚的にも触覚的にも特別な魅力となっているのは、オープンポアラミネートウッドのギアノブとパイロレッドで彩られたシフトパターンを備えたダークカラーのシフトレバー。シフトレバー下の“GT3 S/C”ロゴ、ダッシュパネルのアクセントストリップ、助手席側の“911”ロゴもパイロレッドで仕上げられている。さらに、ポルシェデザインはストリートスタイルパッケージを補完するアクセサリーも提供している。

関連情報:https://www.porsche.com/japan/jp/models/911/911-gt3-s-c/911-gt3-s-c/

構成/土屋嘉久

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