ランボルギーニ・ジャパンは、2025年6月18日(水)~20日(金)にかけて「Lamborghini Esperienza GIRO Japan 2025」を開催。今年は、ランボルギーニのスーパースポーツカー23台が集結し、特別なドライビングツアーとなった。そのうち13台は、パフォーマンス、スポーティさ、そしてドライビングプレジャーにおいて新たなパラダイムを確立した、ランボルギーニ初のプラグインハイブリッドHPEV(ハイパフォーマンスEV)「Revuelto(レヴエルト)」となった。今回は、北海道の美しい自然が広がる道央および道南エリアを約500kmにわたって走行し、壮大な景観の中でランボルギーニの最新モデルがその真価を発揮した。
今回のラインアップには、ランボルギーニのデザインDNAの礎を築いた伝説的な「カウンタック」の50周年を記念するモデル「カウンタックLPI 800-4」、圧倒的なパフォーマンスと快適性、高い効率性を兼ね備え、スーパーSUVとして注目を集めた「ウルス」初のPHEV「ウルスSE」、さらに、ランボルギーニ初のオールテレイン(全地形対応)スーパースポーツカーである「ウラカンステラート」も参加し、多彩な魅力を放った。
この「Lamborghini Esperienza GIRO」は、オーナーたちが所有するランボルギーニで、美しいロケーションを巡るドライビングツアーとして、イタリアをはじめ、アメリカ、中国など世界各国で開催されている。日本では、2017年に名古屋・大阪での初開催を皮切りに、2022年は信州、2023年は京都・奈良、昨年2024年は沖縄を舞台に開催し、今回で8度目の開催となる。
「Lamborghini Esperienza GIRO Japan」は、ランボルギーニ正規ディーラーで購入したオーナーのみが参加できる特別なイベントとなる。旅の道中もランボルギーニでしか味わうことのできない最高の走りを存分に楽しんでもらうために、イタリア本社でトレーニングを積んだテクニシャンが帯同し、万全なバックアップ体制を整えている。また、走行前後に的確なメンテナンスを正規ワークショップでサポートしている点も、このイベントに参加するオーナーから好評を博している。
今年は、新千歳空港に隣接する「ポルトムインターナショナル北海道」をスタート地点に全国からランボルギーニが集結しツアーが開幕。ポルトムインターナショナル北海道を出発した後、花崗閃緑岩の見事な岩波を削り複雑な段々を形成してできた三階滝に立ち寄り、ユネスコ世界ジオパークに認定されている洞爺湖有珠山ジオパークに足を踏み入れた。
その後、円錐型の成層火山で富士山に似た美しい姿から「蝦夷富士(えぞふじ)」と呼ばれ親しまれている羊蹄山を横目に、宿泊地となる「パークハイアットニセコHANAZONO」を目指した。ホテルでは、ウェルカムディナーが盛大に開催され、アイヌの伝統的なパフォーマンスが披露されるなど、北海道ならではの文化とおもてなしを満喫するひとときとなった。
2日目となる19日(木)のドライビングツアーは、石狩湾に面した国内有数の港湾都市であり、北海道の海の玄関として経済基盤を築き発展した小樽を巡るコースとなった。「パークハイアットニセコHANAZONO」を出発し、1972年にアジアで初めて開催された冬季オリンピックのメイン会場の一つとなった大倉山ジャンプ競技場に立ち寄りながら小樽を目指した。小樽では、運河クルーズで楽しみながら、小樽ならではの歴史や文化に触れた。ディナーでは、GIRO JAPANでは初となるGLAMPING PARTYを開催し、BBQを中心に展開されたメニューとともにアウトドアでの楽しいひと時を過ごした。
最終日の20日(金)は、「パークハイアットニセコHANAZONO」を出発し、洞爺湖有珠山ジオパークを抜け、新千歳空港を目指すコースとなった。洞爺湖有珠山ジオパークは、北海道にある洞爺湖及び有珠山を中心とした周辺地域に広がり「変動する大地との共生」をテーマとしたジオパーク。最終日は、洞爺湖有珠山ジオパークの東側に位置するエリアでの自然やその地域に生活する人々の暮らしを感じながら、帰途についた。
アウトモビリ・ランボルギーニHead of Japanのパオロ・サルトーリ氏は、次のように語っている。
「私が着任して初めてのGIROを日本が世界に誇る雄大な大自然が広がる北海道の地で開催できたことを大変嬉しく思います。レヴエルトなどハイブリッドモデルの存在感が増しており、私たちがより高いパフォーマンス、レスポンスや運転する歓びを追求しながら、同時に排出ガスの削減を実現していることが改めて実感できます。また、スーパースポーツカーにおいて完全なハイブリッド化を実現した世界初の自動車ブランドとして、ランボルギーニはCor Tauri(コル・タウリ)戦略を通じて業界の基準を打ち立て続けています。お客様にダイナミックなドライビングエクスペリエンスを存分に楽しんでいただける特別な機会を提供できていることを誇りに思います」
ランボルギーニでは、今後も日本のオーナーにランボルギーニで走る楽しさを存分に満喫できるよう、風光明媚な日本のドライビングコースを舞台に「Lamborghini EsperienzaGIRO Japan」を開催する予定だとしている。
関連情報:https://www.lamborghini.com/
構成/土屋嘉久