英国のジャガーは、2024年11月19日、ブランドの完全な再構築を行ない、新しいブランドアイデンティティの使用開始など新生JAGUARブランドの誕生を発表した。
完全に生まれ変わったジャガーブランドは、そのルーツとなる創業者ウィリアム・ライオンズ卿の信念「Copy Nothing」まで立ち戻る。
ジャガーの変革は、新生ジャガーブランドの世界のあらゆる側面を支えるクリエイティブな哲学「Exuberant Modernism(活気あふれるモダニズム)」によって定義される。大胆なデザイン、意外性、独創的な考え方を取り入れ、臆することのないクリエイティビティによって注目を集めるブランドキャラクターを創り出す。
ジャガーのチーフ・クリエイティブ・オフィサーであるプロフェッサー・ジェリー・マクガバンOBE氏は、以下のように語っている。
「ジャガーのルーツは独創性にあります。ジャガーの創業者であるウィリアム・ライオンズ卿は、『ジャガーはA copy of nothing(なにもののコピーではない)』という哲学を唱えていました。今日のジャガーに対する私たちのビジョンは、この哲学に基づいています。 新生ジャガーは、『Exuberant Modernism』を中心に据えて構築しており、あらゆるタッチポイントにおいて想像力に富み、大胆でアーティスティック、そしてユニークで臆することのないブランドなのです。これは、ジャガーの本質を取り戻し、それをかつて愛された価値観に回帰させながら、現代のお客様に適したものへと再構築する試みです。私たちは未来に向けてジャガーを創造し、お客様のライフスタイルやジャガーコミュニティを豊かにするブランドとしての地位を再構築したいと考えています」
新生ジャガーは、ドラマチックな新しいビジュアル言語によってユニークな個性を確立する、まったく新しいブランドアイデンティティを発表した。4つの変化のシンボルにはそれぞれ意味が込められており、ブランド価値を反映し、これから何が起こるのかを知る手がかりとなる。
ジャガーの新デバイスマークは、そのシグネチャー。幾何学的なフォルム、シンメトリー、シンプルさといったモダニズムの力強い象徴であり、視覚的な調和を保ちながら大文字と小文字をシームレスに組み合わせることで、意外性を示している。
大胆な直線的グラフィックが、ジャガーの圧倒的な存在感と一目でジャガーとわかるビジュアルを生み出し、模倣を打ち破り、既存の価値観を変える。
ジャガーの新しいブランドアイデンティティの根幹をなすのは、その価値観とアートとのつながりに組み込まれた豊かな色使い。イエロー、レッド、ブルーといった画家のパレットから生まれた原色は、トーンを決める構成要素であり、常にテクスチャや動きとともに表現される。
新生ジャガーの「leaper(リーパー)」は、私たちの起源を示す大切なマーク。常に前進し続けるその姿は、ブランドの卓越性を示すものであり、象徴となる。
モノグラムは表現のコードであり、完成した作品の証。華やかさを加味したり、仕上げのタッチとして使用する。
2024年12月2日20:00(日本時間12月3日10:00)、ジャガーはマイアミ・アートウィークにて、「Copy Nothing」を発表する。これは、ジャガーのクリエイティブフィロソフィーである「Exuberant Modernism」をDESIGN VISION CONCEPTとして具現化したもので、新ブランドの世界初の公開インスタレーションとなる。「Copy Nothing」の意味をドラマチックに、明確に、そして予期せぬ形で表現したものであり、ジャガーが今後展開する、臆することのないアプローチを想起させる。マイアミ・アートウィークへの参加は、あらゆる形態の芸術表現へのジャガーの支持を確固たるものにする。ジャガーは、綿密にキュレーションされた2か所のギャラリースペースを通じて、「Copy Nothing」の理念を共有する新進気鋭のアーティストたちとプラットフォームを共有する予定となっている。
ジャガー担当マネージング・ディレクターのロードン・グローバー氏は、次のように述べている。
「このような世界的に有名なブランドを生まれ変わらせるためには、臆することなく実行する必要がありました。ジャガーは慣習に挑むとき、常に最高のパフォーマンスを発揮してきました。この精神は、今日の新しいブランドアイデンティティに反映されており、今後数カ月かけてさらに明らかになるでしょう。これは完全なリセットです。ジャガーはその独創性を取り戻し、新しい世代にインスピレーションを与えるため、生まれ変わります。新生ジャガーをようやく世界にお披露目することができるのをとても楽しみにしております」