ベントレーは、カリフォルニア州のベントレー ランチョ ミラージュと同社のビスポーク部門であるマリナーと共同で制作した「エクスプレッション オブ テクスチャー」コレクションを発表した。
このコレクションは、4台のコンチネンタルGTスピードとコンチネンタルGTコンバーチブルをベースに制作した車両で、内外装のデザインには、カリフォルニア州のリゾート都市・ランチョ ミラージュの大自然や風景からインスピレーションを得た模様や塗装が施されている。マリナーの卓越した職人技によって大自然の魅力を最大限に引き出された内外装は、まるでアート作品のように細部まで丁寧に仕上げられ、唯一無二の存在感を放っている。
また、内外装の見た目だけでなく、視覚と触覚の両方で新たなラグジュアリーを表現。すべてのモデルには、マリナーが提供する15色のサテン塗装が採用され、最大55時間を費やしたベントレーのクラフツマンシップによる仕上げが施されている。さらに、2億年の歴史を秘めた天然石を使用したベニヤや、コロラド砂漠コーチェラ バレーの雄大な風景を体現したエンボス加工内装が、視覚と触覚へ感動をもたらし、乗るたびに自然とのつながりを感じさせる特別な体験を提供する。
砂漠のリゾート都市ランチョ ミラージュは、コーチェラ バレーの多彩で壮大な自然に抱かれた特別な場所。砂漠、鮮やかな緑、そして時の流れを感じさせる険しい山々が広がり、それら全てが車で気軽に訪れることができる。この風景の多様性に魅了されたベントレー ランチョ ミラージュのチームは、そのインスピレーションを「エクスプレッション オブ テクスチャー」コレクションに込めて表現した。それぞれのモデルには、この壮大な自然の息吹をデザインに宿している。
澄み渡るコーチェラ バレーの星空にインスパイアされて誕生した、ピーコックブルー サテン仕上げのコンチネンタルGTスピードとコンチネンタルGTコンバーチブル。外装はサテンカーボンファイバー、エレクトロブルー、ピーコックブルーを組み合わせたトライトーンデザインが繊細なコントラストを生み出している。
内装では、ピーコックブルー サテンとスレートストーンベニヤが織りなすツートンフェイシアに、エレクトロブルーのピンストライプがアクセントを添える。同じブルーは、エアベントやヘッドレストの縁取りにも施され、統一感と品格を演出。さらに、セレニティキルトがシートやトノカバーに美しく施され、洗練されたディテールが全体を引き立てている。
一方、砂漠の風が作り出す砂丘の優雅な曲線美を表現した、コレクション内のもう一台のモデルは、ゴーストホワイトパール サテン仕上げのボディに、タングステンホイールとシルバーテンペストのピンストライプがアクセントとして施されている。このモデル専用にデザインされたシートとトノカバーには、砂丘の滑らかなラインを再現したブラインドキルティングが施され、細部までのこだわりを感じさせる。内装では、ゴーストホワイトパール サテンのフェイシアとコンソールが、温かみのあるオータムストーンベニヤと組み合わされ、控えめで洗練された美しさを見事に体現している。
夕日に照らされるコーチェラ バレーの険しい山々が、ハバナ サテン仕上げのコンチネンタルGTスピードとコンバーチブルにインスピレーションを与えた。インテリアには、カリフォルニア州デスバレーの大地を感じさせる特注のブラインドキルティングが施され、コニャックとバーントオークのレザーが美しく調和している。さらに、フロアマットにも同じ地形を表現した3Dデザインが刻まれ、フェイシアとコンソールにはハバナ・サテン仕上げとカッパーストーンベニヤが融合。ブロンズのピンストライプが、さりげないアクセントとなっている。
「エクスプレッションズ オブ テクスチャー」コレクションのモデルは、カラー選択が個性を映し出すオーダーメイドの醍醐味であることを物語っている。ダイナミカ素材の柔らかな手触り、石材ベニヤのひんやりとした冷たさ、キルティングの滑らかなラインが、オーナーに無限のクリエイティブの可能性を感じさせ、個性を表現する楽しみを提供する。
ベントレー マリナーは、世界最古のカーボディビルダーとして、コーチビルディングの発祥地にその名を刻み、ベントレーのパーソナルコミッショニング部門として最も洗練された顧客の期待に応えている。特別な機能や仕上げから、ユニークで限定版の車両に至るまで、マリナーはベントレーのデザインとクラフツマンシップの極みを象徴し続けている。
関連情報
https://www.bentleymotors.jp/models/mulliner/collections/
構成/土屋嘉久