フェラーリ・ジャパンは、6月29日(土)、30日(日)の2日間にわたり、「フェラーリ・レーシング・デイズ2024」を三重県、鈴鹿サーキットにて開催した。
この2日間で全国から550台以上のフェラーリと約1,100人以上のフェラーリオーナーが集結し、F1クリエンティ、XXプログラム、そしてワンメイクレースシリースの488チャレンジEvoのほか、フェラーリファンは、日本における296チャレンジの初走行をレーシングコースで見ることができた。
今回のイベントでは、2025年からの参戦が決定している9代目モデルとなる296チャレンジのデモ走行が華々しく披露されるなか、「フェラーリ・チャレンジ・トロフェオ・ピレリ・ジャパン」第4戦が同時開催され、31台の488チャレンジEvoが白熱のワンメイクレースを繰り広げた。
さらにF1クリエンティ・プログラムでは、5台のシングルシーターがトラックセッションに参加。その中には、ジャン・アレジとゲルハルト・ベルガーがパイロットを務めたことで知られる2台の412 T2があり、1995年の世界選手権を戦ったスクーデリアを再現した。これらのヒストリックカーが再びサーキットを走る姿は、かつての熾烈な戦いを思い起こさせ、ノスタルジックな体験となった。
また、フェラーリの技術的、空力的な限界を押し上げるというコミットメントを象徴するxxプログラムから6台のマシンが参加し、フェラーリの豊かな伝統と革新的なスピリットが体現された。加えて、サーキット初心者が先導車と一緒に走行できる「ファミリー・ドライブ」や、本格的なドライビングが楽しめる「スポーツ・ドライブ」など、多彩なサーキットアクティビティが用意され、イベント全体を盛り上げた。
そして会場内では、6月15日~16日に開催されたWEC世界耐久選手権第4戦ル・マン24時間レースで2年連続優勝を飾ったフェラーリのハイパーカー、499Pが特別展示され、再び勝利の興奮と感動を蘇らせた。そのほか、待望の最新モデル、12チリンドリをはじめ、プロサングエや296GTSといった注目のモデル、フェラーリのオリジナリティを守る唯一の認定中古車プログラム、「フェラーリ・アプルーブド」の紹介など、さまざまな展示が行われた。
なおフェラーリ・クラシケでは、象徴的な250ヨーロッパやGTOモデルなどの希少なフェラーリのクラシックカーが来場者をもてなし、製造から20年以上となるクラシック・フェラーリで来場したオーナーを対象としたイベント“Classiche Meet”では、「Young Timer」をテーマに、レースからインスピレーションを得たテクノロジーの進化や、公式認定プログラムである「フェラーリ・クラシケ」とレストアの魅力などが紹介された。
そして、イベントのハイライトとして2日目に行われた華麗なパレードでは、時代やカテゴリーを超えた200台以上のフェラーリがサーキットに集結し観客を魅了。フェラーリ・オーナーやファンにとって、フェラーリへの情熱と絆をさらに深める機会となった「フェラーリ・レーシング・デイズ2024」は、フェラーリ体験の真髄であり、興奮と熱狂の祭典となった。
関連情報:https://www.ferrari.com/ja-JP/
構成/土屋嘉久