ロールス・ロイス・ブラック・バッジ・ゴースト・エクリプシスのイルミネイテッド・フェイシアには、皆既日食のタイムラインを象徴する1,846個のスターが、レーザーエッチングによって表現されている。
1人のビスポーク・デザイナーが、それぞれの星の大きさと位置を調整するという繊細で厳密なプロセスを一手に引き受け、100時間以上かけてこの魅惑的なエフェクトを創り上げた。
この作品は、0.5カラットのブリリアント・カット・ダイヤモンドをあしらったビスポークのタイムピースによって頂点を極める。それは、月が太陽を隠す直前と直後のわずかな瞬間に、月の輪郭上にまばゆい光を放つ一点を見ることができる「ダイヤモンド・リング」現象を想起させる。
ベゼルの形状は、ロールス・ロイス史上初めてこのプレシャスな宝石を埋め込むために変更された。ダイヤモンドがしっかりと固定されていることを確認するため、アセンブリーには、-30°Cから+90°Cまでの気候条件下でのセルサイクル試験を含む、厳格な接着テストを実施した。
タイムピースを囲むダークアルミニウム部分にはエッチングを施し、その下に配された光沢のあるメタルが浮かび上がる仕上がりになっている。この現代の職人技が光る美しい逸品は、14回以上のデザイン変更を経て完成した。
皆既日食では、黄金色のトワイライトが観衆を囲むように広がり、360度どこを見てもまるで夕焼けのような景色が広がる瞬間がある。ロールス・ロイス・ブラック・バッジ・ゴースト・エクリプシスでは、この稀にしか見ることのできない現象の美しさを、20万個以上の小さな穴から成る、独自のパーフォレーテッド・アートワークを施したバイカラーのシートで表現している。
大胆なマンダリン・カラーのレザーをブラックに着色した後、パーフォレーション加工を施すことで、下からより鮮やかなコントラスト・カラーを浮き上がらせ、極めて繊細で奥行きのある視覚効果を生み出している。
ビスポーク・コレクティブは、コンピューター・デザイン・ツールを使用して独自のパターンを開発し、7回にわたる試作を重ねて手作業で改良を加えた。
ビスポークの仕上げとして、イルミネイテッド・トレッドプレート、コーチ・ドアに収納されたマンダリン・パイピングが施されたアンブレラ、そしてプライベート・コレクションのワードマークの入った独自のインドア・カーカバーが含まれている。
このブラック・バッジ・ゴースト・エクリプシス・プライベート・コレクションの25台はすべて、世界中のオーナーに割り当てが完了している。
「ロールス・ロイス・ブラック・バッジ・ゴースト・エクリプシスは、皆既日食からインスピレーションを受けて誕生しました。皆既日食という、めったに見ることができない、人の心を魅了する現象の表現には、ロールス・ロイス・プライベート・コレクションの希少性と美しさが反映されています。
ロールス・ロイスのデザイナー、エンジニア、クラフツマンによるビスポーク ・コレクティブは、この魔法のような天体の重なり合いを表現することで、ロールス・ロイスのカルチャーであるアンビションとエクセレンスを体現する、画期的な一連の精巧なディテールが、現代のクラフツマンシップをさらに昇華させています。
これら25台を世界中の特別なお客様にお届けできることを誇りに思います。お客様こそが、私たちのブランドの偉大さを呼び起こし、現代のラグジュアリーをさらに大胆かつ精緻に表現する原動力となっているのです」