ゴースト・シャンパン・ローズは、ロールス・ロイスの職人集団、ビスポーク・コレクティブが得意とする色彩の美しさを際立たせた、世界に一台だけのビスポーク作品。ゴーストのピュアなデザインは、依頼主のシグネチャー・カラーを讃える完璧な可能性を提供し、彼女のデジタル・ペルソナである@ChampagneRoseからのインスピレーションによるもの。
エクステリアの仕上げとインテリア・トリムの両方に正確にマッチするワントーン・カラーをつくり出すことは非常に複雑な作業であり、素材によって光の吸収や反射が異なるため、すべての面にまったく同じ色を塗ると目にはわずかな違いが感じられるという特性がある。そこでビスポーク・コレクティブは、各素材の表面の特徴に合わせて丁寧に調整した「シャンパン・ローズ」の色調を開発した。
ゴースト・エクステンデッド・アーバン・サンクチュアリは、ロールス・ロイスのパルケトリー(寄木細工)の専門技術が高度に発揮された作品。木材のピースを一つひとつ手作業で切り出し、仕上げ、配置し、詳細な幾何学模様を施す伝統的な技が余すことなく表現されている。
リア・シート中央のモザイク・パネルは、中国・上海の名園、豫園にある建築物の木製窓枠に見られる「ひび割れた氷」のようなエフェクトからインスピレーションを得たもので、木目をそのまま生かしたアンラッカーのオープンポア仕上げオブシディアン・アユース材が採用されている。この「ひび割れた氷」のテーマは、シート・インサートのビスポーク刺繍パネルにも見ることができる。