Menu
  • Top
  • Cars
  • ベントレーがサイレントスポーツカー「ダービーベントレー」誕⽣90周年を記念したイベントを開催
Cars
2023.10.08

ベントレーがサイレントスポーツカー「ダービーベントレー」誕⽣90周年を記念したイベントを開催

サイレント・スポーツカー

ダービーベントレーの6気筒3 1/2リッターエンジンはスムーズで洗練されており、当時としては⼗分な出⼒である約120⾺⼒を発⽣した。スタイリッシュで、速く、洗練され、エレガントなプロポーションを持ち、運転しやすい⾞だった。それまでのすべてのベントレーの⾮同期式ギアボックスと⽐較すると、ダービーのシンクロメッシュの利点は明らかで、しなやかなスプリングと硬めのシャシーフレームがハンドリングを⾼⽔準に引き上げた。

ダービー⾞はクリックルウッドの先代モデルよりも洗練され、より俊敏でありながら、価格は400ポンドも安く、それまでのどのベントレーよりも幅広い顧客層に⽀持された。3 1/2リッターは、レーシングドライバーのサー・マルコム キャンベル⽒やアーチー・フレイザーナッシュ⽒をはじめとする著名⼈にも⽀持された。

3 1/2リッターベントレーは、⽣産中にシャシークロスメンバーをフロントに追加したり、ハーモニックスタビライザーバンパーを装着して乗り⼼地とハンドリングを向上させるなど、いくつかの開発を伴う改良が必要だった。

そして、1936年には、通常の3 1/2リッターに代わる⼤型エンジンが提供された。オーナーは50ポンド追加することで、シリンダー・ボアを1/4インチ(6.35mm)拡⼤し、いくつかの外装部品を追加することができた。このモデルは4 1/4リッターとなり、1939年までに⽣産台数はそれまでのモデルを上回った。

ベントレーが所有するダービーのシャーシナンバーはB53AE(登録番号AXB3)で、1934年初頭、ロンドンの販売店のジャック・バークレイが最初のオーナーであるスコットランドのトゥリアラン城のアレックス・ミッチェル⽒に引き渡した4ドアスポーツサルーン。彼は戦時中までこの⾞を所有していたことが知られている。

残念ながら次のオーナーに関する記録は失われているが、この⾞はいつしか⼤⻄洋を横断する旅に出た。その後1968年、マサチューセッツ州イースト・オーティスの納屋で発⾒され、1987年、フィラデルフィアのランカスターに住むチャールズH. ウォルフ⽒が次のオーナーとして記録されていたが、最終的に2004年にベントレーモーターズに譲渡された。

関連情報
https://www.bentleymotors.jp/

Share

Recommended

Ranking

AQ Lounge

『AQ』は、ラグジュアリーなクルマのある暮らしを愉しむ、知的でアクティブな富裕層のためのWEBメディア。
 
「AQ」会員に登録すると、プレゼント応募情報の一覧、プレミアムな会員限定イベント、ブランドのエクスクルーシブアイテムの紹介など、特別なコンテンツ情報をメールマガジンでお届け致します。更に『AQ』のタブロイドマガジンのご案内もあり、送付手数料のみをご負担いただくことでお手元で『AQ』をお楽しみいただけます。
登録は無料です。