ロジェ・デュブイは、メゾンの主軸を成してきたトゥールビヨンから、新作タイムピース4作を発表した。
88本限定で登場する新作オルビス イン マキナは、ロジェ・デュブイの卓越した技術を象徴するトゥールビヨンへのクラフトマンシップを表現している。
伝統技巧のヘリテージと現代技術を反映したこの作品は、類を見ないデザインを際立たせ、時計製造の歴史で受け継がれる価値観を自然と感じさせるだけでなく、ダイヤルの両面で語られる物語が、現代の最先端構造と調和する伝統芸術の魅力と可能性を解きはなつ。
オルビス イン マキナは、トゥールビヨンの特徴である回転動作と、時刻表示の円軌道にちなんでいる。搭載された手巻きキャリバーRD115は、メゾンの超絶技巧を極める旅における重要なマイルストーン到達の証だ。
RD115は、2003年以降に製造されたロジェ・デュブイのすべてのトゥールビヨンと同じく、283個の部品と29石のルビーで構成されたキャリバーである。非常に魅惑的である反面、より複雑な製造過程を要する。
ロジェ・デュブイのアイコニックデザインである7時配置とは対照的に、最新作モデルのフライングトゥールビヨンは中央に収まり、美しい同心円を描く。
メカニズム自体にもメゾンの独自性が際立ち、特許出願中の新しいプラネタリーシステムによってよりシンプルでコンパクトに洗練され、より多くのスペースを生み出しただけでなく、従来のトゥールビヨンとは一線を画す外観で異彩をはなっている。
メゾンのデザイナーは、ダイヤル中央から外側に向かい、秒、分、時間を表示するピンクゴールドとグレーのコントラストで同心円を描くことで、タイムレスな美しさを表現。
スケルトン仕上げを再解釈し、トゥールビヨンを中央に配置することでスペースに遊びを持たせ、際立たせた。
圧倒的な存在感を放つ分と時表示の3Dディスクは、ボールベアリングに取り付けられた両面仕上げのシャープなオープンワークのフライング針と美しいコントラストを描く。
独特のディスプレイは、安全に針をリリースし、また確固とした安定性をタイムピースに保証するためで、新たなシステムの開発を要し、特許出願に至った。同様の両面アプローチをフランジにも採用し、ダイヤルの外周に時間表示を配置している。
人間工学に基づいたミニマなデザインから漂うカリスマ性で圧倒するこのタイムピースは、シンプルを究めることでより美しくなるという「Less is more(レス・イズ・モア)」の思想を具現化した一本だ。
時計製造におけるスケルトン化に対するアプローチを表現し、それぞれのマテリアルが備える力を引き出すことで、快適さ、軽量性、強靭さを兼ね備えた究極の装着感を実現。
キャリバーRD512SQは、メゾンの卓越した技術を堪能できるディティールが随所に施されている。
7時位置のモノトゥールビヨンをはじめ、独創的なデザインと統合マニュファクチュールの熟練時計職人が伝統技術に忠実に従い、手作業により作り上げたムーブメントが際立つ。
ロジェ・デュブイが製造する全てのトゥールビヨンと同様にキャリバーRD512SQも63個の部品で構造されるフライングトゥールビヨンケージが特徴。
ローワーケージには軽量チタンを採用し、アッパーケージにはケルト十字から着想したブリッジを配置。
ブリッジの片側のみに取り付けられるフライングトゥールビヨンは、アッパーブリッジによる支えがないため構造上の課題が生じるが、挑む審美的価値もある。
この時計が有する最大の魅力は、キャリバー全体が擁する純粋な美しさだ。スケルトンデザインで仕上げた周囲にはアストラルシグネチャーをあしらい、中央にモノトゥールビヨンを配することで卓越した機能と端正な外観が融合された美学を体現している。
72時間の長持続パワーリザーブに加え、ジュネーブシールが製造地と技術的な信頼性のみならず、キャリバーの部品に施された16種類の装飾が専門職人の高度な技術により完成したことを証明している。
グレード5チタンの採用は、この豊かな多用途性を備えるデザインを構成する絶対要素だ。強靭な素材を、ケースとノッチ付きベゼルの特徴的な形状や独特の外観に仕上げるため加工するのは、熟練時計職人にさえ格別大きな挑戦であった。
メゾンの独創的なスタイルを特徴づける、3列構造の完全金属製ブレスレットも見逃せないディティールである。
エクスカリバー チタン モノトゥールビヨンは、ビジネスシーンからプライベートまで、あらゆるオケージョンに最適な28本限定のタイムピースだ。