ポルシェジャパンは、SUVモデルの中で最もパワフルな新型「カイエンターボE-ハイブリッド」の予約受注を開始した。この最高出力544kW(739PS)を誇るカイエンの最上位モデルは、高効率と総合的な日常の使いやすさ、さらに優れた走行性能において際立っている。
特にGTパッケージを装着した新型カイエンターボE-ハイブリッドクーペは、ドライビングダイナミクスとアスレチックな外観をさらに強調したモデルとなる。
ポルシェは、第三世代となるカイエンの導入に成功した後、包括的な改良が施された新しいトップモデルを追加する。以前と同様に、最もパワフルなカイエンはプラグインハイブリッドモデルとなる。
ポルシェは、カイエンターボS E-ハイブリッドの後継モデルとなる新型カイエンターボE-ハイブリッドのテクノロジーをさまざまな方法でアップグレードし、特に一充電の航続距離と性能において大幅な向上を達成した。
この変更により、日常の使いやすさとドライビングダイナミクスの両方に大きなメリットがもたらされている。出力130kW(176PS)の電気モーターが、大幅に改良された441kW(599PS)の4.0リッターV8ツインターボエンジンを補い、2つのパワーユニットの合計出力は544kW(739PS)、最大トルクは950Nmに達し、カイエンターボE-ハイブリッドのパフォーマンスは、最上位モデルにふさわしいものとなる。その実力は、0-100km/hを3.7秒で加速し、最高速度は295km/hに達する。
新型カイエンターボE-ハイブリッドは、先代モデルと比べて一充電の航続距離が大幅に延びたうえ、充電時間も短縮された。容量が25.9kWhに増加した高電圧バッテリーは、ラゲッジコンパートメントフロアの下に設置され、最長82kmの電気航続距離(EAER city)を可能にする。さらに、新たに11kWの車載充電器を搭載している。
新型カイエンターボE-ハイブリッドモデルには、新しい2チャンバー、2バルブ技術を採用したアダプティブエアサスペンションが標準装備されている。これにより、サスペンションの伸側と縮側を別々に調整することができる。このテクノロジーは、快適性と安全性を同等に高めるとともに、コンフォートとスポーツプラスのサスペンション設定の間にさらに広い範囲を提供する。
このサスペンションは、ダイナミックなコーナリングでの自信に満ちたハンドリングと低速走行時の快適性重視の特性、およびピッチとロールの最大限の抑制を兼ね備えている。
さらにカイエンターボE-ハイブリッドには、ポルシェトルクベクトリングプラス(PTVプラス)も標準装備される。ポルシェダイナミックシャシーコントロール(PDCC)とリアアクスルステアリングは、オプションで選択可能となっている。
シリーズ最上位モデルであるカイエンターボE-ハイブリッドのSUVとクーペの特徴は、両モデルのスタイリングが示す。どちらのボディバリエーションも、ターボモデル専用の特徴的なフロントエンドスタイルを採用し、光沢ブラックのエアブレードがアクセントの大型クーリングエアインテークを備える。
ホイールアーチトリムとエクステリアカラーのリアバンパーが、パフォーマンス重視のモデルであることをさらに強調。カイエンターボE-ハイブリッドモデルのその他の特徴として、ブラッシュステンレススチール製の2組のツインテールパイプとレッドのブレーキキャリパーが挙げられる。
インテリアでは、ダッシュボードとドアパネルのトリムにアルミニウムのインレイが施され、パフォーマンスへのこだわりを強調。ルーフライニングはRace-Tex製となる。標準装備には、GTスポーツステアリングホイール(ステアリングホイールヒーター付)、希望のドライビングモードを素早くダイレクトに選択可能なモードスイッチ、レザースポーツシート(18way調整機能付)が含まれる。また、レザーコンフォートシート(14way調整機能付)を選択することもできる。
さらに同モデルには、2023年にワールドプレミアとなったモデルで導入されたすべての新機能が採用されている。これらには、自立型曲面デザインのオールデジタルインストルメントクラスター(可変ディスプレイオプション付)を備えた新しいコックピット、再設計されたセンターコンソール、オプションのパッセンジャーディスプレイが含まれる。また標準装備される革新的な高解像度HDマトリックスLEDヘッドライトは、暗闇での快適性と安全性を向上させる。