ゼネラルモーターズ・ジャパン(GMジャパン)は、キャデラックの新世代ブランドデザインを採用し、エクステリアとインテリアをさらにアップデートした新型「エスカレード」を、2025年5月15日から販売開始した。また、新型「エスカレード」の発売を記念した専用カラーの特別限定車「エスカレード スポーツ LAUNCH EDITION」も50台限定で同時発売した。
1999年に登場した初代モデルから、2020年販売開始の現行第5世代に至るまで、米国を代表するラグジュアリーフルサイズSUVとして100万台以上を販売し、世界中のプレミアムカーユーザーから圧倒的な支持を得ている「エスカレード」。ブランド初のEV「リリック」から採用されたキャデラック最新のデザイン言語を反映した新型「エスカレード」は、さらなる進化を遂げている。
そのエクステリアは、フロントフェイスを刷新するとともに、24インチの大径ホイール(オプション)を装備。一方インテリアは、フロントディスプレイを助手席側にも搭載して大型化し、センターコンソールやステアリングホイールもリニューアル。また、新たに副変速機を採用し、悪路走破性能を高めた走行モードを備えることで、これまで以上に安定感のある快適な走りを実現した。さらに前後ドアの開閉をアシストするパワー オープン/クローズ ドアや、視認性を高めるリアカメラミラーを搭載するなど、利便性も一段と向上している。
新型「エスカレード」のよりワイドなプロポーションを強調するデザインに刷新されたフロントフェイスは、ボディ両端の縦型LEDヘッドランプとウィンカーランプがキャデラックらしさを際立たせ、高いアイポイントと新設計のフロントグリルが圧倒的な存在感を生み出す。また、ふたつのグレード「プラチナム」と「スポーツ」で異なるコンセプトのデザインを纏い、精悍さとエレガンスが表現されている。
さらにリアには、アイコニックなバーティカルタイプのコンビネーションライトを搭載し、キャデラックならではの力強さと品格を印象づけている。加えて、新デザインのアロイホイールには、従来の22インチに加えて24インチのダイナミックな大口径ホイールも新たに用意。「エスカレード」のスポーティな魅力を高めている。
キャビンを象徴する湾曲型55インチHDカーブド フロント ディスプレイは、8K解像度のドライバー用画面と4K解像度の助手席用画面を左右シームレスにつなぎ、ドライバーには車載用として世界初の車両全周を映し出すサラウンドビジョンやさまざまな車両情報を高い視認性で鮮明に表示。助手席側の専用画面では、足元のHDMI端子を利用することで、お気に入りのコンテンツや車両情報を閲覧することが可能となっている。そして新しくなったインターフェイスは、センターコンソールに搭載されたタブレット型のコマンドセンターを中心に設計され、エアコンやライト、シート調整などあらゆる機能をコントロールできる。一方で、キャデラッククレストが美しく光るジョグダイヤルや音量調整用の物理スイッチも引き続き搭載している。なおステアリングホイールは、往年のキャデラックをオマージュした新デザインにリニューアルされた。
インテリアには、深みのある天然木や滑らかなセミアニリンレザーなど本物の素材を惜しみなく使用。丹念な手仕事で仕立てられた上質な空間は、エスカレードでしか味わえないくつろぎとステータスをもたらす。さらに、ロングホイールベースならではの広大なキャビン、二層構造で断熱性と遮音性に優れ、開放感に溢れるパノラミック パワーサンルーフ(電動サンシェード付)や、ヒーター&ベンチレーション機能付き12ウェイ調整フロントパワーシート、冷凍機能付き冷蔵庫など、最上級のドライビングエクスペリエンスを提供。また、シーンや気分に合わせたライティングをカスタマイズできるアンビエントライトは、126色のカラーバリエーションを展開し、お好みに合わせ室内を演出する。
さらに、キャデラックが「エスカレード」で初めて車載用に採用したAKG社製の車載サラウンドサウンドシステムは、36個のスピーカーによる驚異的な立体音響を実現。堅牢なボディと遮音ガラス、ノイズキャンセリング機能などの徹底したノイズ対策により、高い静粛性と合わせて臨場感溢れる音響体験を提供してくれる。
「エスカレード」の6.2リッターV8エンジンは、最高出力416PS、最大トルク624Nmの強力なパワーを生み出すだけでなく、クルージングなどの低負荷価値には8気筒のうち、4気筒または6気筒を休止させるダイナミックフューエルマネジメントを採用。さらに最新の10速オートマチックトランスミッションによって、あらゆるシーンで新次元の走りを体感できる。
また、WD HI / 4 HI / 4 LOW / NEUTRAL / AUTOの5つの走行モードを選べるAUTOTRAC2スピードトランスファーケースを搭載。AUTOモードは通常時は後輪駆動で走行し、スリップを検知した際には、必要に応じで4WDに自動で切り替わる。新たに設定された4 LOWモードでは、深い雪道や泥地などの悪路でもより高い走破性を発揮するなど、あらゆるシーンで新次元の走りを提供する。
センサーとモーターを内蔵した前後の「パワー オープン/クローズ ドア」が、強風時や傾斜地での開閉を制御し、障害物にも自動で配慮し、エレガントなドア操作をサポート。電動アシストステップや、ソフトクローズ機能も標準装備し、ドライバーおよび同乗者のスムーズな乗降をエスコートする。さらにリアカメラミラーは、通常のルームミラーとして使用するだけでなく、デジタルミラーに切り替えることで広角な後方映像を表示。角度調整やズーム機能を駆使して視界や視認性を高めて、より安全なドライビング環境を実現。
別限定車の「エスカレード スポーツ LAUNCH EDITION」は、新型「エスカレード スポーツ」をベースに、「スポーツ」グレードでは選べないアージェントシルバー メタリックをボディカラーに採用。24インチ 7スポーク パール ニッケル アロイホイールを標準装備し、フロントとリアには特別なモデルであることを主張するモノトーンのキャデラック クレストが輝く、日本国内だけの50台限定の特別モデル。
そしてリアに装着したグロスブラックのモデルバッジ&トルクバッジが、限定モデルのアグレッシブなスタイルを強調。また、洗練された専用インテリアカラーのシェアグレイ・ジェットブラックアクセントには、ファセットキルティングを施したセミアニリンのフルレザー仕様を使用。磨き抜かれた内外装は、キャデラックの新たな時代を切り拓くにふさわしい、卓越した存在感を放つ。
関連情報:https://www.cadillacjapan.com/suvs/escalade
構成/土屋嘉久