メルセデス・ベンツ日本は「Gクラス」の特別仕様車「Past II Future(パスト トゥ フューチャー)」を発表した。同日、予約注文の受け付けを開始し、納車は4月下旬以降を予定。なお国内での販売台数は4台(世界限定20台)で、申し込み多数の場合は抽選販売となる。
G450d(ISG)をベースとする「Gクラス Past II Future」は、メルセデス・ベンツとファッションブランド MONCLER(モンクレール)との第2弾となるコラボレーションによるアート作品「Project G-Class Past II Future」に着想を得た特別仕様車。
2023年2月に行われた第1弾のコラボレーションでは、Gクラスがモンクレールの伝統的なダウンジャケットを纏った鮮烈なアート作品「PROJECT MONDO G」を発表した。
そして、2024年10月に発表された第2弾のプロジェクトには、日本人のファッションデザイナー、音楽プロデューサー、クリエイティブディレクターであるNIGOが参画。モンクレールダウンジャケットの特徴的なキルティング美学と、1979年の 誕生から45年の歴史を刻むGクラスのデザインエッセンスを融合させた、過去と 現代のデザインを繋ぐ作品として「Project G-Class Past II Future」を発表した。
今回、市販車両として登場した「Gクラス Past II Future」は、第2弾のコラボレーションに着想を得た特別仕様車となる。特別な存在感を発揮する ツートーンカラーや、MONCLERとのコラボレーションロゴがプリントされたスペアタイヤカバーなど、アートピース「Project G-Class Past II Future」と共通のデザイン要素が随所に反映されている。
そしてインテリアのハイライトは、チェックパターンのファブリックと上質なレザーが組み合わされたシート。このチェックパターンは1979年に初めて登場したGクラスに使用された典型的なシートデザインを再解釈し現代に蘇らせたもの。また、Gクラスの誕生以来変わらない装備のひとつである助手席側グラブハンドルには、コラボレーションプロジェクトのコンセプトで特別仕様車のモデル名でもある「PAST II FUTURE」の文字があしらわれている。さらに、センターコンソールには「One of 20」のレターが刻印され、世界限定20台の特別な1台であることを印象付ける。
Gクラスは、1979年の誕生以来、クロスカントリービークルとして基本的なスタイリングや堅牢なボディはそのままに、常に最適なパワートレインや装備を加えながら進化を続けてきた。2018年には、Gクラスの長い歴史の中で最も大幅に改良され、その伝統をメルセデスの最新技術でアップデートすることで、オンロード およびオフロードにおいて最適なパフォーマンスを発揮する究極のオフローダーとして進化した。
2024年に発表されたG450d(ISG)においても、受け継がれてきたDNAはそのままに、ISG搭載によるパワートレインの電動化、新しい世代の運転支援機能「ドライビングアシスタンスパッケージ」の搭載やMBUXによるデジタル化などによって さらなる進化を遂げている。また、特徴的なボディ形状はそのままに空力特性や静粛性向上を実現している。
関連情報:https://www.mercedes-benz.co.jp/passengercars/models/suv/g-class/overview.html#edition
構成/土屋嘉久