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2024.12.21

アウディが航続距離613kmの電動コンパクトSUV「Q4 45 e-tron」「Q4 Sportback 45 e-tron」を発売

アウディ ジャパンは、電動プレミアムコンパクトSUV/SUVクーペのQ4 e-tronのパフォーマンスをアップデートしたQ4 45 e-tron/Q4スポーツバック 45 e-tronを発表した。このQ4 e-tronシリーズは、アウディの電気自動車e-tronの第3弾として、プレミアムコンパクトSUVセグメントに導入したモデルで、大型SUV電気自動車Q8 e-tronシリーズ、スポーティな4ドアグランツーリスモe-tron GTに続くモデルとなる。特に日本市場でも関心が高いコンパクトSUVセグメントの人気モデルで、2023年には国内販売台数2,000台を達成した、アウディブランドの電動化戦略の中核を担うモデル。

さらにQ4 e-tronシリーズは、電気自動車専用プラットフォームMEBの採用により、全長4,590mm、全幅1,865mmとQ3とQ5のあいだに位置するコンパクトなボディサイズながら、インテリアの全長はQ5を凌ぎ、室内空間および荷室は上位モデルに相当するスペースを実現している。荷室容量は、Q4 45 e-tronは520リッター、Q4スポーツバック 45 e-tronは535リッターで、リヤシートを倒せば、それぞれ1,490リッターと1,460リッターのフラットな大容量スペースになる。またインテリアには、カップホルダーをはじめ合計24.8リッター(欧州値)もの収納スペースを確保している。

今回導入のQ4 45 e-tron/Q4スポーツバック 45 e-tronは、これまでの40 e-tronより駆動用電気モーターの性能を大幅にアップデートして、最高出力210kW(先代比:+60kW)、最大トルク545Nm(先代比:+235Nm)を発揮。システム電圧400Vテクノロジーによる総電力量82kWh(正味容量77kWh)の駆動用バッテリーを前後アクスル間の床下に搭載。リヤアクスルに1基の電気モーターを搭載した後輪駆動で、0-100km/h加速は6.7秒(欧州値)を誇る。

走行中の回生ブレーキの強さは、パドル シフトで3段階に調整が可能となっている。また、Bモード(パドルシフトで最大のレベル3に相当)を備えており、アクセルペダルだけで速度調整が出来るワンペダルドライブの感覚も味わうことができる。一充電走行距離は出力向上にもかかわらず613km(WLTCモード:先代比+19km)と高い実用性を誇る。200Vの普通充電は、標準は3kWで、オプションとして最大8kWまで対応。急速充電はCHAdeMO規格の125kWに対応しており、例えば125kWで5%から80%までが38分で充電可能(理論値)となる。

2つのタイプのボディタイプ、2つのグレード構成

ボディタイプは、存在感のあるフォルムのSUV Q4 e-tronとスタイリッシュなSUVクーペ Q4スポーツバック e-tronの2つのタイプを設定している。グレード構成は、Q4 e-tron/Q4スポーツバック e-tronともにadvanced/S lineの2タイプとなっている。advancedは、フロントグリルのカラーがヘクラグレーとなり、19インチアルミホイールを装備。一方、S lineではグリルがプラチナムグレーとクロームパーツを組み合わせたものとなり、フロントバンパーやサイドシル上部にセレナイトシルバーのカラーリングが施され、20インチアルミホイールを装着し、よりスポーティなキャラクターを強調している。また、標準仕様より車高を15mm下げたスポーツサスペンションにより、よりダイレクトなハンドリングを楽しむことができる。

さらに今回、全グレードにブラックAudi rings&ブラックスタイリング パッケージを新たにオプション設定した。ブラックのエクステリアミラーハウジング、ブラックルーフレール(Sportbackはオプション選択に関わらず非装備)を含む人気のスタイリングを装備可能。また、マトリクスLEDヘッドライト、LEDリヤコンビネーションライトを採用し、ダイナミックターンインジケーターを標準装備としている。このマトリクスLEDヘッドライトには、MMIを通じて4つのデザインから選択可能な、デジタル デイタイムランニングライトを備えている。

アウディデザインDNAを受け継ぐディテール

エクステリアは、短いフロントオーバーハング、筋肉質なフェンダー、美しいルーフライン、柔らかく 流れるようなサイドライン、ワイドなプロポーションを強調する水平基調のリヤエンド、Audi Qファミリーに共通するオクタゴン(8角形)かつ開口部のないシングルフレームグリルなど、ひとめでアウディの電気自動車とわかる独自のデザイン言語を取り入れている。

空力性能にも注力しており、電動開閉式の冷却エアインレットやフロントスポイラーに対し垂直に配置されたディフレクター、立体的なホイールディフレクター、空力性能を最適化したデザインのエクステリアミラーハウジング、テールゲートの形状により、Cd値はSUVモデルであるにもかかわらず、Q4 e-tronが0.28、Q4スポーツバック e-tronは0.26を実現している(いずれも欧州値)。

インテリアは、ドライバーオリエンテッドにデザインされ、特徴的なセンターコンソールと専用デザインのシフターを装備。メーターには10.25インチのアウディバーチャルコックピットを、センターには11.6インチのMMIタッチディスプレイを配置することによって、フルデジタルのコックピットを形成している。

ステアリングホイールは、トップとボトムがフラットな形状の新世代のデザインを採用し、物理ボタンのないシームレスなタッチ式操作パネルにより、手元でのアウディバーチャルコックピットの操作をスムーズに行える。また、フロントスクリーンには上下2つに分けて情報を表示するARヘッドアップディスプレイが装備され、上部には、ナビゲーションや車線逸脱警告等を、フロントガラス越しの視界に映像を重ねて約10m前方に表示し、下部には速度などの主要な情報を約3m前方に表示する。

最新の安全技術とアシスタンスシステムを標準搭載

フロントカメラをはじめ、車体前後に中距離レーダーと超音波センサーを配置し、また車体前後と左右ミラーに計4つの360°周辺環境カメラを内蔵している。従来のアダプティブクルーズコントロール、アクティブレーンアシスト、およびトラフィックジャムアシストを統合したアダプティブクルーズアシスト/エマージェンシーアシストをはじめ、死角を並走する車両を検出するアウディサイドアシスト、後方から近づく自転車や車両を監視するエグジットワーニングなど、多数の最新安全技術を標準装備としている。

関連情報:https://www.audi.co.jp/jp/web/ja/models/q4-e-tron/audi_q4-e-tron.html

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