道路とは目的地へ向かうために通過するだけの場所。そのため、意識することなく通り過ぎてしまうことがほとんどだが、中には、そこ自体を目的地としたくなるような美しく見晴らしがよい道路も存在する。
ウェイブダッシュが運営する地域応援サイト「生活ガイド.com」はこのほど、「走りたい道路ランキング 東日本編」のトップ10を発表した。
本ランキングは、見た目が美しい、見晴らしがとてもいいと感じる、東日本にある素敵な道路を生活ガイド.com運営事務局が厳選し、「思わず走りたくなるような道路」として生活ガイド.com会員である20代~70代の男女184名に投票してもらったものだ。
投票の結果、1位になったのは、石川県 羽咋市等にある「千里浜なぎさドライブウェイ」だった。
通常走りにくいとされる砂浜の走行だが、「千里浜なぎさドライブウェイ」は砂の粒子が細かく、海水を含んでいるため適度な湿り気もあることから、車走行も可能にするのだとか。波打ち際を走れるので、海好きにはたまらない道になっている。
投票者からは「海をドライブで楽しめて気持ちよさそう。普通砂浜をドライブできるところないから。」(20代女性)、「砂浜を車で走れることで有名で前から気になっています。UFOのまちとしても知られていて宇宙科学博物館もあるのでセットで訪ねたい場所です。」(30代男性)などのコメントが寄せられている。
第2位には北海道 天塩町等にある「オロロンライン」がランクイン。「オロロンライン」は、稚内まで海岸線をひた走る絶景ドライブルート。おおよそ小樽に始まり稚内までの約380kmの海岸を走る道で、道民でも休憩を含め行程に約7時間を想定する長さになっている。
第3位は北海道 中標津町の「ミルクロード」。「ミルクロード」という名前は「牛乳を出荷するタンクローリーが走る一直線の道」という牧歌的な風景にちなんで付けられた。なだらかなアップダウンのある一直線の道路で、抜けた先には「地球が丸く見える場所」が待っている。
第4位は長野県 下高井郡の「志賀草津道路」。「志賀草津道路」は、国道292号として草津温泉と志賀高原を結ぶ道路だ。走行途中で現れる芳ヶ平湿原は、ラムサール条約にも登録されており、より自然の豊かさを感じられること間違いない。また、日本一標高の高い国道とされているため、澄んだ空気も感じることのできる道路となっている。
第5位は秋田県 大潟村の「菜の花ロード」。約11kmにわたって4000本ほどある桜と菜の花の鮮やかなコントラストが印象的。春の晴天時に走れば、青空に桜のピンクが映える。
同点で第5位になったのは、新潟県 新潟市の「越後七浦シーサイドライン」だった。「越後七浦シーサイドライン」を走る道中では、奇岩が織りなす景色と共に日本海を一望することができる。夕焼けで赤く染まった奇岩を眺めながらのドライブは、ロマンティックな雰囲気となること間違いなしだ。
<調査概要>
調査方法:インターネット調査
調査期間:2023/7/28〜2023/10/04
調査対象:生活ガイド.com会員20代~70代の男女184名