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2024.04.06

4ℓ、V8ツインターボエンジンを搭載!メルセデスAMGからハイパフォーマンスモデル「GTクーペ」が登場

メルセデス・ベンツ日本は、メルセデスAMGのトップパフォーマンスモデルである新型「メルセデスAMG GTクーペ」を発表し、2024年4月2日より予約注文の受付を開始した。なお、デリバリーは、今年4月下旬頃より順次予定している。

今回の新型メルセデスAMG GTクーペは、極めてダイナミックな走行性能と卓越したスポーツ性を備えると同時に、優れた快適性も兼ね備えたパフォーマンスラグジュアリーモデルに仕上がっている。

そんな中でも、AMG ACTIVE RIDE CONTROLサスペンションやリア・アクスルステアリング、アクティブ・エアロダイナミクス・システムなどの高度なコンポーネントにより、ダイナミックな走行性能をさらに研ぎ澄ませた。さらに、前後トルク配分の連続可変が可能なAMG 4MATIC+を初めて搭載。4.0リッター V型8気筒ツインターボエンジンとも相まって、圧倒的なパフォーマンスを発揮する。

また、精巧な複合アルミニウムボディ構造を持つ専用AMGスポーツカーアーキテクチャーにより、2+2シートレイアウトが可能となり、このセグメントのスポーツカーとしては極めて広大な室内空間とラゲッジルームを実現している。

SLS AMG 、初代GT 2ドアクーペ、GT 4ドアクーペ、SLに続く、5番目のAMG独自開発モデルとなる新型メルセデスAMG GTクーペ。今回もAMG本社のあるアファルターバッハ開発陣が誇る、優れた技術ノウハウを誇示するモデルとなっている。

専用開発のボディシェルを採用

新型GTクーペのボディシェルには、メルセデスAMGが開発したまったく新しい車両アーキテクチャーを採用している。軽量なアルミニウム複合シャーシにより最大限の剛性を生み出すもので、精度の高いドライビングダイナミクスや優れた快適性、最適なパッケージング、それにスポーティなボディプロポーションを実現するベースとなっている。

さらに新型GTクーペのボディシェルアーキテクチャーは、2+2シートを採用するための基本レイアウトと多種多様な駆動システムへの対応、AMGならではのドライビングパフォーマンスを実現すると同時に、快適性や安全性に関するメルセデス・ベンツの厳しい基準の両方を満たす必要があった。

そこでアルミニウム、スチール、マグネシウム、繊維複合材を使用した材料の組み合わせによって、重量を抑えつつ可能なかぎり最も高い剛性を実現した。同時に、快適性および安全性に関する先進の機能・装備を搭載することも可能とした。

その結果、ボディシェルのねじり剛性は先代比で18%向上し、横軸の剛性は50%、縦軸の剛性は40%高くなっている。シャーシ剛性の向上は極めて正確なハンドリング特性を実現。ドア及びボンネット、テールゲートを除いたボディシェルの重量はわずか270kgとなっている。

モデル全体のコンセプトとしては、重心が可能なかぎり低く保たれるよう考えられている。パワートレインとアクスルの接続部を低い位置に置いていることや、剛性面で重要なコンポーネントをボディシェル構造内に配置しているのはそのため。

具体的な例としては、フロントおよびリアセクションとセーフティパッセンジャーセルの接続部が曲げ強度やトルク剛性に優れていることが挙げられる。これは、力の伝達経路を徹底して可能なかぎり低い位置とすることで実現した。

そしてMIG 溶接、レーザー溶接、パンチリベット、ブラインドリベット、MIG ハンダ、ボンドシーム、フロードリリングスクリューといった最新の接合方法とそれらに必要な精密な機械によって、ボディシェルの品質が最高水準にまで高められた。隙間の寸法や曲率、接合部の経路についても同様となる。また、この新しいボディシェルアーキテクチャーは、多くの面で法的要件を超える、社内の厳しい衝突関連要件をすべて満たしている。

なお、こうした厳格な品質基準にもかかわらず、デジタル開発に使用したソフトウェアの品質が高かったため、シャーシプロトタイプの実物がなくても量産用機械の製造をスタートさせることが可能となった。また、事故時のパッシブセーフティにとってきわめて重要な、いわゆる構造確認車両は、すでに初回の実際の衝突テスト時から厳格な社内要件を満たしていた。

メルセデスAMG GTクーペ初のAMG 4MATIC+を搭載

特別な改良が施された4.0リッターV型8気筒ツインターボエンジンは、AMGスピードシフトMCT 9速トランスミッションとの組み合わせによって、高出力と高効率を両立。また、メルセデスAMG GTクーペとして初めて四輪駆動システムであるAMG 4MATIC+を採用し、トラクションの大幅な向上に寄与している。

アファルターバッハにて「One Man, One Engine」の原則に則って生産される4.0リッターV型8気筒ツインターボエンジンM177は、最高出力585PS(430kW)、最大トルク800Nmという圧倒的なパフォーマンスを発揮。

このM177エンジンは、SクラスやGクラスなどの63モデルにも搭載されているが、新型メルセデスAMG GTクーペへの搭載にあたり、新たなオイルパンや搭載位置を変更したインタークーラー、アクティブクランクケースベンチレーションなど、数多くの改良が施されている。また、3系統の冷却システムを搭載。エンジン本体及びターボチャージャー用、トランスミッション、エンジンコントロールユニット及びインタークーラー用、エンジンオイル用に備えられた各システムが、ハードなサーキット走行時においてもドライブトレインを常に最適な温度に保つようになっている。

トランスミッションには、AMGスピードシフトMCT 9速トランスミッションを採用。一般的なトルクコンバータに代わり湿式多板クラッチを採用した設計は軽量かつ低慣性でレスポンスに優れ、ドライバーのアクセル操作に瞬時に反応するマニュアルトランスミッションのようなダイレクト感が魅力となる。また、レーススタート機能も備えており、発進加速性能を最大限に引き出すことができ、0-100km/h加速は3.2秒となっている。

さらに、前後トルク配分の連続可変が可能なAMG 4MATIC+を採用。走行状況やドライバーの操作に応じて前後トルク配分を50:50~0:100の間で連続可変させる。これにより、トラクション重視の4WDと純粋なFRをシームレスに切り替える。しかもインテリジェントな制御システムが状況に応じて理想的な前後トルク配分を計算するため、最適なトラクションを確保することができる。

そして物理的限界付近までトラクションを最大化することが可能となり、ドライ/ウェット/スノーなどいかなる路面状態であっても走行安定性/走行安全性を高める。なお、ドリフトモードでは前後トルク配分が0:100の完全なFR固定状態で走行することができる。

関連情報:https://www.mercedes-benz.co.jp/passengercars/models/coupe/amg-gt-2-door/overview.html

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