Menu
  • Top
  • Cars
  • マクラーレンのスーパーカー哲学を体現した究極の形「W1」
Cars
2024.11.23

マクラーレンのスーパーカー哲学を体現した究極の形「W1」

マクラーレン・オートモーティブは、2024年11月13日、マクラーレン史上最強のスーパーカー「W1」を日本で公開した。この「W1」は、史上最も偉大な2台のスーパーカー「F1」と「P1」の遺産を受け継ぎ、究極のパフォーマンスを追求する「1」モデルの系譜に新たなページを刻むモデルとなる。「W1」は、その圧倒的なパワー、革新的なダイナミクス、そして先進的なデザインで、スーパーカーの新たなベンチマークを確立する。

今回のジャパン・プレミアは、アジア太平洋地域ディレクターのシャーロット・ディクソン氏のブランドプレゼンテーションから始まった。彼女は、「W1」はマクラーレンの革新と技術の結晶であり、最高のドライビング・エクスペリエンスを提供することを目指していることを強調した。

続いてシャーロット・ディクソン氏と本国イギリスの最高デザイン責任者(CDO)であるトビアス・シュールマン氏による「W1」のアンベールの後、プロダクトマネージャーのヘザー・フィッチ氏がプレゼンテーションを行い、「W1」の開発における理念や技術的な革新について詳細に語った。ヘザー・フィッチ氏は、「W1」の設計理念を総称して以下のように表現している。

「究極のスーパーカーを定義する4つの原則—あらゆる場所で圧倒的なパフォーマンス、圧倒的な最高出力、ドライバーとの一体感、そしてドラマチックな存在感」

なお、「W1」は399台のみ製造され、すべて売約済みとなっている。

「W1」とは?

 マクラーレンに息づく世界チャンピオンのマインドセットから生まれ、真のスーパーカーを定義する理念に基づくモデル。新しい至高のV8ハイブリッド・パワートレインは、マクラーレン史上最大の最高出力1275PSで、主要な競合モデルをすべて凌駕する性能を備えている。新設計のMHP-8型V8内燃エンジンは、最高出力928PSで、マクラーレンエンジン史上最高の出力233PS/Lを誇り、最高回転数は9,200rpm。出力密度の高いEモジュール。最大347PSを生み出し、電気モーターとコントロール・ユニットの一体化で軽量化とパッケージングの最適化を実現した。世界最先端を誇るマクラーレンの軽量エンジニアリングによって、重量を1,399kgに抑え、クラス最高にしてマクラーレン・スーパーカー史上最高のパワーウェイトレシオ911PS/tを実現。

 F1から着想を得たグラウンド・エフェクト・エアロダイナミクスとマクラーレン・レース・モードの融合。公道からサーキットへ、走行特性が劇的に変化する、世界初の機能を搭載。ライドハイトはフロントで37mm、リアで17mm ダウンし、最大1,000kgのダウンフォースを実現している。また、公道走行可能なマクラーレン・モデルで最も先進的なアクティブ・エアロパーツを装備。後方に300mm展開する「マクラーレン・アクティブ・ロングテール」リア・ウィングを含め、革新的エアロダイナミクスで複数の特許を出願している。

 加速とラップタイムは、公道走行可能なマクラーレン・モデル史上最速。直線では0-300km/h(186mph)加速でSpeedtailを上回り、マクラーレンが基準とするサーキットではMcLaren Sennaのラップタイムを3秒短縮するという、2つの驚異的な記録を達成した。0-200km/h(0-124mph)は5.8秒、0-300km/h(0-186mph)は12.7秒を切る驚異の加速力を誇り、最高速度は350km/hに電子的に制限している。最高出力1275PS、最大トルク1340Nmをマクラーレンのトレードマークである後輪駆動で操るピュアな一体感。これを、レース企業のマクラーレンだからこそ可能な驚くべきF1のノウハウで実現した。

 究極のドライビング・エクスペリエンスを提供する新サスペンション。レース・モードを備える「マクラーレン・レース・アクティブ・シャシー・コントロールIII」は、公道とサーキットの両方で圧倒的な性能を発揮する。「マクラーレン・ハイドロリック・パフォーマンス・ステアリング」と油圧式ブレーキによる至高のフィールとフィードバックによって、スーパーカーの真の衝撃を実現。Eリバースを備える新型8速トランスミッションには新しい油圧式を採用。Eディファレンシャルを搭載している。

 W1専用のカーボン・ファイバー製モノコック「マクラーレン・エアロセル」と「マクラーレン・アンへドラル・ドア」は空力性能を念頭に最適化されたモータースポーツ技術の結晶。F1から取り入れたフロント・サスペンションをエアロセルに直接マウント、フロント・アームは外部から視認可能となっている。主要コンポーネントは3Dプリントとチタン製コンポーネントの活用で最大限に軽量化に貢献している。

 公道でもサーキットでも、スーパーカードライバーに比類なき快適さと操作性を提供する人間工学デザインと、クラス最高の視界を実現。エアロセル・モノコックにシートを一体化するユニークな設計により、最高にピュアな一体感を実現した。ペダル、ステアリング・ホイール、主要な操作系が可動し、ドライバーを包み込むコクピット環境を提供している。マクラーレンInnoKnitなど専用インテリア素材をはじめ、マクラーレン・スペシャル・オペレーションズ(MSO)に揃うほぼ無限の選択肢でビスポークが可能となっている。

関連情報:https://cars.mclaren.com/jp-ja/W1

構成/土屋嘉久

Share

Recommended

Ranking

AQ Lounge

『AQ』は、ラグジュアリーなクルマのある暮らしを愉しむ、知的でアクティブな富裕層のためのWEBメディア。
 
「AQ」会員に登録すると、プレゼント応募情報の一覧、プレミアムな会員限定イベント、ブランドのエクスクルーシブアイテムの紹介など、特別なコンテンツ情報をメールマガジンでお届け致します。更に『AQ』のタブロイドマガジンのご案内もあり、送付手数料のみをご負担いただくことでお手元で『AQ』をお楽しみいただけます。
登録は無料です。