ホンダの米国現地法人であるアメリカン・ホンダモーターは、アキュラブランドの次世代EVモデルの方向性を示すコンセプトモデル「Acura Performance EV Concept(アキュラ・パフォーマンス・イーブイ・コンセプト)」を公開した。
今回のアキュラ パフォーマンス EVコンセプトは、プレミアムパフォーマンスブランドであるアキュラの、次世代EVモデルの方向性を示すモデルとして、米国カリフォルニア州のアキュラデザインスタジオで開発された。
ホンダは、アキュラ パフォーマンス EVコンセプトをベースとしたアキュラのSUVタイプのEVモデルを開発し、2025年末から米国オハイオ州のメアリズビル四輪車工場で生産する。このEVは、ホンダが独自に開発した次世代EVプラットフォームを採用する最初のモデルであるとともに、ホンダが北米におけるEV生産のハブ拠点と位置付け現在生産設備の改修を進めている、メアリズビル四輪車生産工場で生産する最初のEVモデルとなる。
なお、このアキュラ パフォーマンス EVコンセプトは、米国カリフォルニア州で行われている、ビンテージカーからレースカーまでさまざまなクルマの集まる祭典、モントレー・カー・ウィークのイベント「The Quail(ザ・クエイル)」および「Pebble Beach Concours d’Elegance(ぺブルビーチ・コンクール・デレガンス)」にて展示されている。
アキュラ パフォーマンス EVコンセプトのアグレッシブなフロントデザインは、スーパーヨットと呼ばれるラグジュアリーな大型ヨットからインスピレーションを得ている。さらにクーペのようなシルエットに、深く彫り込まれた形状のサイドパネルを備え、力強いプロポーションとなっている。
そしてリアのデッキリッドや左右に伸びるテールライト、大きなリアディフューザーは、2代目NSXへのオマージュとしてデザインされている。さらに陰影のある魅力的なボディーは、セミマット調の塗装「ムーンリットホワイトパール」で仕上げられている。
また、アメリカン・ホンダモーター アキュラデザイン・エグゼクティブのデイブ・マレック氏は以下のようにコメントしている。
「アキュラ パフォーマンス EVコンセプトは、次世代のEVプラットフォームによって可能となるデザインの自由度を最大限に活用し、アキュラのデザインの可能性をさらに広げます。これまでのコンセプトモデルと同様、アキュラ パフォーマンス EVコンセプトから多くのデザインテーマが生まれ、今後のアキュラモデルに採用されていきます」