ベントレーは、次世代の新型「フライングスパー」に、最高出力782PSの新パワートレイン「ウルトラ パフォーマンス ハイブリッド」を搭載することを発表した。この新パワートレインが次世代型「フライングスパー」をベントレーの105年の歴史の中で最もパワフルでダイナミックな車両へと導く後継モデルとなる。
この新パワートレインは、4.0リッターV8ツインターボエンジンと、パワフルかつコンパクトな電動モーターの組み合わせにより、最高出力782P、最大トルク1000Nmを発揮。これにより、次世代型「フライングスパー」は、現行の 「フライングスパー スピード」 に比べて約150PSのパワーが向上。スーパーカー並みの圧倒的なパフォーマンスながらも、静かで快適な電動ラグジュアリーまでフレキシブルに対応し、ベントレーの未来を象徴するパワートレインとなる。
また、パワフルさと静かさを保ちながら、45マイル以上の無音の電動走行が可能となり、CO2排出量が40g/km以下、総航続距離は500マイル以上を実現したグランドツアラーの真骨頂となる。
この新型「フライングスパー」に関する情報は、改めて発表するとしている。
この新パワートレインは、クラストップの内燃エンジンに技術を加えて性能を向上させるというベントレーの伝統を受け継いでいる。1920年代のスーパーチャージャーは、1980年代から現在にかけてのターボチャージャーの先駆けだった。そしてベントレーは、さらに一歩先をゆき、パワフルなハイブリッドシステムを用いた“エレクトロチャージャー”によって、ベントレーの105年の歴史の中で最も技術的に進んだパワートレインを実現。
新システムは、現行の「フライングスパー スピード」のW12エンジンに比べ約150PSのパワーと100Nmのトルクを多く提供。V8エンジンと電動パワーの組み合わせにより、エンジニアたちは全回転域でのパワーとトルクの向上を実現することができた。これには、低速から中速域の加速のための電動モーターによる重要なブーストと、高速域でのV8エンジンの性能向上が組み合わさっている。さらに排気音の開発にも多くの時間と資金が投資され、クロスプレーン特有のクオリティが強調されている上に、人工的な電子的補強は一切使用されていない。
関連情報
https://www.bentleymotors.jp/
構成/土屋嘉久