ロータスは、2024年7月11日（木）～7月14日（日）に開催されたグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで、待望のハイパーGT「エメヤ」と、革新的な「エヴァイヤX」の2つのダイナミックなモデルを英国でデビューさせる。ラグジュアリー、パフォーマンス、最先端テクノロジーの最前線に立つこの2つのモデルは、ロータスにとって新しい時代を告げるものであり、電動化における卓越性と革新の継続的な追求を強調するものとなる。

ロータスの次世代モデルを象徴する2台

イベントの参加者は、フェスティバルの期間中、エヴァイヤXとエメヤが祭典の象徴であるヒルクライムに挑戦する姿を見ることができる。さらに、2,039PSを誇る世界最強の市販車エヴァイヤもスーパーカーレースに参加する予定となっている。

なお、今年のロータス・ブースは、ファースト・グランス・パドックに隣接する新しい場所に設置される。スタンドは、「The Drivers」ソーシャルスペースを中心に、ロータスオーナー専用エリアを設置している。ここには、ロータスの世界選手権でワールドチャンピオンに輝いたタイプ72 F1レーシングカーとタイプ136 ロータスeバイクに加え、エヴァイヤ、エレトレ、エメヤ、エミーラが展示される。

ロータス・アドバンスト・パフォーマンスのエグゼクティブ・ディレクター、サイモン・レーン氏は、次のように語っている。

「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードでロータス・エメヤとエヴァイヤXを初公開できることを大変嬉しく思います。これらのモデルは当社のエンジニアリングとデザイン能力の頂点を極めたものであり、ロータスが誇る革新とパフォーマンスの精神を体現しています。ヒルと当社のブースの両方で、ラグジュアリーカーとハイパーカーの未来に対する当社のビジョンを披露できることを嬉しく思います」

週末を通じて、ロータスのブースは活気に満ちた場所となり、著名なジャーナリスト、司会者、そして自動車愛好家であるナターシャ・バード氏が司会を務めるQ&Aで賑わう予定。バードは自動車業界の著名な女性たちにその経験について疑問を投げかけ、パフォーマンスカーの魅力をより幅広い世代に伝える方法について重要なディスカッションをリードする。

ナターシャ・バード氏は、以下のように述べている。

「自動車とモータースポーツの展望を再定義している先鋭的な女性たちをホストし、おしゃべりできることをとても楽しみにしています。彼女たちの情熱、革新性、技術、リーダーシップは、バリアを打ち破るだけでなく、業界をさらに発展させる原動力となっています。今年のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで、彼女たちの功績を称え、そのストーリーを共有できることを光栄に思います」

■エメヤとは

エメヤは、ドライバーのためにデザインされたロータス初のエレクトリック・グランド・ツアラー（GT）。ロータスの豊かな歴史と、スポーツカー並みのパフォーマンス、そして最新のテクノロジーを結集し、EV車の新たなベンチマークを打ち立てた。

・0-100km/h加速は2.8秒以下で、世界最速のエレクトリックGTのひとつ
・このクルマは、400kW（600A対応）のDC急速充電器を使用し、10～80％の充電を14分で行うことが可能で、現在入手可能なEV車の中で最も急速充電が可能なクルマのひとつ
・パワフルで効率的かつ洗練されたオール電動パワートレインは、性能、応答性、航続距離の完璧なバランスを実現し、WLTPの最大航続距離は610km

エメヤは、2024年に生産が開始され、中国では3月から、日本では2024年末から顧客へのデリバリーが開始される予定。

■エヴァイヤとは

初のオール・エレクトリック・ブリティッシュ・ハイパーカーとなるエヴァイヤ。最初の顧客への納車は、2024年1月に開始され、ユーザー向けの包括的なパーソナライゼーションおよび体験プログラムが含まれており、英国ヘセル​​にあるロータスの有名な本拠地で設計、エンジニアリング、手作業で製造されている。

・出力2,039PS/1500kWは、世界で最もパワフルな量産ロードカー
・0-100km/hは2.56秒、最高速度は350km/h
・超軽量カーボンファイバー製モノコックにより、市販EVハイパーカーとしては世界最軽量の1,895kgを実現
・WLTPコンバインド・サイクルで314kmの航続距離を実現
・ミッドマウントのバッテリーパックは、ロータスのミッドエンジン・スポーツカーを彷彿とさせるレイアウト
・世界初のメイン＆ディップビーム・レーザー・ライティング・テクノロジー

関連情報：https://www.lotus-cars.jp

構成／土屋嘉久