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2026.05.02

ジャガーが特別なリブリーを施したフォーミュラEマシン「JAGUAR GEN4 PROTO_TYPE」をテストイベントで公開

JAGUAR TCS RACINGは、2026年4月21日、22日(現地時間)にポール・リカール・サーキットで開催されたフォーミュラE GEN4アンリーシュド・テストイベントにて、テスト車両用の特別なリブリーを施したGEN4開発車両「JAGUAR GEN4 PROTO_TYPE」を一般公開した。

シーズン13の開幕に向けて、JAGUAR TCS RACINGの最先端かつ最もサステナブルなレーシングマシンの開発が進むなか、「JAGUAR GEN4 PROTO_TYPE」は、フォーミュラEにおける技術革新の驚異的なスピードを体現している。その特別なリブリーには、ジャガーのGEN1から、GEN2、GEN3、GEN4の車両がアイコニックなモナコ市街地サーキットを舞台にしたシミュレーション速度データトレースが描かれている。これらのデータトレースの一部は、各世代のマシンがモナコの有名なトンネルを抜けてヌーベル・シケインに向かう際の最高速度を示している。

JAGUAR TCS RACINGの最先端ドライバー・イン・ザ・ループ・シミュレーターから得られたデータによると、高ダウンフォース仕様の600kW出力の「JAGUAR GEN4 PROTO_TYPE」は、トンネルを抜けてシケイン手前でブレーキングに入る前に、最高速度277km/hに達すると予測されている。これは、同チームの現行マシンである「I-TYPE 7 GEN3 Evo」(350kWモード時で245km/h)よりも30km/h以上速く、シミュレーター上ではGEN1車両(199km/h)よりも80km/h近く速いデータとなっている。

また、GEN4マシンは有名なモナコ市街地コースを254km/hで周回することも可能で、これは、GEN3 Evo(222km/h)よりも32km/h速く、ジャガーのGEN1(179km/h)より75km/h速くなっている。

フォーミュラE史上最多となる25勝と33回の表彰台獲得という実績を持つJAGUAR TCS RACINGは、統計的に最も成功したチームといえる。JAGUAR TCS RACINGは、2024年のチーム・チャンピオンシップおよびマニュファクチャラーズ・チャンピオンシップの両方でタイトルを獲得した。シーズン13~16から、2030年まで続くGEN4に至るまで、JAGUARはフォーミュラEの全世代でレースに参戦することになる。

まったく新しいGEN4レーシングマシンは、モータースポーツに革命をもたらすことが期待されており、フォーミュラE 2026/27シーズンへの投入は、EVイノベーションにおいて大きな飛躍となる。

GEN4は、パフォーマンスと技術の両面において大幅な向上が見込まれており、レース時の最高出力は現行のGEN3 Evoの300kWから450kWにパワーアップ。また、クオリファイセッションおよびアタックモードでは、現行レギュレーションと比較して250kW増となる600kWの出力が利用可能になる。

クオリファイセッションおよびレースの全フェーズにおいてパーマネント・アクティブAWD(全輪駆動)システムを搭載し、フロントアクスルへの出力が現行の5倍になる世界初のGEN4マシンは、700kWの強化型回生ブレーキ、ブリヂストン製の新しいドライおよびウェットタイヤ、そして2種類の専用エアロダイナミクス・ボディワーク構成も備えている。特にクオリファイセッション用の高ダウンフォース設定における空力性能の向上は、最高速度とピークパフォーマンスの向上を実現する。

GEN4のマニュファクチャラーの開発範囲は、モーター、インバーター、ギアボックス、リア・サスペンション、アクティブ・リア・ディファレンシャル、冷却システム、ドライブシャフト、電気ハーネスの設計および統合に加え、JAGUAR独自のソフトウェアと制御システムが含まれる。そして、GEN4ではその範囲が拡大され、新たにフロントおよびリアのブレーキ・バイ・ワイヤシステムとDC/DCコンバーターシステムの開発も含まれるようになった。

JAGUAR TCS RACINGのGEN4への取り組みは、JAGUARの「Race to road(レースで得た知識や経験を市販車へ)」という技術移転戦略の重要性を改めて示すもの。サーキットで実証されたハードウェアおよびソフトウェア技術が、次世代のJAGUARのEVの開発にいかされる。GEN4におけるマニュファクチャラーの開発範囲の拡大によって、サーキットでの技術開発の可能性がさらに広がり、将来、公道でジャガーを運転するユーザーに実質的なメリットをもたらすことにつながる。

チームがまったく新しいGEN4に向けて準備を進めるなか、JAGUAR TCS RACINGの信頼できるパートナーやサプライヤーの強固なネットワークは、サーキット内外におけるチームの成功において、今後も重要な役割を果たしていく。

JAGUAR TCS RACINGチーム・プリンシパルを務めるイアン・ジェームス氏は、以下のように述べている。

「フォーミュラEのエキサイティングな新時代に向けて準備を進めるなか、『JAGUAR GEN4 PROTO_TYPE』を発表できとても嬉しく思います。このユニークなテスト車両用リブリーは、JAGUAR TCS RACINGのフォーミュラEにおける歴史を反映しているだけでなく、10年にわたるレース活動を通じて成し遂げられた技術と、パフォーマンスの飛躍的な進化を象徴したものでもあります。フォーミュラEは、ジャガーがEV技術革新の最前線に立つための理想的なプラットフォームであり、GEN4はチャンピオンシップにとって新たな飛躍となるものです。これらのEVマシンの圧倒的なスピードは驚異的です」

さらにJAGUAR TCS RACINGのテクニカル・インテグレーション・ヘッドであるジャック・ランバート氏は、次のように語っている。

「JAGUAR TCS RACINGの最大の目標は、レースを通じて革新を追求することであり、私たちはEVモータースポーツの最高峰であるフォーミュラEへの参戦を通じて、それを実証してきました。GEN4はJAGUARにとって大きなチャンスです。私たちはマニュファクチャラーとして、レース用パワートレインの自社開発を通じて常に学び続けています。そして、GEN4におけるマニュファクチャラー開発範囲が拡大することで、次世代EVモデルの開発に向けて、EV技術革新の最前線に立ち続けることができます」

関連情報:https://www.jaguar.co.jp/

構成/土屋嘉久

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