ビー・エム・ダブリューは、BMW Motorradのツーリング・アイコンを全く新しいレベルに引き上げた新型「R 1300 RT」の注文受付を、専用ウェブサイトにて開始した。なお納車は、2025年8月下旬以降を予定としている。この新型「R 1300 RT」は、非常に成功した前モデルである「R 1250 RT」の後継モデルであり、ツーリング能力やライディングの快適性といったBMW RTの実績ある特性を引き続き進化させている。デザインが改良され、よりアクセスしやすく、これまで以上にダイナミックであり、さらに、完全に新しいエンジン、シャシー、エアロダイナミクスを備え、ダイナミクス、快適性、ツーリング能力の面でこのセグメントの最高の要求に応えるライディング体験を提供する。
そして新型「R 1300 RT」のコンセプトでは、風や様々な天候から保護するために、調整可能なサイドトリムがデザインに均一に統合されている。これにより、都市部での渋滞や高温の国道での走行時でも、ライダーに常に適切な新鮮な空気を供給し、高速道路走行時には風や天候から非常に効果的な保護を提供する。
また、理想的なエルゴノミクスと装備により、快適でダイナミックな旅行とツーリングが可能となっている。ライディングをさらにダイナミックにするという野心を反映しており、よりアクティブなライディング・ポジションの創出に焦点が当てられている。したがって、新型「R 1300 RT」のハンドルバー、フットレスト、シートで形成されるエルゴノミクスの三角形は、ライダーを前方に配置するように設計されている。これにより、前方からのフィードバックが改善され、ダイナミックなライディング中の制御性がさらに向上している。同時に、よりアクティブな座位でも、パッセンジャーと共にリラックスしたツーリングやクルージングが楽しめる。
さらに「R 1300 RT」のシャシーは完全に再設計されており、鋼製のシート・メタル・メイン・フレームとアルミニウム製のリア・フレームが特徴的となっている。新しいシート・メタル・メイン・フレームは、よりコンパクトなパッケージングのための設置スペースの最適化に加え、前モデルよりも高い剛性を提供している。加えて再設計の過程で、リア・フレームも完全に再考されている。以前のチューブ状の鋼構造に代わり、新しい「R 1300 RT」は、アルミニウム製のラティスチューブ・リア・フレームを採用している。コンパクトなドライブ・ユニットと組み合わせることで、新しいシャシーのデザインは、全体の重心に向けた質量の集中を実現し、顕著なハンドリングの利点をもたらしている。同時に、新型「R 1300 RT」は、ブレーキング時にさらに正確で安定し、ライディングに必要な努力が明らかに少なくなり、サスペンション要素の応答もさらに満足のいくものとなっている。
関連情報:https://www.bmw-motorrad.jp/ja/models/tour/r1300rt.html
構成/土屋嘉久