ビー・エム・ダブリューは、2024年6月27日、4シリーズ クーペの新型モデル(一部改良)および4シリーズ カブリオレの新型モデル(一部改良)の販売を開始した。
このBMWの4シリーズは、プレミアム・コンパクト・セグメントにおけるスポーツセダンの代名詞である3シリーズの派生モデルとして、2013年に初代モデルが誕生した。クーペモデルならではのスポーティでエレガントなデザインに加え、スポーティかつダイナミックな運動性能を実現している。2020年には第2世代に進化し、今回発表の新型モデルは、第2世代の一部改良モデルとなる。
なお4シリーズ クーペ、カブリオレ共に、BMW M社が開発する高性能マシンMモデルの内、サーキットで培われた技術を余すことなく取り入れ走行性能を高めたMパフォーマンス・モデルをラインアップしている。
新型4シリーズ クーペ、カブリオレは、従来モデルと比較し、ヘッドライトに新デザインのLEDヘッドライトを採用し、M440i クーペ xDriveおよびM440i カブリオレ xDriveのMパフォーマンス・モデルにおいては、赤で塗装されたMスポーツ・ブレーキ、黒で塗装されたリア・スポイラーを採用し、フロント周りで採用されていた従来のセリウム・グレーでの加飾部分をブラックとし、さらに、ヘッドライト内の光機部をブラック・アウトすることで、精悍なイメージを際立たせている。
またM440i クーペ xDriveおよびM440i カブリオレ xDriveのインテリアにおいては、Mハイ・パフォーマンス・モデルのM4同様に、MカラーがアクセントとなるMシート・ベルト、ステアリングにMカラーのステッチ、ステアリングの12時部分を赤くマーキングすることで、Mモデルらしいスポーティなインテリアを実現している。
そして新型4シリーズ クーペ、カブリオレ共に、従来同様に、最新世代の安全機能・運転支援システムが搭載されている。高性能カメラ&レーダー、および高性能プロセッサーによる高い解析能力の最先端運転支援システムの装備により、高速道路での渋滞時において、ドライバーの運転負荷を軽減し安全に寄与する運転支援システム「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」が装備され、一定の条件下において、ステアリングから手を離しての走行が可能となっている。
さらに最先端の運転支援システムに加え、最新世代のコネクティビティも有し、「OK, BMW」と話し掛けることで、車両の操作、目的地の設定等が可能である。加えてApple CarPlayへの対応、スマートフォンで事前に検索した目的地を車両に送信する等、利便性が大幅に高められたモデルとなる。
また、BMWデジタル・キーの標準装備により、車両のキーを持たずとも、対応のスマートフォンをドア・ハンドルにかざすことで、車両のロック解除/施錠、さらには、指定の場所にロック解除に使用したスマートフォンを置きスタート・ボタンを押すことで、エンジンの始動も可能となっている。
構成/土屋嘉久