レクサスは「GX550」の発売を開始した。今回の販売開始に際し、先行で発売したOVERTRAIL+に加え、全ての乗員へ上質な移動を提供する7人乗りの「version L」を国内向けに新規設定する。このGXは、2002年から北米を中心に販売を開始した。ボディオンフレーム構造のSUVとしての高い走破性と、レクサスの特長である内外装の上質な仕立てを両立し、いかなる環境でも、快適な移動体験を提供し、世界の約30の国と地域で2025年2月末までに累計約40万台を販売しているモデルだ。
今回のGX550は、車両開発コンセプトを「ザ・プレミアム・オフローダー」として、過酷な悪路から街中の舗装路に至るまで、ユーザーがクルマと共に過ごす様々なシーンで心高まる体験を提供。GA-Fプラットフォームの採用や、静粛性と出力、燃費を高次元でバランスさせたV6ツインターボエンジンの搭載など、洗練された基本性能のほか、オフロード走行性能を追求したパッケージングや、路面追従性を向上させるE-KDSS(Electronic-Kinetic Dynamic Suspension System)などによる高い悪路走破性を実現。さらに、オンロード走行性能では、各部位の高剛性化やEPSの採用などによりもたらされるリニアなステアリング応答性など、本格オフローダーでありながらもレクサスらしい乗り味を実現した。
そのエクステリアデザインでは、高い走行性能に寄与する「機能的本質や動的性能に根差したプロポーションと独自性を追求したデザイン」を表現。高い走破性と冒険心をくすぐる外観でありながらも、あらゆる道でドライバーが快適に運転できるデザインとしている。インテリアにおいては、オフロード走行時の全方位における視認性などの機能性に配慮しつつ、使い勝手に優れた様々な機能を備え、どのような環境の中でも、ユーザーへ安心感をもたらすモダンで快適な室内空間を提供する。
本格オフローダーとしての高い耐久性・信頼性に寄与するGA-Fプラットフォームを採用し、上質な走りを実現する高出力・大トルクの3.5L V6ツインターボガソリンエンジンを搭載。また、サスペンションジオメトリの最適化による優れた車両安定性を実現しており、レクサスらしい走りを支えるボディの高剛性化が注目されている。
また、世界中の厳しい環境下で鍛え上げられた悪路走破性の進化を構成しているのが、最適なパッケージング、伝統のリヤリジッドサスペンション方式と長いホイールアーティキュレーションによる高い路面追従性、不要な路面情報の伝達を抑制し、運転により集中できる電動パワーステアリングシステム(EPS)、そして悪路でもドライバーの意図通りにコントロールしやすいアクセル・ブレーキの優れた応答性だ。
また、ボディ剛性向上とEPSの採用による軽快ですっきりとした操舵感や、上質な乗り心地、長時間移動でも疲労を最小限にするトップレベルの静粛性もこのオフローダーの特徴となっている。
さらに、タフでモダンなプロポーションとオフロード走行機能に根差したエクステリアデザインや「森の中にたたずむ、デジタル環境を完備したモダンで快適な別荘」をイメージしてデザインされた、乗員が心から安らげる室内空間も他のオフローダーとは異なる魅力となっている。